寺田寅彦の周辺を巡る
先週、本の返却と借り出しに図書館へ行った。
受付カウンターの手前に新入荷本のコーナーがあり、返却の前にザッと眺めたら、寺田寅彦という名前が目に飛び込んできた。
彼の著書ではなく、彼に付いての本。
借りるかどうかは別にして、とりあえず、ゲット(…じゃなく確保に過ぎないが)し、カウンターへ。
寺田寅彦(の随筆)のファンである小生、長年住み暮らした東京から帰郷のため引越しをした際にも、寺田寅彦の全随筆(全部で六巻)だけは死守したものである。
その本とは、末延 芳晴 著の『寺田寅彦 バイオリンを弾く物理学者』(平凡社)である。
内容説明によると、「欧化の明治・大正・昭和になって、日本が誇る「知性」とは何か?地球物理学者としての独創的な業績によって名を轟かせ、漱石門下、その文才を謳われた巨星・寺田寅彦。今も魅了してやまない、このマルチな創造的精神の核心の秘密に、「音」「音楽」という視覚から迫る画期的論考」といった本。
小生は好きな作家の著作はともかく、作家についての評伝(評論)の類いは、基本的に敬遠する。
たださえ、限られた能力の制約もあり、読める本の数が限られているのに、周辺を巡る本を読むのは、時間的にも勿体無い気がするのだ。
が、本書は着眼点がユニークだし、やはり、寺田寅彦を巡る、となると手のほうが先に出てしまうようである。
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 何十年ぶりにマフラーの登場(2024.12.11)
- 柴ストーブを脇目に数学エッセイを堪能する(2024.12.10)
- 俳優の中山美穂さん死亡(2024.12.09)
- しらすとちりめんじゃこの違い(2024.12.06)
- ハン・ガン著『菜食主義者』を読んだ(2024.12.05)
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 何十年ぶりにマフラーの登場(2024.12.11)
- 柴ストーブを脇目に数学エッセイを堪能する(2024.12.10)
- 俳優の中山美穂さん死亡(2024.12.09)
- しらすとちりめんじゃこの違い(2024.12.06)
- ハン・ガン著『菜食主義者』を読んだ(2024.12.05)
「文化・芸術」カテゴリの記事
- 生け垣の補修はしたものの(2024.10.01)
- そんなことすらわかっていなかった!(2024.07.24)
- 緑茶にほうじ茶に昆布茶まで(2024.07.22)
- あの住職が急死!(2024.06.03)
- 声はすれども姿は見えず(2024.04.26)
「思い出話」カテゴリの記事
- 入浴も体力消耗の因?(2024.11.28)
- タクシードライバー談義(2024.11.19)
- 玄関の戸(鍵)を交換(2024.11.17)
- 柳 宗悦著『民藝四十年』に学ぶこと多し(2024.11.11)
- 早くも暖房に縋る(2024.10.21)
「お知らせ」カテゴリの記事
- あけおめ ことよろ(2013.01.01)
- 最近、セシウムの降下量が急上昇!(2012.01.09)
- 喪明け(2010.09.16)
- 二度あることは三度ある(2010.08.03)
- 父の死のこと(2010.07.14)
コメント