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2010/08/20

お墓の内側を掃除しました

 8月7日の土曜日から始めた、庭や畑の整理作業も、とりあえず今日の金曜日で終わりを告げる(無論、同時並行して家の中、特に座敷や応接間を中心に四十九日の法要に向けての準備をボチボチ行なっていた)。

 本来なら8月初めから作業を開始するはずが、八月早々に親戚の不幸があって、八月の最初の週は手が出なくなってしまった。
 庭の樹木も伸び放題だが、庭も畑も雑草の天下に。

 やや、というより、かなりやっつけ仕事となってしまったが、昨日までにとりあえずは、だが、庭の樹木の刈り込み、庭や畑の雑草の伐採・刈り込みも終えた。

 今日は燃えるゴミの日。
 なので、昨日までに刈り込んだ杉や松や泰山木などなどの枝葉をポリ袋につめて、ゴミ置き場へせっせと運ぶ。
 到底、全部は出し切れず、目立つ場所の枝葉を捨てただけだが、それでも容量70リットル(通常の家庭ゴミのポリ袋は45リットル)のポリ袋で6個ほど出した。


 さて、今日のメインは、お墓の掃除。

 

 先週すでに掃除は済ませているが、その後、お盆の墓参りなどで随分と汚れてしまっているのを昨日、確認している。
 それに墓の内部はまだ手付かず。

 そう、お墓の内側を綺麗にしないといけない。
 なんといっても、納骨法要で父母の遺骨を納めるのである。
 
 2リットルのペットボトル7本に水を詰め、バケツに水を溜め、箒やチリトリなどを一輪車に積み込んで、いざ墓地へ。
 墓に付いてすぐ、しまったと思った。
 お参りの際に使われた蝋燭の蝋が墓にこびり付いている。
 手持ちの道具を見ても、蝋を削ぎ落とすに相応しい器具がない。
 家に一旦、帰って、剪定バサミを取ってくる。

 蝋は削ぎ落とせば何とかなるが、線香の燃えた灰は、水を架けて流しても、綺麗にならない。
 一雨降って、お墓の全体が洗い流されたら見違えるようになるだろうが、天気予報では土日もカンカン照りで、恵みの雨は望めそうにない。
 ペットボトルの水で洗い流すだけでは心許ない。
 
 それより、お墓の内部である。
 墓の石の蓋を開けて、もう、何度も中を覗き込んだので、もう、初めて開けた時の不気味さの感覚は薄らいでいる。
 今度は、石(岩)の蓋を傾けて覗き込むのではなく、蓋を取り外してしまわないといけない。
 石の蓋(花立、蝋燭立てを兼ねている)は、横40センチ縦60センチ、厚みが10センチほど。
 持つと結構、重く、気合を入れて腰をしっかり決めて外し降ろさないと危ない。
 石の蓋を外す際に落として割れました、では言い訳に成らない。
 
 蓋を外してしまうと、中が奥のほうまでよく見える。
 内部の幅は60センチほど、奥行きは80センチほどか(内部を覗き込む窓は、石の蓋の幅、つまり40センチである。暑いので麦藁帽子を被ってきたのだが、帽子のツバが窓の壁面に擦れる。中まで頭を突っこんでしまえば、帽子のまま内部を見渡せるのだが、自分の体が邪魔になって陽光が遮られ、内部が真暗になる)。

 大きな骨壺から中くらいのもの、小さいものと、8つほど収められていた。
 大きさ次第だが、あと数個は十分、収められる!

 ペットボトルの水を内部にしっかり四囲の壁も含めて満遍なくかけて、持参した長めのナイロンタワシで壁も石の台(墓の内部の右側は低くなっていて、骨壷を置く床面になっていて、真ん中に穴があって、雨水が浸み込んでも水が下へ、つまり墓の外部へ流れ出す構造になっている。左側は、右の骨壺床面より二十センチほど高くなっていて、幅は20センチ奥行きは墓の内部の奥まで平になっている。何ゆえ、そういった構造なのか分からない)も骨壺も、骨壺が置いてある床面も磨く。

 磨いた上で、再度、ペットボトルの水で洗い流す。
 その上で持参したタオルで骨壷も含め、壁も床面も綺麗に拭ってしまう。

 清掃が終わった段階で石(岩)の蓋を再度、設置する。
 それから、墓の本体や周囲の小さめの墓などに水を掛けて、ナイロンタワシで磨いて、最後に水を掛けて仕上げである。

 お盆の墓参りの際の仏花や線香や蝋の残骸、そして埃などを掃いてチリトリで集めて、持参したポリ袋に詰め込んで、掃除は終了である。
 見渡すと、我が家以外の家の墓は、大理石の立派なものに建て替えられている。
 設置された当時の、今や黒ずんでしまっている墓のままなのは、ほんの数軒だろうか。
 みすぼらしい?
 新しい墓に変えるのが供養?
 父(や母)は、お墓もだが、家の仏壇も近所の手前、立派なものに変えたかったらしいし、具体的に検討したこともあったらしい(でも、小生に子どもがないし、となると誰も子孫が供養しなくなると考えて? 断念したらしい)。

 まあ、できるだけ綺麗にさせてもらったのを供養と思ってもらいたい。
 小生自身だって、亡くなって、このお墓に収めてもらえるか、見通しが立たないのだし。

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