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2010/11/27

ゴッホのこんな世界(後編)

 実際、本書(徐京植著『汝の目を信じよ!』(みすず書房))では、日本では主流どころか、支流のまた傍流扱いといった重苦しい絵画(画家)が次々と紹介される。

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← Vincent van Gogh 「The Dance Hall in Arles,」 (Oil on canvas 65.0 x 81.0 cm. Arles: December, 1888) 何処か、ムンクを思わせるタッチ。どうしてこんな絵を、こんな場面を描いたのだろう。随分、遠い世界に感じられるのに。間違っても頼まれて描いたはずもないし。

 日本の(よく言えば)洗練された、幽玄の境を行くような(たとえば、東山魁夷とか千住明とかを思い浮かべてもいい)、品位に満ちた、銀行や大企業の、あるいは何かの公式なレセプション会場の大きな壁面を飾るに相応しいような絵画とは、程遠い世界。

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2010/11/26

ゴッホのこんな世界(前編)

 ある本を読んでいたら、フィンセント・ファン・ゴッホ(Vincent van Gogh)のことが話題になっていた。
 その本とは、徐京植(ソ・キョンシク)著の『汝の目を信じよ! 統一ドイツ美術紀行』(みすず書房)である。
 本文もだが、併収の矢野静明との対談が刺激的だった。

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← Vincent van Gogh 「Montmartre」 (Canvas on panel 43.6 x 33.0 cm. Paris: Autumn, 1886) ちょっと見ただけだと、ゴッホの絵画とは思えないかもしれない。はるかな世界への眼差し。

 フィンセント・ファン・ゴッホについて、いまさら紹介するまでもないし、小生の感想など、誰も聞きたくないだろう。

 今日は、ゴッホの絵の数々を見ながら、気まぐれにほんの少しだけ、思い出に耽ってみる。

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2010/11/25

自宅で入浴 ? !

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→ 数日前、銭湯帰りに通りかかった公園にて。造成中のこの公園でよく夕焼け(夕景)などを撮影したものだが、出来上がってからは、滅多に撮れない。家族連れやお年寄りのゲートボール場で、小生の出向く場所じゃなくなった。でも、たまには人影が疎らな時もあるので、急いで夕暮れ間近な公園を撮ってみた。…もしかしたら、自宅でお風呂に入れるようになるかもしれない。「スーパー風呂バンス1000」という名のお風呂保温ヒーターを買うのだ。浴槽に溜めた水を沸かすこともできるし、保温も出来る。庭仕事などをやると(冬になれば雪掻きも加わる)、汗だくになる。そのたび銭湯へ行くより、自宅で風呂に入ったほうが安上がり。銭湯からの帰宅の途次での(風呂上りの)湯冷めも避けられるし。うまくいけば3年で元が取れる…はず。


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2010/11/24

ヤーコブ・イサークスゾーンの地獄業景

 サイモン・シャーマ 著の『レンブラントの目』(高山 宏 訳 河出書房新社)をこの十日間、ちびりちびりと読み続けている。

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← Jacob van Swanenburgh (ヤーコブ・ファン・スヴァーネンブルフ Leiden c.1571-1638) 『Hell(地獄業景)』(oil on copper 48.8 x 71.1 cm.)

 何年か前、同じ著者の『風景と記憶』(高山 宏 /栂 正行 訳)を読んで、深く感銘を受けたので、本書が出たら、買うつもりでいたのだ。
 幸い、頂いた金券があったので、高くても手が出せたのである。

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2010/11/23

植村花菜さんの『トイレの神様』、なんていい曲なんだ

植村花菜さんの『トイレの神様』、初めて聞いた。なんていい曲なんだ!

 聞いていて、お袋とのことが思い出され、思わず涙してしまった。

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→ エドゥアール・マネ作『バルコニー』 (画像は、「バルコニー - Wikipedia」より)

バルコニーの源流は東南アジアだって。西欧がベランダ。(ブラタモリより)

ベランダとバルコニー - 常識ぽてち」が詳しい。

今日、知った衝撃の事実。富山の図書館では、今年度、予算がなくてCDなどの新規購入はなし、だって!


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2010/11/22

冬の蝶を現(うつつ)に見ん

 今年ほど、里山が話題になった年はないのだろうか。
 年々、失われゆく里山への思いが募っていくようである。

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← つい先日、市街地にある公園の中を通り過ぎた。

 当たり前にあったものが、なくなって初めて分かる掛け替えのなさ。
 しかも、荒廃させ寂れさせるのが人間自身の手によるという皮肉。
 里山もそんな一つに成り果てるのだろうか。

 というわけで(?)、里山に絡む(かどうか分からないが)小文を掲げてみる。


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2010/11/21

ひといろの雪

 今日の午後、畑で土起こし。
 数年前まで我が家の田んぼだったのが、今では人の手に渡り、当面、使う予定がないので、その家の方は近隣の方々に畑としての使用を認めている。
 土地を畑として管理してもらう代わりに、その畑から収穫するものは作業する人たちの自由に。

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→ 我が家の玄関に立つ人を、こんな光景が出迎える。歌麿の浮世絵、我が家の家紋、そして生け花。小生が生けた。誰も見てくれないので、ブログで披露する。壁の汚れは半世紀以上の築年数を物語っている?

 そのうちのほんの一角は、我が家の割り当て。
 けれど、父母共に従前からの畑、そして庭の世話だけで手一杯で、ほとんど放置状態。
 見かねて、近隣の方が、折々、冬瓜やカボチャなどを植えている。
 というのも、荒れ放題になっていて、雑草の根が頑固に蔓延り、今となっては通常の野菜が育たないのだ。
 根っこの縦横無尽な張りようは怖いほど。
 そんな土地だけど、今日、その荒れた畑(もどき)の土を鍬(くわ)で起こし、耕して、雑草の根っこを可能な限り断ち切り、その上、念には念をということで、除草剤を散布。
 来春、雪解けの季節になったら、改めて耕して、雑草に負けないような何かを植えたいと思っている。
 何がいいのか、一冬、じっくり考えてみる。

 畑地で汗だくになり雑草の根っ子と悪戦苦闘して、ふと、元は我が家の田んぼだった光景を思い起こさざるを得なかった。
 もうすぐ雪の季節の到来。
 ふと、数年前に書いた雪絡みの小文を思い出した。


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