« 中島敦と中村晃子と | トップページ | ビートルズと息することと »

2009/12/05

普天間のことあれこれ

普天間の移設先は関西空港?」といった話が急(?)浮上してきた。
 小生は、前々から沖縄の米軍基地問題について、本州などの都道府県当局や住民が、対岸の火事というか、沖縄の問題…遠い話扱いしているように感じられ、不満だったり、情けなく感じたりしてきた。

2009_1204071003tonai0009

← 我が家の前庭、キウイ畑の一角に今年、突然、育ってきたこの植物。秋も深まって、真っ赤に紅葉していて、みすぼらしい我が家の庭に彩りを添えてくれている。が、今日、訪ねてきた方が曰く、これはウルシ科の木の一種なのだとか。触れると、かぶれるかも、だって! 我輩、もう、何度、触れたか分からん!

 何故、沖縄以外の何処かの県(や道や府、都)が基地の移設(受け入れ)先として名乗りを上げないのか、解せない…というより、歯痒い思いがあった。

 無論、騒音問題や基地周辺の治安のこと、その外、課題は多岐に渡るだろうが、名乗りを上げないことには、検討の余地すらない。
 確かに、我が富山県に来たら、どうだろうか…。やはり、反対の声が高まるに違いない。

 そこに、この度、「移設先が問題になっている沖縄県の普天間基地だが、大阪府の橋下徹知事は関西空港へ移設する議論に前向きな姿勢を示した」わけである。
 実際、過去には、訓練(演習)の場として、北海道に白羽の矢が立ったことがあった。すったもんだもあったが、今は穏当に推移している(らしい ← 未確認)。
 関西空港ならば、「海上空港でもあり、騒音問題や24時間運用問題などが一気に解決」という、素人レベルでは、中々のアイデアだという意見もありえる。
 まあ、実際に移設先の具体案(選択肢)として関西空港なのか、他の空港もありえるのかどうかは、別儀の問題だろう。

Mcas_futenma

→ 「普天間飛行場」(通称は普天間基地(ふてんまきち、MCAS FUTENMA)) (画像は、「普天間飛行場 - Wikipedia」より)

 小生は、鳩山首相がアメリカや、国内のアメリカの(恐らくはほんの一部の)声に過敏な連中の声にも関わらず、普天間基地の移設問題について、ともすると優柔不断の姿勢を示すのは、恐らくは国内の(無論、沖縄以外の)何処かへの移設を念頭においてのことではないかと勘ぐってきた。

 敢えて結論を年内にしないで、従前の日米関係を絶対視する識者の癇に障るような姿勢を示し続けるのも、県内での移設ではなく、少なくとも県外移設を、という意見の盛り上がりを半ば意図的に期待してのことではないか、とも、やや鳩山首相に肩入れしすぎ…やもしれない考えを抱いていた。
 そもそも県外への可能性を最後まで追求するのは、民主党政権にとって、そして鳩山首相にとっての至上命題でもあったのではなかろうか。

2009_1204071003tonai0007

← 昨日(3日)の朝、テレビを見ながら慌しく朝食をとっていたら、ガリバー(旅行記)には、モデルがいて、それは日本で活躍した実在の人物だ、といったミニ特集が。しかし、これって、相当な旧聞。小生にしても、3年前、「スウィフトや遠路はるばる風刺かね」なる拙稿で、この話題を採り上げているし、我がブログでの情報のほうが内容が豊かである!本年の秋にも、「ガリバー観音崎上陸300年 ? !」を書きおろしたものである。 番組で、新たな情報が出たのかと、期待の念をもって見ていたが、ガッカリ。

普天間の移設先は関西空港? ココログニュース:@nifty」によると、「橋下知事のコメントに対して、仲井真弘多沖縄県知事は「意識を持っておられる知事さんがおられ、それなりに関心を持っていただいていると思うが、政府がどう取り組むかだ」と政府の判断に注目」という。
 
 とはいっても、具体論の段階になると、大阪に限らず、関西圏の人々にしても賛否があるだろうし、唐突な話に思えて、当惑するだろうことも考えられる。
 そもそも、普天間基地の機能を移設するに際し、関西空港の地政学的、軍事的検討が十分に加えられないといけない。
 日米の間に設けられた、基地問題についてのワーキンググループ(作業部会)でも、アメリカ側はともかく、鳩山首相は、予断を持たずに(結論ありき、の姿勢ではなく)可能性を考えるというのも、県外移設の可能性を念頭に置いての主旨だったのではなかろうか。

 日米関係は、アジアの国々や中南米諸国の勃興など世界の勢力地図の激変、その中でのアメリカ(軍)の存在感の相対的低下、冷戦構造崩壊後の日本のあり方、日米安保のあり方の模索、などなど、まさに暗中模索の時期にあると考えるべきだろう。
 環境問題で鳩山イニシアチブを示したように、鳩山首相に限らず民主党政権は、日米関係や世界の中での日本のこれからのあり方についても、従前の発想に囚われない可能性を考えている、あるいは考えざるを得ないのだろう。
 自らの頭で考える、シビアーな段階に今、日本があると、現状認識すべきなのではないか。

Photo_futenma

→ 沖縄県中城村(琉球王朝の流れに生まれる)出身の歌手・普天間かおりさん。「普天間」つながりで登場していただきました。「普天間かおりofficial web site」へ! (画像は、「普天間かおり[プロフィール]- TAKUMI NOTE」より)

 いずれにしても、普天間の移設問題に戻って考えるなら、「普天間の移設先は関西空港? ココログニュース:@nifty」の末尾にあるように、「県外移設が望ましいという意見が多い一方で、受け入れを表明する地方がない米軍基地問題の現実。関空のような民間空港を軍事基地として利用するにはいくつもの問題があるだろうが「普天間移設についての議論はやぶさかではない、とする発言は、勇気があると思う」(まるこ姫のブロガー)と、橋下知事の姿勢を評価する声もある。米軍基地については“沖縄の問題”ではなく日本全体の問題として各地でももっと議論が行われるべきではないだろうか」というのが、現段階での穏当な意見なのではないか。

                              (09/12/04 作)

|

« 中島敦と中村晃子と | トップページ | ビートルズと息することと »

テレビ情報」カテゴリの記事

写真日記」カテゴリの記事

富山散歩」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

社会一般」カテゴリの記事

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

以下の記事がとても参考になります:

[ 田中宇:日中防衛協調と沖縄米軍基地 ]
http://tanakanews.com/091208japan.htm

[ 田中宇:官僚が隠す沖縄海兵隊グアム全移転 ]
http://tanakanews.com/091210okinawa.htm

投稿: やいっち | 2009/12/12 20:57

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/52847/46935246

この記事へのトラックバック一覧です: 普天間のことあれこれ:

« 中島敦と中村晃子と | トップページ | ビートルズと息することと »