数学と彫刻とを自在に越境する芸術家
三次元空間までなら、初歩的なものなら、小生でも脳裏に思い浮かべられるし、拙いながらも描くことだってできなくもない。
しかし、四次元などもっと高等な次元となると、手も足も出ない。
ところが、世の中には、数学の最高の概念を理解できるだけじゃなく、それを形に表現できる才能の持主がいる!
← Helaman Ferguson「Figureight Knot Complement」 (画像は、「helaman ferguson sculpture」より。以下、同様)
問いが立てられてから解決まで四百年を要した、ケプラー予想が1998年、ミシガン大学の数学者トマス・ヘールズによって、コンピューターを大々的に利用する方法でだが、証明が成し遂げられた。
そのトマス・ヘールズの偉業を助けた数学者にサミュエル・リーハイ・ファーガソンなる人物が居る。
その人物も優れた方なのだが、ここでは、彼の父親であるヒラマン・P・ファーガソンを紹介する。
彼こそが、本稿での主人公である。
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