ブッダブロ画像は美しい
あるサイトで、とっても美しい、神秘性すら感じさせる画像に出合った。
「マンデルブロ集合」の一種「ブッダブロ(buddhabrot)」だという。
← 「ブッダブロ(buddhabrot)」 「白で100万回、青で10万回、紫で2万回反復計算を繰り返して得たブッダブロ集合」画像。「マンデルブロ集合」の一種。「形がブッダに似ていることから名付けられた」とか。(画像は、「ブッダブロ - Wikipedia」より)
「マンデルブロ集合」については、「サイエンス・イメージは美しく楽しい!」などでも扱ったことがある。初めてその描像群を見た時は、その鮮烈さに感動を覚えたものだ。
確か、ジェイムズ・グリック 著の『カオス―新しい科学をつくる 』( 大貫 昌子 訳 新潮文庫)で最初に「マンデルブロ集合」など、カオスやフラクタクルなどに親しんだはず。
この本に「ブッダブロ(buddhabrot)」も載っていたのだろうか。
→ 「椿」だろうか、寒風に咲いている。なぜにこんな時期に蕾が成り、花を咲かせようとするのだろう。
小生としては、この「ブッダブロ(buddhabrot)」は、「共時性(シンクロ二シティ)|アートバカmumeのブログ」にて初めて目にした気がする。
こんな美しい像なのだ、見て印象に残らないはずがないのだが。
見ようによっては、水晶玉を前に何事かを占っているようにも映ってみえる。
← せっかくなので、花(びら)を拡大してみた。鮮明な像でなくて申し訳ない。今の時期、何かの昆虫がやってくるのかな。
今、量子力学の生みの親の一人である、傑出した物理学者(数学者)ディラックの伝記(グレアム・ファーメロ(著) 『量子の海、ディラックの深淵 天才物理学者の華々しき業績と寡黙 』(吉田 三知世(訳) 早川書房))を読んでいる。
素粒子論を極めるに際し、徹底して数学的美にこだわった人。
その美は、言葉では語れない、数式そのものの美によってしか示せないという。
ある現象を説明する数式(方程式)が正しいかどうかは、数式の美しさで判断するという。
醜い数式は、どこかしら無理があるというのだ。
→ 裏の道路沿いの細長い花壇には、こんな雑草(?)が育っている。去年も生えていた。写真では、ちょっと感じられないが、紅葉しているのか、真っ赤な葉っぱが見事なのである。
数学のプロではないどころか、算数さえおぼつかない小生には、理解など全く及ばない話。
こうした数学などの天才の感じる美とは、一体、どのようなものなのだろう。
こうした「マンデルブロ集合」で以って、彼らの感じる美のほんの一端でも感じられる…といいのだが、無理だろうなー。
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