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2010/11/06

京都へは野暮用で

 過日、野暮用があって京都へ行ってきた。
 先月に続いての京都
 先月もだが、あくまで野暮用なので、観光はなし。

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→ 京都の現地の館内で見つけた絵。美術館でもないのに、館内には絵画作品が一杯、展示されていた。多くは(あるいは全て?)寄贈品らしい。

 それでも、前回は少し無理をして哲学の道をぶらつき、銀閣寺の庭園内を逍遥してきたが、今回は、まったくの日帰り。
 京都駅から現地へ向かい、現地からまっすぐ駅へ。
 そのまま列車に飛び乗った。

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2010/11/05

空白の頁

 静けさが耳に痛いほどの夜のことだった。震撼とした静寂は雪が降り始めたことを告げている。
 オレは空白の頁にいたたまれず、ある詩人の詩を読み始めた。

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← 庭先にシュウメイギク(秋明菊)が風雨にめげず咲き誇っている。植え育てたわけじゃないのだが。

 その中の一節が脳裏を駆け巡っていた。
 幾つかの有り触れた言葉の連なりに過ぎないのに、一つ一つの言葉が氷の彫刻のように透明で、それでいて輪郭が肌を切るほどに鮮やかなのだった。

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2010/11/04

ウィキリークスの衝撃 ? !

ソラリス』面白かった。作者の意図に沿うような映画は、今日なら作れる…かも。

ソラリスの海は、いろんな解釈がされてきた。この小説は最後は神とは、人間とはという問いに収斂する。ただし、欠陥だらけの人間には理解不能な神。ロシア(ソ連)やドイツなどに蹂躙されてきたポーランドの歴史土壌も精神の背景にありそう。

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→ 近所をうろつく野良猫。その縄張りは、やたらと広い。

カール・リヒターのバッハのテープを茶の間で。家捜ししてたら、見つけた35年ほど前に入手したもの。懐かしい。

今日は、病院で検査。CTやら頭蓋の画像撮影やら。検査(診断)結果は、一ヵ月後だって!

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2010/11/03

紅い雨

 その男は闇に向っていた。崖っぷちに立っていた。
 俺には彼の後ろ姿しか見ることができない。
 ガッチリとした巾の広い肩、太い首。それなのに細身の体に感じられるのは、筋肉が引き締まっているからなのかもしれない。

 男の青褪めた頬が僅かに見える。遠い月影を食い入るように眺めているのか。それとも、煌煌と輝く月の光暈を彼の気迫で吹き払おうとしているのか、俺には分からない。
 もしかしたら虚無を射竦めているのかもしれない。

 その男の背中を赤い影が圧し掛かっていた。篝火(かがりび)のせいだった。日中にへし折られた木の枝が堆く積まれ、夜も更けた今、一気に燃やされているのだろう。

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2010/11/02

愛の結晶

 漂っているのか、それともただ酔っているだけなのか。
 全てが剥き出しにされようとしている。仮面の下に懸命に隠し通してきたものが、何物かの圧倒的な腕の力によって仮面を剥がれ、日の光の下に晒されようとしている。

 何故、この俺をそっとしておいてくれないのだ!
 そんな俺の叫びは声にならない。震撼とした夢の宇宙には声は凍てつくばかり。
 耳を澄ましてみても、喚く俺をせせら笑うかのように、宇宙線が神経を貫いていく。

 なのに肉の身を貫通する不可視の銀糸は、俺の心に通過した痕跡を欠片も残さずに過ぎ去るのみ。
 奴らは、通り過ぎたことさえ、気がついていない。

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2010/11/01

モノは使ってナンボです(後編)

 屋根裏部屋は、最後に使ったのが小生で、その部屋には、小生の高校時代のテスト問題なども含め、教科書も小学校時代以来に購入した本も残っている。
 でも、それは父が保存しておいたというより、手付かずのまま、放置されていたというべきかもしれない。
 たまに、一階にはおけなくなったもの、特に風袋の大きなものが、苦し紛れに屋根裏部屋に放り込んでおけとばかりに、放り込まれている。

 が、実際には、たとえば、夏が近づいたら不要になるコタツや練炭、炭、マットレス、座布団が上げられ、冬になったら、それらが下ろされるという考え方だったのだろうが、何年か前から、屋根裏部屋への上り下りが難儀になり、いつの間にか屋根裏部屋に置き去りになったのだろう。
 その屋根裏部屋の最終的な整理は、今後の課題となっている(但し、帰郷して間もないころ、若干、このブログでも屋根裏部屋のことを書き綴ったことがある)。

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2010/10/31

モノは使ってナンボです(前編)

 家の中の整理を延々と続けている。
 かつては郊外に在する農家だったし、土地はあったので、平屋の家ながら(屋根部屋はあるが)、部屋数はある。
 父の祖父の代からの家。

 但し、前あった家は、蔵を除いて、戦災(空襲)で全焼した。
 今の家は昭和30年近くに建てたものだとか。
 つまり、築半世紀を優に越えている。

 古い家らしく、家の中に立派な柱があるが、それでも、重みに耐えかねて、襖などの開閉が難しくなっている。
 畳の部屋は、床が歪んでいるのが目で見ても分かる部屋がある。
 そうでなくても、ちょっと歩くと、床面がよれているので、右に左に振られて、オリョリョとなる。

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