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2010/09/06

カーテンが気になってました

 いつまでもしつこく暑い日の続く中(雨も降らない)、家の内外の片付けをしている。
(夜中のバイトも、とりあえず今月一杯は続ける。)
 外に付いては、今日は昨日の強烈な作業の後片付けがメイン。

 巨大な松の木を剪定というより酷く伐採・刈り込みしたもので、出て来た枝葉の厖大なこと。
 大き目の枝葉は昨日のうちに業者にトラックで引き取ってもらっている。
 残ったのは中くらいの枝葉のはずなのだが、それでも、一時間どころか二時間を費やしてしまうことに。
 適当な量を束にまとめ古い縄で括るという作業をおこなった。

 出来た束は十数個。

 さらに、束にはなりそうにない細かな枝葉は、拾い集めて(70リットルの)ポリ袋に詰めていった。
 一本の松の木の枝葉に過ぎないのに、よくもこれだけの量の枝葉が出てくるものだ。
 まあ、松の木という立体に広がる枝葉を地面(平面)に落としてしまったわけだから、思ったよりも量が多くなってしまうのだろう。

 


 巨大な松が枝葉がほぼなくなってしまった。
 また、巨大な杉の木も、少なくとも車道に沿う側の枝葉が伐採された。

 なので、たとえば表の海道から右(左)折して脇道である、我が家へ続く車道に入ると、数十メートル先に我が家が、というより、杉や松の枝葉が、それこそ車道に圧し掛からんばかりの勢いで我が家の庭から食み出しているのが目に飛び込んできて、ある意味、我が家のシンボルのような光景でもあった。

 それが、今日、用事があって車での外出の後、帰宅してみたら、その光景が無くなっていることに一抹の寂しさの感を覚えた。
 海道から脇道に入ってすぐに目にする馴染みの光景がまた一つ、わが町から消え去ったわけである。
 しかも、我が手で消し去ったのだ。

 電線や車道やに迷惑をかける恐れがあるし、それ以上に今回、伐採してみて、杉も松も幹が枯れきっているる
 ってことは、今度、台風などの強風が吹き荒れたら、昨年の秋の台風で家の裏の大き目の(八メートルほどの樹高だった)杉が幹の中途で見事にバキッと倒壊したような、(倒れる方向・角度がもう少し違っていたら間近の隣家の出窓に倒れ掛かる可能性が多いにあった)そんな事件になりかねないわけだ。

 庭に出る前に、今日は先ず、家の中のことに着手した。
 というより、週日は家の中のこと、土日は家の外のことに携わると決めているのだ。
 今日は、過日より、今度こそやろうと思っていた、カーテンの洗濯を真っ先にやった。

 過日の四十九日の法要は奥の座敷や床の間などで執り行ったのだが、その縁側の廊下には、レースのカーテンが吊り下げられている。
 法要に向けて、座敷や廊下、玄関、庭先、天井、欄間、トイレと、気がつく限りのところは清掃した。
 が、法要の前日になって、縁側の外からホースで家の外壁に向かって水を掛け、洗っていて、ふと、縁側のレースのカーテンに目が向いた。
 あれ、あのカーテン、少なくとも十数年は洗っていない(クリーニングにも出してない)のでは…。


 …というより、実を言うと、薄々は白いレースのカーテンのことは気になっていた。
 ただ、洗濯するとなると大事(おおごと)になると、着手に躊躇する気持ちが働いていて、敢えて目を背けていた気がする。
 幸いというか、家の内外のことにあれこれ気付く人も、全く指摘しない。
 とうとう、レースのカーテンは洗わずじまいである。


 座敷や廊下などをどれだけ綺麗にしても、大きなカーテンが汚れたままでは、そこから埃などが舞って来る。
 なんたって、法要の際には、暑いから窓を前回にするから、外の風が中に吹き込んでくる、レースのカーテンを思い切り揺らしながら…。

 このことから連想して、父母の寝室だった部屋の書斎に掛かる巨大なカーテンはいつかは洗濯しなければと思い始めていた、でも、大きいのでなかなか手が出せないでいたのだ。
 なんといっても、大きさも大きいのだが、レースのカーテンと遮光カーテンとダブルになっている。
 両面開きなので、都合、レースを2枚、遮光を2枚と、少なくとも4回、洗濯しないといけない。
 外すのも、吊るのも一仕事。

 それでも、この父母の寝所は、今度は小生の寝室になるわけで、鼻呼吸のできない小生には、部屋を清掃や掃除機で綺麗にするだけでは、呼吸対策にならない。
 やはり、カーテンを綺麗にしてこそ、安心して呼吸できるというものである。
 この4回の洗濯の間、せっかくなので、小生のこれまでの仮の寝室から、これからの寝室の書斎へ、本を移動させた。

 まずは、寝室の作りこみの書棚の半分以上を占める父の歴史書(時代小説)を片面にまとめ、それでも溢れるのでそれは残りの片方の棚に収め(全部で200冊ほど)、空いたスペースに小生の本を納めた。
 やはり、書棚に並ぶ本を眺められるというのは、感慨深いものがある。
 ほとんど、昔買った本ばかりだが(この十年、ほとんど本を買っていない)。
 
 寝室の隣りの父の書斎(母の化粧スペースも隣り合っている)の作りこみの本棚にも、画集や写真集を納めた。
 父の蔵書は、原則、廃棄しない(いつかは読むつもりでいる)。

 帰省の折の(帰郷してからも)仮の小生の寝室となっていた部屋は、かねて日記(ブログ)にも何度か書いたが、床が歪んでいる。
 畳の床が傾いているようで、油断して歩くと、よれて、まっすぐ歩けない。
 そんな部屋に重いものを置いては危ないとも言われていた。

 書籍類を移動させたので、少し、安心した。
 まだ、パンフレット(美術展のチラシ)を納めたクリアーファイルが十数冊あるし(これが重い)、机も二つ、箪笥もあるし、先日の法要のため、座敷にあった炬燵類などの邪魔者が、一時しのぎにと詰め込まれたままである。
 徐々に片づけていくしかないだろう。
 
 こうした作業をある程度、片づけてから、庭仕事へと向かったのだった。

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