病院で鑑賞した美術作品(前編)
今日も、小雪がちらつくことはあったが、降り積もることはなかった。
でも、寒さが厳しく、日中でも路面が凍り付いていた。
当然、根雪が溶けてくれることもなく。
← 山根須磨子作『樹下夢幻譚』(116.7×116.7cm) この作品は、この病院の外来に来るたびに眺めた。本ブログでも、何度か本作品を掲載させてもらった。入院前、診察のため通ったフロアーは四階なのだが、この絵があるのは、三階なのである。この絵は、無論、額装されているが、ガラスで覆われてはいないので、フロアーの照明などで絵の何処かしらが、明かりの反映で見えづらいということがない。美術にも疎い小生で、山根須磨子氏のことは全く知らなかった。少なくとも京都など関西では有名な方らしい。「第77回 独立展・芝田米三賞」などを受賞されている。同氏の素顔の一端については、たとえば、「キョウノイチマイ/その54 キョウノイチマイ:セイカビジュアル」など参照。
まあ、冬の真っ最中なのである。積雪が増さなかっただけでも、ありがたいと思わないといけないだろう。
そんな降雪のない日でも、除雪作業。
というのも、屋根から落ちて積もっている雪を少しでも片付けたいのだ。
スコップで雪を掬って、日の当たる場所へという作業を黙々と、そして延々と。
→ 作者・作品名不明 なんとか綺麗に撮りたかったのだが、どんな角度から撮っても、フロアーの照明や自動販売機の眩しい照明が映ってしまう。まあ、美術館じゃないのだから、そこまで気を使っての展示は望めないのだろうけど。…というか、小生のように、作品を撮影しようという変り種もいないってことか。
さて、今日は、病院で鑑賞した美術作品の数々を紹介したい。
といっても、小生の不手際もあり、弁解すれば展示されているフロアーの照明が額のガラス面に映り込んだりして、なかなか作品本来の質感や細部の微妙なタッチを伝えきれない恨みは大いにあって、情けないし、申し訳なく思う。
← 作者・作品名は不明。画像を拡大したら、判読できるかもしれない。作品名は、「古都達観」だろうか? やはり、額のガラス面に照明が映って、うまく撮れない。
作品の多くは(もしかしたら全てかもしれない)、作者本人あるいは家族(遺族)からの寄贈品のようである。
できることなら、病院内の全ての作品を撮影したかったが、病棟(研究棟)の多さに、参ってしまった。
→ やはり、作者・作品名は不明。横着しないで、メモしておくべきだった。何故かフロアーの照明が映りこまない。
鑑賞を楽しみきれたとは言いがたいが、退屈になりがちな入院生活にあって、読書に倦んだとき、あるいは運動不足を少しでも解消するため、院内の散策の際には、美術作品を探して回ること自体が楽しみだったとは言えそう。
← これまた、作者・作品名は不明。ええ、メモを怠ったせいです。画像を拡大(クリック)したら、判読できる? 間近で眺めると、静物画の濃密な描き込みが分かるはずなのだが、この画像では、よさも何も分からず、申し訳ない。
冒頭の山根須磨子作『樹下夢幻譚』などは、休憩所の壁面に展示してあり、自動販売機でホットなココアを買い求め、体を温めつつ、絵で心を暖めよう、なんてしていたような…。
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