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2009/11/21

夢のない夢を見る

おかゆの作り方から始めます」にて、場合によっては最後の入院になるかも、との懸念もあった(主治医にそう警告されていた)入院生活を終え、母は自宅療養へ、などと書いた。
 その自宅療養、まだ、三日目なのだが、小生はヘトヘト。

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→ リクライニング機能のある車椅子を用意。

 朝は八時前に母にインシュリンの注射。
 その前に、朝食の準備。温めれば出せる(食べれる)ようにしておく。
 インシュリンを打つには、ベッドに寝ている母のベッドの上半身を電動機能を使って起こしておく。

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2009/11/20

我がタクシードライバー時代の事件簿(4)

タクシーと忘れ物(お彼岸篇)

 ある年のお彼岸の日に、とんでもない忘れ物があった。
 その日は、祭日で、天気は晴れていたのだが、通常は営業的には暇なはず。
 が、お彼岸は、お墓参りの方が多く、日中に限っては忙しい。

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← 「月はどっちに出ている」(監督:崔洋一 出演者:岸谷五朗/ルビー・モレノ/絵沢萠子)

 昼過ぎだったか、とある駅でお乗せした年輩の方と若い方との二人連れのお婦人方を、基本料金で行ける場所にあるお寺へ。

 二人をそのお寺で下す。無論、忘れ物はございませんか、と声を掛けた。
 そして、小生は次の営業へと車を走らせた。

 すると、すぐに別のお客さんが乗ってくれた。
 嬉しい。
 お客さんが連続するなど、近頃ないことなので、嬉しい。どうやら、そのお客さんもお墓参りの方のようだ。

 が、その喜びは束の間のものだった。お客さんの一言で、一気に暗転したのである。
「あの、忘れ物、ありますよ」だって。

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2009/11/19

おかゆの作り方から始めます

 最後の入院になるかも、などと医者に言われつつの母の入院だったが、治療のための病院(入院)から、療養のための病院に転院し、今日、二ヶ月余りぶりに退院となった。

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→ 『新装版 図説 宮沢賢治』(上田 哲 /関山 房兵/大矢 邦宣 /池野 正樹編 河出書房新社) 図書館の新刊コーナーでこの本を見つける。宮沢賢治とあっては、手にとるしかない。新装版というが、前に読んだ(眺めた)気がするが、忙しくてまともに本を読めない今、せめて宮沢賢治の世界の一端にでも触れたい。今朝未明のアルバイトは、氷雨といったような冷たい雨の降る中での辛い作業だった。風も吹いて、一層、バイクの運転が難しくなったりする。ふと、今頃の岩手はもっと寒さが厳しいだろう、なんて思ったり。そういえば、学生時代は仙台で過ごしたが、十月末の木枯しの酷いほどの冷たさは、今も記憶に鮮明である。岩手はそれ以上の寒さのはずなのだ。「雨ニモマケズ」を思い出す。賢治の場合、「雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ丈夫ナカラダヲモチ…」などと続くのだが、小生はただただ、「雨ニモマケズ風ニモマケズ」を繰り返すのみだった。

 快方に向かっての退院ではなかった。
 基本的に病院ではもう現状を維持する以上の治療の手だてはない、だから、療養(医療)病院で、あるいは介護施設(病院)で長く入院を続けるか、それとも、敢えて退院し自宅での療養に専念するか、のどちらかしか選択肢はなかった。

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2009/11/18

我がタクシードライバー時代の事件簿(3)

営業の初日、白バイに捕まる」の巻

 小生がタクシードライバーの免許を取得したのは、1995年8月。
 真夏の真っ盛り、七月頃から二種免許取得のため、大田区から足立区の自動車学校までせっせと通った。
 大田区(城南方面)に住んでいるものにとっては、足立区は東京の外れに感じてしまう(逆もまた真かもしれない)。

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← ドラマ 『東京タクシー』 (画像は、「ドラマ 『東京タクシー』 第14回釜山国際映画祭への特別招待が決定しました! [株式会社ミュージック・オン・ティーヴィ] - ニュースリリース:サービス業 - Qlep熊本」より)


 馴染みのない地域だったことや、タクシー稼業でやっていけるか心配だったこともあり、心細く、何となく島流しというか、一人だけとんでもない次元に吸い込まれていくような感覚を抱いていた。
 仲間が誰も居らず、相談相手もなく、書くこと(読むこと)を優先しての、それなりに考え抜き選び抜いた職業だった。
 タクシーに乗ってしまえば、あとは(実車中はともかく)自分だけの天下、自分ひとりの世界に居ることができる…。

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2009/11/17

我がタクシードライバー時代の事件簿(2)

 昨日、書いた小文は、酩酊を通り越して昏睡状態に陥っていた乗客の話だった。
 今日、紹介する出来事も、ある意味、酔漢に関係する。
 但し、乗客が酔っ払っているのではなく、乗り込もうとする(潜在的には客ではあるが)二十代半ばから三十前後の男が酔っ払っていたのである。

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→ 「タクシードライバー スペシャル・エディション」(マーティン・スコセッシ監督 ロバート・デ・ニーロ主演) 小生は、このロバート・デ・ニーロが男優としては好き。めったに一人では映画館に足を運ばない小生だが、彼の映画だけは数少ない例外。 (画像は、「タクシードライバー スペシャル・エディション-ロバート・デ・ニーロ - TSUTAYA オンラインショッピング - DVD」より)

 1998年5月2日に、ロックバンド「X JAPAN」のメンバーだった「HIDE」さんが、自殺(あるいは事故死)した事件があった。
 ワイドショーか何かで聞きかじったのかどうか今では定かではないが、記憶に間違いがなければ、彼の住所は南麻布にあったのではなかったか。

X JAPAN」のファンでもなんでもない小生が、この事件が印象深いかというと、やはり、この事件の直前、南麻布でちょっとしたトラブルがあったからである。

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2009/11/16

我がタクシードライバー時代の事件簿(1)

 タクシー客で何が困る、迷惑かというと、酔漢、特に車中で吐き気を催す人。
 後部座席で客が「おえっ!」なんてやっていると、気が気でない。
 無論、そんな時は、備えてあるビニールの袋を渡すし、客が要望すれば(時には、しなくても)、車を一旦、止めて、道端での始末と相成ることもある。

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← 「タクシードライバーの推理日誌スペシャル「東京~宮崎日向灘、殺人画の乗客!!慰安旅行で巻き込まれる謎の連続殺人!?再会した女に秘密あり」」の一場面 (画像は、「どうせ誰も見てませんからっ☆★ 「タクシードライバーの推理日誌スペシャル」(土ワイ)」より)


 が、中には、いきなり、一気にゲボッとやっちゃう客も居たりして、ただただ迷惑なのである。
 車の中で店を広げられてしまった場合、お客さんが降りた後、車を会社か何処かの公園へ回送し、車の清掃である。匂いは一時間じゃ、消えない。ビニールマットやシーツなどの清掃にも手間取る。マットの下の床もちゃんと洗わないといけない。
 洗うといっても、要は用意してある古い手拭い(雑巾)などで、せっせと拭い去るしかない。

 建前としては(会社の推奨として)、迷惑料として、二時間の営業ロスということで、数千円を戴くことになっているが、大概の客は酔っていることを理由に(しかし、実際には吐いた段階で意識がはっきりしているのだが)、あとは野となれ山となれで、運賃だけ払って、さっさと立ち去っていく。
 案外と足どりはしっかりしていたりする!

 特に新人時代、そうした酔漢の客を乗せる仕儀に相成ったものだが、そんな中、忘れられない客がいる。
 今回は、その話をメモしておく。


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2009/11/15

我がタクシードライバー時代の事件簿(序)

 昨日だったか、(録画で)女性のタクシードライバー(演じるのは、余貴美子さん)が主人公のドラマを観た。
 録画は見終わった後、消し去ったので、題名は定かではない。
 確か、「女タクシードライバーの事件日誌」で、小生は初めて見るのだが、再放送モノだったと思う(どうやら、「殺意の交差点 1時33分から空白の乗車記録…忘れ物の傘が招く白昼殺人」らしい)。

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→ タクシードライバーの制服姿の余貴美子さん (画像は、「テレビドラマ「女タクシードライバーの事件日誌④」 - 「おやじぃ」の日々つぶやき」より)

 小生は、時間に追われる、且つ、介護やお見舞いなどを中心の生活を送っているので、テレビを時間通りに見ることは叶わない。
 なので、録画しておいて、空いた時間に、場合によっては途切れ途切れの形で見ることが多い。


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