寺田寅彦の周辺を巡る
先週、本の返却と借り出しに図書館へ行った。
受付カウンターの手前に新入荷本のコーナーがあり、返却の前にザッと眺めたら、寺田寅彦という名前が目に飛び込んできた。
彼の著書ではなく、彼に付いての本。
借りるかどうかは別にして、とりあえず、ゲット(…じゃなく確保に過ぎないが)し、カウンターへ。
寺田寅彦(の随筆)のファンである小生、長年住み暮らした東京から帰郷のため引越しをした際にも、寺田寅彦の全随筆(全部で六巻)だけは死守したものである。
その本とは、末延 芳晴 著の『寺田寅彦 バイオリンを弾く物理学者』(平凡社)である。
内容説明によると、「欧化の明治・大正・昭和になって、日本が誇る「知性」とは何か?地球物理学者としての独創的な業績によって名を轟かせ、漱石門下、その文才を謳われた巨星・寺田寅彦。今も魅了してやまない、このマルチな創造的精神の核心の秘密に、「音」「音楽」という視覚から迫る画期的論考」といった本。
小生は好きな作家の著作はともかく、作家についての評伝(評論)の類いは、基本的に敬遠する。
たださえ、限られた能力の制約もあり、読める本の数が限られているのに、周辺を巡る本を読むのは、時間的にも勿体無い気がするのだ。
が、本書は着眼点がユニークだし、やはり、寺田寅彦を巡る、となると手のほうが先に出てしまうようである。
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