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2010/08/08

今日は墓掃除

 今日は墓掃除の日。
 別に今日でなくてもいいのだけど、四十九日の納骨法要の日にあと二週間ほどに迫り、尻に火が付いたのである。
 昨日から草むしり(庭木の剪定…モドキ)も始めている。
 父母の不在の後の雑務は一杯、残っているのだが、土日は役所関係が休みだし、家事に徹することにしたのだ。
 徐々にホッタラカシ状態だった家の外のことに手を出し始めている。
 昨日は、まず草むしりなど。
 今日は墓掃除、というわけである。

 午前とはいえ(作業開始は十時)、昨日に続いて炎天下の作業。
 作業終了後の水浴びと飲料だけが楽しみ。

 前夜、納骨法要のことについて、ネットで調べた。
 すると、墓を開ける際は、石屋さんに連絡し、納骨に際し、埋葬許可証を準備せよ、あるいは戒名を刻んだ石を用意せよ、などなど、あれこれ書いてある。
 まずい! 何も用意していない。

 父母の永眠のあと、石工業者から大量の(ダイレクト)メールが届いていたが、全て廃棄。
 だって、我が家には古くなっているとはいえ、大正末年に建てた墓石がある。
 だから、墓石業者には用がない…はずなのだった。

 が、まず、墓を開けて(納骨する、つまり父母二人の骨甕(こつがめ)を収めるスペースがあるかどうか)内部を確認するにも、何か公的な許可が要るのだとしたら、大変ではないか。
 戒名を彫った石だって、急に業者に頼んでも、こんなお盆前だと順番待ちでお盆明け、今月下旬以降となってしまうやもしれない。

 現に、金曜日、お墓掃除を(シルバー人材センターに)頼もうと思ったが、お盆前後は予約が一杯で断られたのだった。
 なので、しぶしぶ自分で掃除する決意を固めだのだった。

 土曜日、家庭用品センターへ、お墓掃除の洗剤などを買いに行った。
 案の定というべきか、お墓を掃除する洗剤は売り切れていた。
 残っていたのは大理石など表面がツルツルの墓用のワックスが一個だけ。
 我が家の墓のような、古くて表面がザラザラの墓石には役立たずの代物。

 でも、藁にも縋る思いで役に立ちそうにないワックスを買ってしまった。
 気休めである。

 実際には、水をお墓に頭からザーとかけ流して、タオルでひたすら磨く拭うという原始的な方法に頼るしかなかった。
 一輪車に、ペットボトル(2リットル)9本、水を七分目満たしたバケツ、ゴミ(刈り取った雑草がメイン)を入れる袋、カマ、タオル4本などを積み込んで、いざ我が野晒しの墓地へ。

 墓地にある墓の大半は、大理石(風)の立派なものに建て替えられている。
 大正時代からのお墓は我が家を含め、数軒だけ。
 まあ、風格がある、というべきか。
 古すぎて、下手にタワシで擦ると墓石が削れそうな気がする。
 実際、角や表面は風雨雪やカビ、苔に相当、痛めつけられている。
 濡れたタオルでこすっても、場所によっては石がボロボロ削れたりする。

 おっと、お墓掃除の前に雑草を刈り取らないと。
 これは、アドバイスを貰っていて、一週間前に除草剤を撒いてある。
 なので、頑固な根っ子も含め、雑草が呆気ないほど楽に抜き去ることができた。
 昨年までの除草の苦労がウソのようだ。

 なので、両隣のお墓の領分の一部まで、ついでなので(マナーでもあろう)除草し掃除した。

 お墓は本体が一基。それを囲むように小さな(腰より低い)戒名を刻んだ墓が四基、並んでいる。
 我が家は父の祖父の時代に遠からぬ地にある本家から少々の田畑(地所)を貰って分家した。
 父が四代目。小生が五代目となる。
 結婚していない(子どもがいない)小生なので、小生の代を最後に墓守する人はいなくなるわけである。
 せめて小生は先祖への供養のため、墓掃除くらいはしないといけないだろう。

 一時間もあれば終わるかと思っていた墓掃除だったが、気が付くと二時間を費やしていた。
 最初に持参した9本のペットボトル(の水)も使い果たしたし、そもそも、箒やチリトリを忘れてきたこともあって、水をペットボトルで5本分、再度、取水してきて、お墓にかけ流す必要があった。

 しかも、それでも、十分、得心が行くほどに綺麗になったとは、自信を以っては言いきれない。
 まあ、後日、改めて仕上げの掃除に来ることにする。

 さて、今日は墓掃除が目的ではあるが、墓石を開けて、父母の納骨(骨甕)が二つ、ちゃんと収まるかを確かめるのが本当の目的だった。
 正直、小生は我が家の墓ながら、墓を開いたことがない。
 そもそもその必要もない。
 我が家の墓に誰にしろ新たに入るのは、半世紀ぶりである。
 下手すると、半世紀の間、開けなかった可能性もある。

 …まあ、我が父が何かの折に墓を開いたことがあったろうが、直接、確かめたことはなかった。

 とにかく、どうやって開けるか、それすら知らない。
 周囲の墓を見て回ったが、みんな新しくて、扉が何処にあるか(正面!)、一目瞭然。
 なので、誰が見ても、開け方も開ける場所も分かる。
 しかし、我が家の墓は、灰色をとっくに過ぎて、ほとんど真っ黒に日焼け(?)していて、何処を開けるのか分からない。
                                     (つづく)

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コメント

露草についてネット検索して こちらにたどり着いたのは
1年前、 それから時々 拝見しています
読み応え有る文章をお書きになるので どんな方なんだろうと想像しながらです
久しぶりに拝見すると 相次いでご両親を亡くされたご様子 心からお悔やみ申し上げます
関西では墓石の下に 納骨します
木綿の袋に 骨を入れ墓石の下の納骨部分に
入れます
時間が経つと 土に帰るそうです
墓石屋さんがやってくれます

投稿: | 2010/08/09 09:10

来訪、コメント、ありがとう!
読んでくれること、嬉しく思います。


帰郷して、今はこった内容の記事は書けずにいます。
でも、日々の記録として淡々と書き続けていきたいと思っています。
そのうち、落ち着いたら、随筆と呼べるようなもの、さらに創作にも再度、挑戦していくつもり。

納骨のやり方は、地域や宗派などで違うのでしょうね。
わが町での納骨の仕方は、詳しいことは知らない。

「木綿の袋に 骨を入れ墓石の下の納骨部分に入れます」、というのは、関西の風習なのか、それとも、仏教での共通のあり方なのか、知りたいところです。

墓石屋さんに頼めば、恙無くやってくれるのでしょうね。
小生は、頼もうと思い立った時点でタイムアウトで、法要には間に合わず、手探りでやるしかなくなってしまいました。
とにかく、無事、終えたいものです。

投稿: やいっち | 2010/08/09 20:50

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