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2010/05/29

我が家の庭は露草の庭

 川は汚かった。
 けれど、川幅はガキの僕にはだだっ広くて、対岸の向こうの小高い連山に夕日が落ちると、川面が赤く照り映えて泣きたいくらいに美しいのだった。
 夕日は少しずつ沈んでいく。真っ赤な太陽が、最初はほんの少し山の天辺に触れるかどうかだったのが、次第にまん丸が欠けていって、やがてそれこそ線香花火の消え際の火の玉のように頼りなく歪んでいく。
 そして完全に山の向こうに姿を没するのだけれど、連山の上の空は暮れ行く濃い青に抵抗するかのようにいつまでも赤く燃え続けるのだ、まるで名残を惜しむかのように。

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← 雨に降られる露草。雨滴に濡れて生き生きしている。

 そう、あの日は、残暑の厳しさもようやく和らぎ始めたことだった。その日も僕は夕日の沈む光景を楽しむつもりで、コンクリートで護岸された河原の縁に立っていた。二つ目のコロッケを何処で食べるか、場所を探していた。
 そのときだった。土手から野良犬がやってきた。
                      (「犬とコロッケ」より抜粋。)

以下、ツイッター発言(投稿)集である。昨日の夜から今日の夜までの分。上のほうほど、新しい投稿。リンクや()内のコメントは、ブログにアップするに際し、付したもの。]

ワンちゃんと散歩しているご老人が居た。ワンちゃん、好き。思わず通り過ぎる際、近付いて行って、ワンちゃんの頭、撫でさせてもらう。「お名前、何て言うんですか?」と、当たり障りのない質問。すると、彼、「山田一郎(仮名)です」だって。尋ねたのはアンタの名前じゃないっちゅーの!
(このツイートを読み返していて、ふと気付いたことがあった。それは、ネコも好きだがイヌも好きな小生。なのに、ネコに絡むエッセイや小説は沢山書いたのに、ワンちゃんを巡るエッセイも小説も乏しいということに。その中の珍しい掌編の一つが「犬とコロッケ」である。思い出に幾分、虚構が加味されている。)

精米。いつもの標準じゃなく、七分で。味はどうだろう。栄養的にはいいらしいが。精米作業してると、小屋の近くを二羽のハトがウロウロ。米、狙っている。スズメも一羽、やってきた。でも、やらない!作業が終わったら、小屋の戸をしっかり閉めた。欲しけりゃ、我が家へどうぞ。残飯、台所の外にある!

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→ お零れに預かろうと、虎視眈々と狙っているハトたち。あげないよ~だ!

無駄遣いをしないこと、それは無条件に良いことなのか。自然は無駄をしないのか。無駄の繰り返しの果てに生命が生まれたのではないか。それとも生命が、生き物が誕生したこと自体が無駄? 贅肉を削ぎ落とし、鍛え上げられた肉体の美。それはそれ。プヨプヨしたお肉の微妙な揺れだって素敵だと思う。


台所の外に残飯捨て場(桶)がある。茶殻共々、土に還元するつもり。日々、残飯を捨てるのだが、どうも、翌朝になると妙に綺麗に無くなっている。昨日、午後に捨てた家人の食べ残しのご飯など、皆無に! 猫? カラス? それとも謎の生き物?と訝っていたら、分かった。スズメたちだ!

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← 台所の窓外真下に置いてあるバケツに餌を求めてやってくるスズメ(たち)。昨日、捨てたご飯が今朝、みたらすっかり無くなっていた! 滅多に掃除しない窓越しなので、画像が汚い。


点々は 宇宙を攪拌しないのです」と題した詩、今、気付いたが、明らかに、フリーマン・ダイソンの自伝『宇宙をかき乱すべきか』を意識している。
(拙稿「ダイソン『宇宙をかき乱すべきか』雑感1~4」参照。)

全国知事会。やはり、日本のどの都道府県も、沖縄のことは見殺し。沖縄はいつまで経っても、日本じゃないってことか!

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→ 我が家の庭は今、露草の庭になっている。…というか、他の花が咲いていない!

相変わらず、「草刈民代 バレリーヌ」でネット検索する人が絶えない。


新聞の販売部数は減少の一途を辿っていて、新聞配達員のバイト料は、もっと凄い勢いで減ってしまった!
(ただでさえ薄給なのが、四月から一気に3割も減給となった。)


パソコン(ワープロ)が登場して、紙(印刷)の使用や依存が減るに違いないと、当時、さんざん評論家などが持て囃していたような。でも、実際は印刷もコピーの枚数も減ることはなかった。iPadなど電子書籍の登場に関しては、新聞も雑誌も書籍も減るのは既に現実のものとなっている。

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← 今にも泣き出しそうな分厚い雲の下、帰宅の途に。今朝未明はそれでも、真ん丸な月影が雲を透かして垣間見えたっけ。

iPadの発売は話題になるのは当然として、新聞の販売部数は減少の一途を辿っている(らしい)。


点々は 宇宙を攪拌しないのです」と題した詩を発見。どうやら自分が書いたらしい。誰かの詩に反応するようにして。

                              (10/05/28 作・編)

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