今日2月5日はユイスマンスの誕生日。
だからって何というつもりもない。
下手に口にすると、「フランスの19世紀末の作家。イギリスのオスカー・ワイルドとともに、代表的なデカダン派作家とされる」、ジョリス=カルル・ユイスマンス(Joris-Karl Huysmans, 1848年2月5日 - 1907年5月12日)の世紀末的傾向の強い特異な作品『さかしま』(À rebours)を学生時代だったかに、若さに任せてやたらと濫読したその一冊として読んだ…が、実は何も読んじゃいなかったと思い知らされるだけだし(「ジョリス=カルル・ユイスマンス - Wikipedia」など参照)。

→ 4日の朝、やはり台所の勝手口…上がり框から、内庭の先の畑を撮影。朝食はまだなのかな?
ただし、「ジョリス=カルル・ユイスマンス - Wikipedia」だと、「世紀末的傾向の強い特異な作品『さかしま』(À rebours)が代表作となり、象徴主義、デカダンスの作品としてヴァレリーやワイルドに影響を与えた。『彼方』では黒ミサなど悪魔主義を取り上げた」が、「晩年は舌癌を患い病苦の中、カトリックに傾倒した作品をいくつか残している」と、まるで生涯のある時期、病魔のせいもあって、回心したかのような印象を受ける。
ここはやはり、「松岡正剛の千夜千冊『さかしま』 ジョリ・カルル・ユイスマンス」が秀逸である。
実はそうではないと、松岡正剛は言う。
事実はまるで違う、とも。
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