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2010/04/17

雨の表現あれこれ

 今日も氷雨のような冷たい雨が降っている。山間のほうでは、雪模様だとも聞く。
 ずっと降り続いて明朝になってようやく雨も上がるというが、小生の仕事は未明。
 明け方までには終わる。その頃には雨も上がる見込みで、なんだか詮無い雨に映る。

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 せっかくなので(?)、今日は雨にちなむ何かを書いてみたい。
 といっても、雨に関連しては、これまで何十回となく書いてきた。
 なので、ちょっと変わった趣向として、今回は雨模様の表現あれこれを綴ってみたい。

 ただ、雨模様の表現といっても、「雨の強さや降り方による表現」として「霧雨、小ぬか雨、時雨、にわか雨、村雨、催涙雨、天気雨、長雨、雷雨、篠突く雨、そぼ降る、驟雨、車軸を流す、黒風白雨……」といろいろある。
 この中で、「天気雨」の違う表現として「狐の嫁入り」も知っておいていいかもしれない。
銀箭(ぎんぜん)」という表現も、使ってみたくなる表現ではなかろうか。

「春雨、菜種梅雨 、梅雨、夕立、秋雨、慈雨、秋霖(しゅうりん)……」などなど、「季節による表現」の雨だって数々ある。

 小説作品の題名となるが、井伏鱒二の「黒い雨」など、雨の表現と称していいかどうかは別にして、逸するわけにはいかない。

 ここでは、詩や歌詞などでの雨の表現を幾つか羅列してみたい。
 ちょっと思いついたものなどをアトランダムに挙げるだけなので、他意はない。
 雨の日の戯れ事に過ぎない。

 詩や歌詞といっても、たとえば、歌謡曲などの題名をリストアップするだけでも、それはもう多彩な雨の表現のオンパレードになる(以下、敬愛あるいは畏敬の念を籠め、敬称は略させてもらう)。

 石原詢子の 「なごり雨」 って、どんな雨なの?
 稲垣潤一の 「ドラマティック・レイン」 って、土砂降りの雨なのかな?
 太田裕美の 「九月の雨」 って、シトシト降る雨?
 小生の好きな小林麻美 の「雨音はショパンの調べ」って、ショパンのどんな曲をイメージする?
 西田佐知子の「アカシアの雨がやむとき」 は、ひたすら好きな曲だ(佐知子さんが好きなのかもしれない)。
 藤あや子の 「むらさき雨情」って、悲恋を象徴する雨なんだろうけど、どこか艶っぽく聞こえる。歌手が藤あや子だからなのか。
 八神純子の 「みずいろの雨」なんて、そのまんまのようで、よく分からないが、でも、雰囲気は分かるようでもある(どっちやねん)!
 井上ひろしの 「雨に咲く花」や川中美幸 の「遣らずの雨」 ってのは、題名そのままで詩情を掻き立てる。
 城之内早苗の 「あじさい橋」は、歌手が大好きだからだろうか、改めて聴いてみたい曲(歌詞)である。
 小生の好きな歌手の筆頭に上がる香西かおりにも 「雨酒場」がある。何十回となく聴いたものだ。

 以下、雨に絡む題名(曲名)の数々は「雨 - Wikipedia」に譲る。

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雨降りお月さん 雲の蔭
お嫁にゆくときゃ 誰とゆく
ひとりで傘(からかさ) さしてゆく
傘(からかさ)ないときゃ 誰とゆく
シャラシャラ シャンシャン 鈴付けた
お馬にゆられて 濡れてゆく

(野口雨情作詞「雨降りお月さん」より)

 

もしも百年が 
この一瞬の間にたつたとしても
何の不思議もないだらう

雨が降つてゐる 
雨が降つてゐる
雨は蕭蕭と降つてゐる

(三好達治「大阿蘇」より)


雨はふるふる 城ヶ島の磯に
利休鼠の 雨がふる

雨は真珠か 夜明けの霧か
それともわたしの 忍び泣き

(北原白秋「城ヶ島の雨」より)


 時間がなくなったので、本日は、尻切れトンボだが、ここで打ち止め。

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雨関連短編(一部):
雨音はショパンの
闇に降る雨
黒い雨の降る夜
銀箭(ぎんぜん)
狐の嫁入り
相合傘
雨宿り
雨に咲く花

                                 (10/04/16 作)

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