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2009/12/31

矢でも雪でも持って来い!

 道端には過日の寒波で降り積もった雪の名残りの山が方々に残っている。
 道を空けるため、どかされ避けられた雪が堆積した山である。
 その表面は、ススなのか埃なのか、薄汚れていて、雪とは呼びたくない、無残なだけの冷たい塊である。

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→ 裏庭に育つミカンの木。積もっていた雪がかなり溶けたので、ようやく近づくことが出来た。多くを鳥たちに啄ばまれてしまって、収穫は僅かに籠一つ分だけ。まあ、枝付きのミカンの実を玄関に飾れるだけでも良しとしよう(但し、正月にはちゃんと食べる。奥のチューリップは、母への見舞いに近所の方にもらったもの)

 一旦、こういった雪の山(塊)ができてしまうと、ただただ厄介である。なかなか溶けない。
 表面は、上記したように、僅かながらも黒っぽいのだから、日中、束の間の晴れ間に少しは溶けそうなのだが、気温の低さもあるのだろうか、頑固なまでに形を死守する。

 山はなかなか小さくならない。

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← 鳥たちに啄ばまれたミカンの木の根元の惨状。まあ、少しは鳥たちの越年・越冬の助けになったと思うとしよう。木には何個か実を残しておいたので、まだ、食べることができる。但し、早い者勝ち、だよ!

 この数日の寒気の緩みの間に、屋根から落ちた雪やスコップなどで避けた雪が合わさってできた雪の堆積の山をせっせと崩していた。
 崩した雪を日溜まりのほうへ、融雪の水の流れに溶けさせるように、あるいは届くなら溝(みぞ)に散らばらせる。

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→ 不思議なのは、南天の実はほとんど鳥たちの被害を受けないこと。実に毒があるのだろうか? 不味い? 実が枝の下方に垂れて付いているので、ホバリングしながらにしても、食べづらいのだろうか?

 が、そうしている間に、次の寒波がやってきてしまった。
 明日…否、今夜にも、古い根雪の層(塊)の上に新雪が積もるのは必至。

 新雪…なんて言葉を聴いてロマンチックな気分になれたのも、遠い昔のことだ


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← これは22日の夜の画像。さすがに今日までには、車道や歩道の人通りの多い部分の雪は大半が消えたが、こうした避(よ)けられ積み重ねられた山は、ずっと残ってしまう。

 しかも、明日からは吹雪くかも、だって。
 こうなりゃ、自棄だ。矢でも雪でも持って来い! って、ウソウソ、あんまり降らないで!

 いよいよ大晦日。
 皆さん、よいお年を!


(09/12/30 NHKラジオでフランク永井さんの特集を聴きながら書きおろす。)

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コメント

富山はやっぱり雪国ですね。写真の雪景を見ると、札幌にいた頃を想い出します。
向こうでは真夜中にブルドーザーが除雪にやって来て、朝になると車道と歩道の間に雪が盛り上がっています。その雪の山が日を追うごとに高くなって、二月頃には三メートルほどにも達します。歩道の無い裏通りなどは道路の両端に雪を押しのけるので、道幅が半分になってしまいます。懐かしい話です。

さて、今年も弥一氏の記事は全部読ませてもらい、大いに刺戟を受けました。
2009年もあと僅か。おたがい良い年を迎えたいですね。

投稿: 石清水ゲイリー | 2009/12/31 11:20

石清水ゲイリーさん

富山はやはり雪国です。実感しています。
昨日からの雪は一気に積もって銀世界になり、今や白魔の世界へ!
昨日は雪掻きを4回、今日は昼過ぎで3回目。体の節々が傷みます。
でも、まだまだ降っている!
明日まで!

富山でも除雪車やブルドーザーが活躍しています。
幹線道路は勿論だけど、学校や競輪場など、広い空き地はそういった車が夜中に大活躍。
今朝、未明も、随所で見かけましたよ。
昔、富山の平野部でも積雪が3メートルになった時は、我が小学校の校庭を自衛隊が除雪作業していきました。
その年、校庭の隅っこにスキー山を作ってもらった。それは今もあります。

詩人で評論家で、且つ、ルポライター(街並み探求家)の石清水ゲイリーさんの記事、興味深かったり、小生には手ごわかったり、刺激を戴いております。
同時に、日記を覗いてもらっているというだけで、励みになってます。
最近は、軽い記事しか書けないのが残念です。
今年は少しは…。

今年もよろしくお願いいたします。

投稿: やいっち | 2010/01/01 13:33

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