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2009/10/17

藁にも縋る思い?

 過日、紹介したエリアス・カネッティ著の『眩暈(めまい)』(池内紀訳 法政大学出版局)の読後感が今も鮮烈である。

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← 未明の仕事の途中、渡る橋の上から撮影。富山湾に注ぎ込むこれは川というより運河。小樽運河には敵わないけど、なかなかロマンチックな光景。もう少し、工夫したら観光(デート)スポットも夢じゃない気がするのだが。

 小説として(あれが小説と呼べるならばだが)名作だとか、まして感動を呼ぶ作品とは到底、思えないのだが、文学の枠(文学とはこういうものだといったような思い込み、偏見)を過激な描写と手法で粉砕してしまうような作品であることは否めない。

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2009/10/16

フリードリヒのロマンという悲劇

 小笠原洋子著『フリードリヒへの旅』(角川学芸出版)を読んだ。
 読んだし、楽しませてもらった。

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→ 今朝の「秋明菊 (しゅうめいぎく)」。

 同時に、ちょっと羨望というか嫉妬めいた気持ちを抱きつつ、本書を手にしていた。

 出版社による内容紹介によると、「風景を素材とした内省的で静謐な崇高の美を謳うドイツ・ロマン主義の画家フリードリヒ。その作品を訪ね歩き、モチーフとなった現場に立ち、重なり合う共感をベースとして、画家の足跡と芸術性を描き出す美術評論」といった本なのだが、特に、「その作品を訪ね歩き、モチーフとなった現場に立ち、重なり合う共感をベースとして、画家の足跡と芸術性を描き出す」といった部分に惹かれたし、羨ましくも思ったのである。

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← ゴーヤは、涸れるのみ。ヘチマは、まだ元気。

 本書については、新聞の書評欄で刊行を知った。
 読みたいと思った。
 でも、富山の図書館では、仮に入荷しても先のことだし、そもそも入荷してくれるかどうかも、怪しいものだと思っていた(すみません)。

 が、ある日、図書館へ返却に行った際、新入荷本のコーナーを習慣として眺めた際、あるではないか! というわけだった。
 嬉しかった。


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2009/10/15

「富山市美術展 2009」を観て来た(下)

 会場内をせかせかと見て回った…というより歩き回ったもので、書(書道)や工芸、写真などのコーナーは、今回は立ち入ることもしなかった。
 書(書道)や工芸(造形)作品は苦手という意識も働いて、ついつい敷居が高く感じられるようでもある。

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→ 今日の「秋明菊 (しゅうめいぎく)」。十日ほど前、庭木の剪定をしていて、発見したもの。いつのまにか花の数が増えていた。

 さて、絵の鑑賞で下手な感想など書かない。
 以下、旧稿からモノローグを少々、転記して示す。
 特に意味はない…のだが。

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2009/10/14

今日は本居長世の忌日

 芸術の秋でもあるし、今日は音楽関係の話題を。

 今日10月14日は、童謡の『十五夜お月さん』『七つの子』などで有名な作曲家・本居長世(もとおりながよ 1885年(明治18年)4月4日 - 1945年(昭和20年)10月14日)の忌日だという。
 他にも、『青い眼の人形』 『赤い靴』 『めえめえ児山羊』 『汽車ポッポ』などがある。

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← 仕事も終わって帰路に付く。東の空を望む。

 本居長世については、「本居長世 - Wikipedia」もいいが、例えば、「銀の櫂 本居長世」がいい。
 名前からも察せられるように、「国学者として著名な本居宣長の6代目の子孫に当たる」。

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2009/10/13

「富山市美術展 2009」を観て来た

 富山県民会館美術館にて開催されていた(会期は、10月6日(火)~12日(月))、「第5回 富山市美術展 2009」を鑑賞に行って来た。

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← 古田恵子「Cocoon 混沌の分解」市展大賞

 ネット(のみ)での交流の(少し)ある方の作品が出品されている、しかも、その作品は市展大賞を受賞されているということで、チラッとでも実物を見ておきたかったのだ(例によって、敬愛の念を籠め、勝手ながら敬称は略させていただく)。


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→ 展覧会の帰り、買物を済ませ、川縁を通る。寒波も去って、少し走ると汗ばむ。水鳥たちも日向ぼっこしていた。

 倒壊した杉の木の片付けやらお見舞い、家事、アルバイトなど慌しい中を縫っての、束の間の静謐の時…。
 のはずだったが、会場が広いこともあり、多数の作品を一通りは見ておきたいという欲求も湧くもので、日常以上に駆け足の、慌しい鑑賞となった。


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2009/10/12

カネッティ『眩暈』に眩暈!

 エリアス・カネッティ著の『眩暈(めまい)』(池内紀訳 法政大学出版局)を読んだ。
 二週間以上を費やして。
 読んだ、なんて言えるのかどうか…。
 目を通しただけ、というのも違う。
 とにかく読了して、今は、偏屈さと狂気とで一杯の脳髄の中を這い回っただけ、という感があるばかりである。

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→ 自宅の庭先から西の空を撮ってみた。画像を拡大すると、一番星が見える…はず。

 ノーベル賞作家カネッティの長編小説と世上は紹介されるが、当然ながら本書を書いた当時は、無名の書き手に過ぎなかった。
 実際、1905年生れの彼が本書を書き始めたのは、1929年に学位(ウィーン大学で化学)を取得した頃であり、書き上げたのは26歳の頃と言われている。
 発表当時は、ほとんど、無視。あるいは罵倒の対象だった。

 そりゃそうだ、こんな本が公表された当時に理解などされるはずがない。
 およそ、理解が出来るのかどうか自体、小生には分からない。


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2009/10/11

杉の木が倒れた

 台風18号が本州・中部を縦断していった日の夜、我が家に隣家から電話があった(らしい。受けたのは父である)。
 杉の木の枝が何とか。父の話は、要領を得ない。

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← 倒れた杉の木の惨状。

 雨が降っているし、別に大事とも思わず、翌日、対処しようと、そのままにしていた。
 翌朝、バイトへ行こうと、真夜中の二時過ぎに家を出た際、チラッと様子を窺いに。

 すると、この始末である! 杉の木が倒れている!
 枝葉の問題じゃない!

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