pfaelzerweinさんコメントへのレス
「ヒポクラテス『古い医術について』(前編)」なる記事にいただいた、御馴染みのpfaelzerweinさんのせっかくのコメント。
当然ながら、レスをしたのだが、なぜか、小生のレスがスパム扱いになって、弾かれてしまう。
← 先月末、うっすら雪化粧。今冬、最後の降雪かなと、しみじみ(余裕で?)眺めていた。が、なんと、今日(水曜日)も、積もることはなかったが、日中、霙や雪。夕方からは、もしかしたら本格的な雪となった。木、金と雪だるまマークが出てしまっている。しかも、寒い!
よほど、小生のレスの内容が稚拙なのか、それとも、何か禁句のような言葉が混じっているからなのか、真相は分からない。
このままコメントに対してレスをしないのは、心苦しいし、悔しくもあるので(自分のコメント(レス)がスパム扱いだなんて、不可解!)、小生のレスを一つの記事に仕立てることにする。
あくまでレスなので、お喋り調になっていますが、ご容赦を。
(そもそも、pfaelzerweinさんのせっかくのコメントは、いつも含意が深いので、ピントがずれているだけじゃなく、まともにレスもできていないのは、見られる通りである。)
小生が読み過ごしたのかもしれませんが、そもそもヒポクラテスは、何処での観察に基づいて、水(と土地)についての考えを抱くようになったのでしょう。
ギリシャ? 地中海世界? アフリカ? 彼の生まれたエーゲ海のコス島? あるいは、何かの地誌や見聞録からの知見?
小生にはギリシャについて(も)、疎いので、ネットからの情報を参照します。
ネット検索したら、下記のサイトが浮上しました:
「ギリシャ・ローマの自然に関する思想」
ヒポクラテスに限らず、古代ギリシャの思想家らが活躍する頃には、すでに、もともとは青々としていた森林が、見る影もなくなってしまっていたとか。
樹木信仰のあった古代ギリシャとかで、森林が借り倒され、文明を高度に発展させるため(人口の急激な増加、造船、放牧、燃料としての薪、度重なる戦争などなど)、さらに樹木が伐採されていって、最後には、我々には馴染みとなっている、更地じゃないけれど、土が露呈し乾ききっているような、樹木どころか雑草さえ、生えそうにないような痩せた土地に成り果ててしまった。
オリーブやブドウの木などがかろうじて、必要に迫られて栽培されていたのかな。
当時のギリシャの土壌は、表面の肥えていたはずの土が痩せてからは、一体、どんな状態(性質)の土壌だったのか。
火山性の土や岩の成れの果て?
表面の薄い土の下は、石灰岩的な地層が迫っていたのでしょうか。
かのプラトンも『クリティアス』において、森林破壊と土壌浸食の影響に警鐘を鳴らしていたとか。
→ 「ギリシャ最高峰、オリンポス山 」 (画像は、「ギリシャ - Wikipedia」より)
「ギリシャは工業国で金属器(貨幣なども含む)を各地に輸出していた」とかで、容易に想像が付くように、「紀元前4世紀~5世紀にはもう木々が枯れたり周辺住民に健康被害が出ていたとされている」とか。
大気汚染も相当なものだったとも。
古代ギリシャの都市の周辺がこんな惨状では、空気も汚れ、雨水も雪も、劣悪な水だという理解に至るのも、当然なのかな。
自然の水はほどほどに、といったところで、蒸留水やら輸入の水に頼るわけにもいかず、汚染された水を、生水か煮沸されて煮詰まった湯かは別にして、当時の天然の水を飲むしかなかったのでしょうね。
文明とは、環境破壊とほぼ同義、というのは安易過ぎるとしても。
…それにしても、なぜ、ブログ主のコメント(レス)がスパム扱いになるのか!!??
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