「甲斐庄楠音」に再会す
栗田勇著の『花を旅する』(岩波新書)を寝入る前、パラパラと捲っている。
するとその「七月 百合」の章で「甲斐庄 楠音(かいのしょう ただおと)」なる名を久しぶりに目にした。
「大正七年頃、「日本創画会」でデビューした、得意な女人を描いた」画家である。
彼の描く女人の画は、一度目にしたら印象深く刻印されてしまう。
但し、個性(アク?)が強く、好印象が残るとは限らない。
← 岩井志麻子著『ぼっけえ、きょうてえ』(角川ホラー文庫) 表紙の絵は、作品名「横櫛」。
小生が甲斐庄 楠音(かいのしょう ただおと、明治27年(1894年)12月23日 - 昭和53年(1978年)6月16日)の存在を、というか絵を初めて目にしたのは、岩井志麻子著の小説『ぼっけえ、きょうてえ』(角川ホラー文庫)で、発表当時、評価も高く評判を呼んだもので、当時既に我輩の生活が困窮に瀕していたにも関わらず、敢えて単行本を買って読んだものだった。
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