シートン著『オオカミ王 ロボ』の読後感のほろ苦さ
ひょんなことから、とても懐かしい物語、シートン著の『オオカミ王 ロボ』を読む機会を得た。
昨夜半近くに読了した、ジョージ・エリオット著の『ミドルマーチ』を借り出し期間内に読みきれず、延長の手続きに行った際、隣りの児童図書の新入荷本のコーナーに本書を見い出したのだ。
→ 我が家の内庭の松の木。前の寒波が過ぎ去って、雪もすっかり溶け、ホッとしている。が、「雨水」のはずの明日はまた次の寒波がやって来る。枝が何本も折れて、疲弊しきっている。ゴメンね。まるでお世話、してないものね。
手続きが順番待ちで手間取ったので、ぶらりと覗きに行ったら、そこにこの本があった、というわけである。
子供の頃、この物語を読んで、悲劇のヒーロー像に胸焦がれる思いをした、そんな遠い記憶がある。
憧れというわけではないが、孤高の、しかし心優しいヒーローのあまりに哀れな末路に思い入れを強くしてしまって、本の挿絵をせっせと真似て描いたものだった。
その絵は一つくらいは今も残っているはずである。
だから、読むというより、絵への懐かしみという気まぐれでついでのつもりで借り出したのだ。
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