マイルス・デイヴィスの絵画へ(序)
先月の半ば頃から読み始めたジョージ・エリオット著の『ミドルマーチ』をようやく半分、読んだ。
二巻になっているうちの一冊を読み終えたわけだ。
→ テオドール・ジェリコー(Théodore Géricault)『突撃する近衛猟騎兵士官』 (画像は、「テオドール・ジェリコー - Wikipedia」より。本画像を掲載する理由に付いては、本稿で後述する転記文を参照のこと)
エリオットの小説は筋もだが、叙述の細部が彼女の人間観察力が際立っているので、ついつい読まされる。
小生は、94年に彼女の『ロモラ』を偶然、手にし読んですぐにファンになった。
決して構成の整った小説ではなく、彼女の中では傑作の部類には入らないらしいのだが、それでも、一気に読ませる力があって、ブロンテ姉妹に匹敵する筆力を感じたものだった。
この小説の物語がどうなっていくのか、今、佳境に入るところだが、それはそれとして、日々、せいぜい数十頁を齧り読みしているにもかかわらず、読破を断念しようという気は全く湧かない。
読了は今月下旬になるやもしれず、一ヶ月を本書に費やすが充実した読書の体験となる…なっている。
さて、小生の習いとして、大作を読む際には、軽めの本を息抜きというか、気分転換に読む。
軽いといっても、内容が軽い云々ではなく、(寝床で読む際に楽、という意味でも)手にした重さや大きさのことで、図書館で文庫本や新書のコーナーを物色して適当な本を探す。
見つけたのは、小川隆夫/平野啓一郎著の『マイルス・デイヴィスとは誰か―「ジャズの帝王」を巡る21人』(平凡社新書)である(以下、例によって敬愛の念を籠め、敬称は略させてもらう)。
物理学や生物学、あるいは哲学、古代史、考古学、社会学、マスコミ、心理学、中世史、文学・評論など、いろいろ漁った挙句、音楽のコーナーで本書が目に付いた、というわけである。
マイルス・デイヴィスは、ジャズ(に限らず音楽)に疎い小生だが、そんな小生をも驚倒せしめる数少ない例外的音楽家の一人。
確か、『カインド・オブ・ブルー』には、やられてしまった。
これまた偶然、何の予備知識もなく借りたCDだったが、一緒に借りた他のCDは最初に一二度、聴いただけで、あとはずっとこのCDを架けっ放しにしてしまった。
(以下、この稿は続く)
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