蔵は名のみの風の寒さや~!
蔵と聞くとリッチそうだし、外見は遠目には立派だが、トタン(?)葺きの下の土壁はボロボロ。
窓のある面の土の壁には、戦争中、空襲を受けグラマンか何かの戦闘機の機銃掃射を受けた弾痕が残っている…はず。
子供の頃、抉られた痕の生々しさを実感したものである。
← 庭先の梅の木越しに我が家の蔵を撮る。
母屋は富山大空襲の際、全焼。
蔵も、壁など骨組みは残ったものの、中は全焼。
明治の頃からの朱塗りの茶碗をひと揃え、田圃へ持ち出すのがやっとだったとか。
→ そんな我が家の庭に育つことに疲れきった梅の木でも、僅かながら花も咲く。ホント、可憐でもあるが、健気でもある。
家は戦後十年ほどして再建。今に至る。
その家も、今は風が吹くと隙間風が吹き抜け、あちこちギシギシなって、不穏な雰囲気が漂う。
家(柱?)が傾いているのか、襖や窓の開け閉めも何度となく調整したが、その甲斐もなく、開け閉めに苦労してる。
← 一昨日の夜以来の雨も、今朝未明にはあがり、日中は薄日も。近所では畑仕事に精を出す人の姿も見られた。そんな中、裏庭の隅っこに小花を発見。雪に茎が折られたのだろうか、頭を垂れている、その先に花が。地面を眺めてないで、太陽を見て育ってね。
蔵の中は、今は、吾輩の頭と同じで空っぽ同然。ガラクタばかりが埃をかぶっている。そう、今はただの物置である。
それにしても、「梅の木の呻き?」でも書いたけど、梅の木の疲弊ぶりたるや!
(10/03/08 作)
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