とりどりに取り揃って迷います
→ 街中に出かけた帰り、通りかかった川に水鳥たちを見かけた。水、冷たくないの?
ゴッホの作品は、傑出している。でも、ゴッホのような人が傍にいたら、うざいんだろうなー。
「ゴッホのこんな世界(前編)」
「ゴッホのこんな世界(後編)」
だから人は、ゴッホの作品も額に入れて、無毒化する。仕方ないのか。
額に入れて壁に飾る…。ゴッホには一番、相応しくない…ような。
← 日中は、川面を行き交うのだろうけど、夜は、何処を塒(ねぐら)にしているのやら。
プルーストの『失われた時を求めて』、今秋、二つも新訳(もちろん、全訳)が出る。都合、四種類の全訳となる。
『失われた時を求めて』 高遠弘美全訳、(光文社古典新訳文庫、全14巻予定)
『失われた時を求めて』 吉川一義訳、(岩波文庫、全14巻予定)
→ まだ雛(ひな)に近いような水鳥。この川では何度となく水鳥たちを見かけたけど、こんな若い(幼い)水鳥を見かけたのは初めてだ。
四つも揃うと、読み比べてみるってのも、絶望的。
無論、冒頭部分だけを読み比べればいいのだが、入院の最中に可能な限りということになると、既に全巻の揃っている中から選ぶしかないわけである。
なお、「失われた時;翻訳比較ゲーム - Don't Let Me Down」では、これら四つの訳の比較をしてくれている。
しかも、訳文の一部を提示する形で。
← 同じ川で鷺(さぎ)も見かけた。「白鷺(しらさぎ)とは、コウノトリ目サギ科のうちほぼ全身が白いサギ類の総称で、日本ではダイサギ・チュウサギ・コサギ・カラシラサギを指す」とか。よく見かけるこのサギの種類は? ところで、驚いたことに、「これらの多くは渓流など清冽な水域には生息せず、富栄養化が進んだ水域に見られる」だって! 掃き溜めに鶴って言葉があるけど、汚れた水辺にサギ、だったのね。
井上究一郎さんの訳で1巻(全体の5分の1?)、鈴木道彦さんの訳で2巻(全体の6分の1?)を読んだことがある。
井上究一郎さんの訳書は、筑摩書房の「筑摩世界文学大系」の中のもの。1973年に刊行された当時、小生は学生(確か二年生)で、読書熱の高まっていた頃。早速、刊行されたばかりの第一巻を購入し、なんとか読み通した。
当時は(今もだが)、読み始めると、意地でも最後まで読み通すのが習い。
読解力も鑑賞する力も大いに疑問符の付く自分なのだが、それでも、あるいは、そんな自分でも楽しめた…気がする。
感性の鈍いものでも、細密きわまる文章を堪能している(かのような)気分にさせてくれた。
当時もだが、何故か三巻で揃うと思い込んでいたのだが、五巻まで続くのだ。
しかも、最初の巻だけで挫折している。次の巻に手が出なかったのはなぜだろう。
何処か、背伸びしていたからなのか。
それとも、新しい本、新しい書き手に触手が伸びる自分の移り気のせいか。次に挑戦したのは、鈴木道彦さんの訳で集英社(全13巻)から刊行された時、ではなかった。
しばらくして、抄訳版が単行本(上下全2巻)として出たときで(92年?)、これはさすがに二冊だけだし、通して読んだ。
感銘は受けた…ものの、この2冊で全体の6分の1にもならないと思うと、やはり、全体を読むガッツは沸き起こらなかった。
→ 今朝、氷雨の降る中、我が家の蔵の屋根上にハトほどの大きさの鳥が。頻りにあちこちと飛び回っている。段々、餌も見つからなくなって、雨の中でも活動するしかないのだろう…か。
それだけ読んだだけでも、一応の満足感がある。さて、近々の入院の際には、『失われた時を求めて』に挑戦するか、いろんな新刊を読むか、迷う。
新訳である高遠弘美さんや吉川一義さんのものとは読み比べはできないが、少なくとも井上究一郎さんや鈴木道彦さんらの訳には一応は親しんだことがあるわけである。
方法として、既に出ている高遠弘美さんや吉川一義さんらの訳書を入手し、読み比べるということも考えられる。
でも、冒頭部分については、既にこれまで二度か三度は読んでいるわけで、同じ箇所ばかりを繰り返し読むのも芸がないような気がする。
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