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2009/11/03

自殺防止目的で青色LED照明を導入

 今日、NHKテレビ(夕方七時)で、JR(東日本?)が自殺防止目的で駅に青色LED照明を導入したというニュースを伝えていた。
Blueled

→ 「青色発光ダイオード(青色LED)」 (画像は、「発光ダイオード - Wikipedia」より)

 どうやらかねてより新聞などでは関連のニュースが報じられていたようである:
JR東日本が、自殺防止目的で山手線全駅に青色LED照明を導入 - スラッシュドット・ジャパン
自殺予防で中央線にも青色のLED照明設置、JR東日本|日経BP社 ケンプラッツ

青色の照明は心を落ち着かせる効果がある」!

 小生は、全く勘違いしていた。
 認識を間違っていた…のかもしれない(このことは後記する)。

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← 昨日(1日)の「クレオメ(西洋風蝶草)」。昨夜来の強風(と雨)が心配。明日には花も散ってしまうか。

 海外(イギリス北部のスコットランド南西部の都市グラスゴー市)での実績が注目されてのことのようだ:
東京ベイ船橋ビビット2009Part2 青色照明@JR東日本JR山手線(2)」(← この頁は画像が多く、参考になる)

JR東日本が、自殺防止目的で山手線全駅に青色LED照明を導入 - スラッシュドット・ジャパン」から一部だけ転記させてもらう:

青色の照明を犯罪の抑止目的で採用しているところは、鉄道に限らずすでに各地にあるようだが、JR西日本や一部私鉄などではすでに採用しており、またJR東日本自身もすでに中央線の荻窪、西荻窪両駅などで採用しているそうだ。

 テレビのニュースでは、青色の照明は心を落ち着かせる効果があるそうで、青色LEDの綺麗で鮮やかな照明がホームの柱に取り付けられている光景が映し出されていた。

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青色の照明は心を落ち着かせる効果がある」!
 小生は、全く勘違いしていた。認識を間違っていた…のかもしれない。

 というのも、小生はかねてよりコンビニや街灯などの「水銀灯の灯りを、空々しい白ではなく、あの電球の、あるいはランプや蝋燭の燃える炎の色でもある、オレンジ色に変えたらと思う」と主張してきたところだからだ。

 尤も、小生は、水銀灯の白々しい白の照明では、何か殺伐とした雰囲気が漂うと感じてのことだ。それを橙色の白熱灯か、橙色のガラスを透過したLED照明に変えたらいいのに、と思ったのである。
(ただ、ちょっと分からないのは、「青色の照明は心を落ち着かせる効果がある」というのだが、それは、青色LED照明の放つ青色のことなのか、青色の照明だったら、大なり小なり同じような効果を持つのか、という点。)

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← 「さまざまな白熱電球」 (画像は、「白熱電球 - Wikipedia」より)

 正確には小生は(拙稿「冬の星」の中で)次のように書いている:

 小生、思うに、水銀灯の光は、何か寂しいし、冷たさをも感じさせる。コンビニの照明も今は、白。何か他人行儀な、よそよそしさの印象を強烈に放っているのでは。昔の照明がアナログなら、水銀灯はデジタル的。そんな印象を受けている人も多いのでは。
 前にもどこかで書いたのだが、街灯やコンビニの照明をもっとソフトに、できれば、昔ながらのオレンジ色の光に変えると、町の印象も随分と変わるのではないかと思う。

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 なるほど、「青色の照明は心を落ち着かせる効果がある」というのなら、町の明かりやコンビニの照明を青色のものに変更するか、あるいは店内の要所に設置することを考えたらいいと思う。
 でも、思い込みというのはあるもので、青色の照明は心を落ち着かせる効果があるのかもしれないが、心を暖めるという意味では、昔ながらの橙色に灯る白熱灯がもっと雰囲気的にいいと感じられてならない(← まだ言ってる!)。

 
関連拙稿:
白熱電球製造中止…
冬の星

                               (09/11/01(2) 作)

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