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2009/12/08

我が追っ駆け時代のこと

2010年リベルダージ New Year Party のお知らせ!」なる記事を書いた。

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→ 昨日(六日)、雨模様の一日だったが、不意に明るくなったなと思って、外を眺めたら虹! 慌てて窓を開けて撮影。

 かつては、サンバエスコーラ(チーム)リベルダージ(G.R.E.S.LIBERDADE)のメンバーであり、今は一人のファンとなった小生が勝手に宣伝するもの。

 東京在住時代、我がチームや贔屓の方のサンバパレードを追っ駆けしていたものだった。遅れた…遅すぎる青春?

 以下、05年の新年会での我が観劇(感激)記を一部割愛の上、転記して示す:


新年会

 (前略)
 人付き合いの極端に悪い小生、これが唯一の新年会、しかも、小生自身そのメンバーであるにも関わらず、活動は一切していない。勝手に広報担当ならぬ後方担当を自称しているだけ。折々のサンバパレードをギャラリーとして追い掛けて、レポートなどを作成、撮った写真と共にホームページに載せてきた。
 自分も参加したいが、仕事は別にしてプライベートは書くことと読むことに専念していることと、生来の怠け癖があって、楽器の練習など、つらいことを避けがちになってしまうのである。実に情ないメンバーで、忸怩たる思いがある。
 それでも、素晴らしい演奏や踊り、素敵というより圧倒される人間性に触れられて、チームの末端のそのまた端っこでささやかに応援しているわけである。

 我がサンバチーム・リベルダージの新年会…。当然ながら年に一度である。二次会は別にしてだが(小生は疲れきって新年会が終わると、さっさと帰宅してしまった)。
 なのに、小生は当日の朝まで、書評エッセイなどを書いていて、就寝したのはすっかり夜の明けた頃合い、しかも、ベッドではなく、休日の前日の常なのだが、ロッキングチェアーでの居眠りの延長。
 気がついたら、正午前だった。チームのメンバーなら、朝の9時半までに集合し、新年会の準備などに携わる必要があるのに、こうした体たらくなのだった。食事を掻き込み、急いで会場のある墨田区は吾妻橋へスクーターを走らせる。
 スクーターを走らせ始めたのは1時10分。会場に到着したのは2時前だった。新年会は1時に始まる。スタートの時点で開始されてしまっている。

 サンバは、自分が演奏や踊りなどで参加する場合はともかく、パレードを見物するなら、バツカーダという演奏と踊りとの饗宴が一番、楽しい。その狂騒状態の雰囲気に浸れると尚のこと楽しい。
 新年会のオープニングも、やはりバツカーダで始まっている…はずだが、小生はミスってしまっている。
 それでも、バツカーダは、オープニングのほかに、会の途中、そしてエンディングでも行われたので、一番好きな雰囲気だけは味わえている。最初に数枚、写真を撮ると、あとは、腰の重いこの我輩も、腰をフラフラ足はヨタヨタさせながらも、音と踊りの狂躁を味わうことができた。
 サンバチームは、それぞれに新年会を行うようだが(チームによってはクリスマスパーティを兼ねた忘年会として年に一回だったりするようだ)、小生は我がチームの新年会しか見たことがない。なので、他のチームの形式は分からない。

 通常、サンバの季節が始まって、商店街などで行われるサンバパレードは、まさに基本的にはサンバを基本とする。が、新年会となると、音楽についてもサンバのみならずボサノバ(調)もあるし、踊りについても、ズークとかボイなどがあり、「普段は聞けないようなジャンルのブラジル音楽が盛り沢山」なのである。

 特に昨年の新年会で知った、ボイ・ブンバは衝撃的だった(←このサイトは是非、覗いてみて欲しい。「ボイ・ブンバという名前、ボイ(BOI)は雄牛。ブンバ(BUMBA)は、 爆発やも のが落ちたときの音の擬声語に使われ、大騒ぎといった意味などにもなります。 」というのだが)。
 ブラジル(アマゾン)の音楽の多彩さを知らない小生が迂闊なだけだが、奥の深い世界のほんの一端を垣間見たような気がした。

 昨年は、ボイ・ブンバは、確か、BOI AMAZONAS(ボイ・アマゾナス)だったが、今年は、「バンダボイアルアナ」というチームだった。が、生憎、ホームページが見つからない。ボイのこと(も)よく分からないのだが、サンバより土俗性があるような気がする。サンバも踊りは激しかったりすることがあるが、ボイは激しいの一言だ。それだけに演奏と歌と踊りを楽しむ、特に踊りなどで参加するものとしては、楽しめるような気がする。踊りもしない小生が言うのも気が引けるのだが。
(改めて断っておくが、小生はサンバチームのメンバーでありながら、活動はしていない。だから、サンバのことについて語っていても、サンバの周辺を巡っているだけで、サンバの音楽や踊りの世界、歴史的背景も何も知らない。そもそも語る資格もない。ただ、ファンとして遠巻きに楽しんでいるだけなのである。サンバ論を語っている訳ではない。とにかく、サンバもボイもズークも見るが勝ち、参加するに越したことはないのである。)

 新年会の会場では、今年初めて会う方ばかりなのは当然として、ほとんど昨年の浅草サンバカーニバル、あるいは志村銀座パレード以来の顔合わせの方が全て。しかも、サボっている幽霊会員なので、遭うたびに手伝わなくて、参加しなくて申し訳ありませんと、恐縮しまくりだった。
 それでも、許される限り、会場のあちこちでプライベートな写真を撮らせてもらったりした。ひたすら、優しい人柄に甘えてばかりなのである。そうして撮った、舞台の上ではない素の写真は、申し訳ないが掲載は割愛させてもらう。

 また、舞台で踊り歌い演奏する様子を撮ったものも、画質を相当に落として掲載している。プライバシーの問題もあるし、まあ、見たかったら、是非、パレードや練習会場に足を運んでもらいたい、というわけである。
(サムネイル画像ではないので、クリックしても画像は拡大できない。申し訳ないですね。)

 サンバチームのメンバーは、セミプロ乃至はプロとして活動している方も多いが、多くはそれぞれに仕事を持っているし、あるいは家庭を持っている。地域での活動も担われたりして、ただでさえ忙しい中を割いて、練習し、パレードに参加し、ライブ会場などへ足を運ぶ。
 練習も、スケジュールが合わなかったりして、侭ならず、ほとんどぶっつけ本番状態で新年会に臨む羽目になった即席のチームもあったりする。
 衣装についても、専門店や海外(ブラジル)などに発注することが(特に浅草サンバカーニバルの時などは)多いようだが、自前で、それもお手製の衣装だったりする。夜鍋仕事で作ったりする。あるいは練習会場に集まった際に、昼休みなどに、せっせと作っていたり、そもそも、サンバパレードも、この新年会も、メンバー自らがスタッフなのである。
リベルダージの新年パーティーは、チームのメンバーだけのための行事ではありません。むしろ、みなさんに楽しんでいただくためのパーティーなのです。リベルダージのメンバーの多くは出演者・スタッフとしてパーティーの盛り上げ役となり、さらにメンバー以外の方々が多数出演してくださいます」という所以である。

 さてさて、新年会では写真は、それぞれの出し物の最初に何枚かを撮るだけ留め、後は出来るだけ演奏や踊りを楽しむようにしている…とはいいながら、日頃、運動の類いは一切していない小生のこと、その前に前夜は徹夜しかも椅子での仮眠だけだったりして、会場では二時前に到着して、それこそ、二時間も経過しないうちに足が辛く、立っているのもやっとだった。
 空いている椅子を探すが、なかなか見つからず、壁や柱に背を預けて、ショータイム以外は、ひたすら休憩。会費を払っているので、食事や飲み物も自由なのだが、酒は飲めないし、スクーターで来ているので、お茶やジュースばかりをがぶ飲みする。

 さてさて、新年会では写真は、それぞれの出し物の最初に何枚かを撮るだけ留め、後は出来るだけ演奏や踊りを楽しむようにしている…とはいいながら、日頃、運動の類いは一切していない小生のこと、その前に前夜は徹夜しかも椅子での仮眠だけだったりして、会場では二時前に到着して、それこそ、二時間も経過しないうちに足が辛く、立っているのもやっとだった。
 空いている椅子を探すが、なかなか見つからず、壁や柱に背を預けて、ショータイム以外は、ひたすら休憩。会費を払っているので、食事や飲み物も自由なのだが、酒は飲めないし、スクーターで来ているので、お茶やジュースばかりをがぶ飲みする。

 時折、憧れのダンサーさんを見かけると、声をかけて、写真を撮らせてと、おねだりするするのだった。
 そういえば、昨年の新年会では仮装大会もあったりして、新年会の終わり頃、みんなの投票で一番、人気のある仮装をしていた人に賞品などが授与されていたが、今年は、仮装している人は結構、会場に目立ったのだが、仮装大会(人気投票)は行われなかったようだ(多分。二次会で何かやったのだろうか。)
 で、次のショーが始まると、重い腰を上げ、足を引き摺るようにしてステージの方へ(といっても、ステージの周辺は、踊る気満々の若い人たちが専有しているので、その背後で、自分なりに懸命にステップを踏んだりしてみる…というか、体を揺さぶっているわけである。

 フィナーレのバツカーダ(ブラジル音楽特有の打楽器や手拍子で、リズムだけで延々とみんなで楽しむ)が終わったのは、6時半頃だったろうか。
 会場の舞台などの設定準備もだが、後片付けもメンバーで行う。が、小生、草臥れ果てていて、余韻と体の火照りのままに会場を早々と出てしまった。またまた、顰蹙モノである。昨年の新年会は、会の前日の準備も会が終わった後の片付けも手伝ったのだけれど、今年はその元気もなかった。

                   (以下、略。以上、転記終わり)

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