読書拾遺 呟きあれこれ
下記するツイート集でも呟いているが、今日、渡辺政隆著『ダーウィンの夢』(光文社新書)を読了。
途切れ途切れに読むしかなかったが、とにかく分かりやすく面白かった。
← アドリアン・J.デズモンド著の『ダーウィンが信じた道―進化論に隠されたメッセージ』(矢野 真千子 野下 祥子【訳】 日本放送出版協会)
ダーウィンに関しては、関心を持続していて、本ブログでも何度となく取り上げている。
「読書拾遺(ダーウィン、ミミズ、カメ)」や「ジョナサン・ワイナー 著『フィンチの嘴』」などの数々の拙稿がある。
ダーウィンについての本というと、何と言っても、まとまった感想文も書けず、わずかに拙稿「疲弊するトンボを路上に置き去りに」の中で言及するに留まっているが、アドリアン・J.デズモンド著の『ダーウィンが信じた道―進化論に隠されたメッセージ』(矢野 真千子 野下 祥子【訳】 日本放送出版協会)が秀逸である!
ダニエル・C. デネット著の『ダーウィンの危険な思想―生命の意味と進化』 (青土社)に比高するやもしれないほど。
悲しいかな、後者についても、面白く感じつつも歯が立たない部分もあり、「ダニエル・デネット著『ダーウィンの危険な思想』の周辺」なる駄文でお茶を濁してしまった。
情けなくもだが、ダーウィンに関心を持ち続けている、なんて偉そうなことを書いているが、肝心の主著『種の起源』を読んでいない。学生時代を含め、何度となく手にしたのだが、どうにも最後まで読み通せない。
この度(と言っても昨年だが)、渡辺政隆氏の新訳で、『種の起源 上・下』(古典新訳文庫 光文社)が刊行されたこともあるし、今度こそ、このダーウィンが一般向けに書き下ろしたという本書を読みきりたい。
[以下、ツイッター発言(投稿)集である。昨日の夜から今日の夜までの分。上のほうほど、新しい投稿。リンクや()内のコメントは、ブログにアップするに際し、付したもの。]
マーク・ローランズ著『哲学者とオオカミ 愛・死・幸福についてのレッスン』(今泉 みね子 訳 白水社)! ツイートを拾い読みしてて発見。メモ、メモ!
← マーク・ローランズ著『哲学者とオオカミ 愛・死・幸福についてのレッスン』(今泉 みね子 訳 白水社) 「気鋭の哲学者が仔オオカミと出会い、共に生活しその死を看取るまでの驚異の報告。野生に触発されて著者は思索を深め、人間存在についての見方を一変させる画期的な研究を結実させる」といった本。読みたい。否、読む!
今年(2010年)は、生物多様性条約第10回目締約国会議(略称:COP10)が日本(名古屋)で開催される。生物多様性の保全のための会議。口蹄疫に悩まされる今だからこそ、この会議に関心をもっと持っていいのではないか。
子ども時代、魚釣りが大好きだったダーウィンは、母親代わりだった姉から「生きたミミズを針に刺すのはかわいそうだから塩水で殺してから刺しなさい」といわれたという逸話がある。ビーグル号の航海から帰還して最初に行なった発表も、ミミズに関する研究だった。
(渡辺政隆著『ダーウィンの夢』(光文社新書)より抜粋)
宇宙の深い構造を理解するのに、数学の言葉(数式)を使うしかないのか。数式で表現される臨界を超える想像力などはもう過去の夢物語?
今日からジョン・D. バロー(John D. Barrow)著の『天空のパイ』を読み始める。彼のファンってわけじゃないけど、彼の本、これで四冊目だ。分からないなりに深さを感じる(感じさせてくれる)。
← ジョン・D. バロー(John D. Barrow)著『天空のパイ』(林大 訳 みすず書房) 「はるか宇宙の果てをさぐるにせよ、微細な素粒子を扱うにせよ、物理世界の理解を目ざして探求を始めるとき、私たちは必ず「数学」という言語を自明の基礎として用いる。しかし、数学へのこのような信頼には根拠があるのだろうか。数学とはいったい何であり、なぜうまく働くのだろうか」…。こういったテーマは、小生の関心を惹いてやまない。図書館で見つけて、(急ぐ必要もないのに)慌てて手に取り確保。バロー関連拙稿に「無限の話の周りをとりとめもなく」などがある。
今日も水シャワー。買物などして汗が滲む体で風呂場へ。やっぱり、水道の水は冷たい。井戸水なら流しているうちに、やんわり温(ぬる)くなってくるんだけど、水道水は最初、一瞬、温くてやがて…ずっと冷たい。いっそのこと、昔みたいに、庭に井戸、掘っちゃうかな。井戸の底で水浴びするとか?!
夢物語のことを "pie in the sky" と言うらしい。絵空事…。これって絵に画いた餅、とは違う?
"There is safety in numbers" って、数が多いほうが安全っていう諺らしい。これ、「赤信号 みんなで渡れば 怖くない」って意味と同じ? 寄らば大樹とも似て非?
風評被害が懸念される。募金などの応援もありだが、宮崎(九州)産の肉を敢えて選んで食べるってのも、立派な支援・応援になると思うのですが。
今月末(27日か)に予定されている普天間問題を巡っての緊急知事会がとりあえずは注目される。あくまで沖縄問題(対岸の火事)という態度に終始するのかどうか。せめて、普天間がダメなら、沖縄の他の基地(米軍施設)を受け入れる、という発想もあっていいはず。
戦後、「沖縄にずっとアメリカ軍に存在して貰いたい」と言ったやんごとなき方がいる。それを日本国民の願いと受け止め、アメリカ(軍)は大手を振って居座っているわけだ。基本・原点から考え直さないと。
← 渡辺政隆著『ダーウィンの夢』(光文社新書) 「150年間で大きく進展した遺伝学・発生学・分子生物学などの成果から分かった新事実を織り交ぜ、地球と生命の誕生から、カンブリア紀の爆発的進化、ヒトの来歴までをたどる」といった内容だが、とにかく分かりやすいし読みやすい。
今朝未明、NHKラジオ深夜便で南沙織さんの特集を聴く。いいなー。よかったなー。歯切れがいい。リズム感がある。潮の香り。岩崎宏美さんもだけど、ヒットする人って発声がしっかりしている。歌詞が分かる。最近の歌手とは一番、違うところ。
「私は「自分の手で殺せる生き物」しか食べないことに」という考えを実践されている方が居る。一つの見識だ。小生は、人間は(どの動植物より)罪障深き生き物と理解している。そもそも植物は食べてよくて動物はダメという発想自体、人間の勝手と思う(動物あるいは植物アレルギーの故は除く)。
(10/05/21 作・編)
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