石蕗 (つわぶき)の花のごとくに我もまた
過日(11月2日)、津島 佑子【著】の『快楽の本棚―言葉から自由になるための読書案内』(中央公論新社 (2003/01/25 出版))を読了した。
図書館で借りる本を物色していたら、「芸術の秋」特集コーナーがあって、二十冊ほどの本が並べられていた。
その中から二冊を選んだうちの一冊である。
→ 昨日、「月影のワルツ?」なる記事で、(ほぼ)満月のもとでの、ややセンチな感懐など書き連ねてみた。が、肝心の当夜の満月の撮影は出来なかった。これは翌日(四日)の夜のやはりほぼ満月の画像。目には輪郭も鮮やかだったのだが、小生には、ちゃんとした撮影は手に余るようである。
多分だが、小説家である津島佑子の肝心の作品のほうは、一つも読んでいないはず。
まあ、彼女の世界への糸口になれば、という思いもあって手に取った。
← 先日の寒波を乗り切った「石蕗 (つわぶき)」の花。寒波など何処吹く風と、裏の細道でひっそり咲いていた。…ところで、近々の母の退院が決まった。それは嬉しいことだが、自宅療養もいろいろ大変そうである。
(この拙稿を書き上げてから思い出したのだが、学生時代、女性作家の作品を読み漁った時期があって、その際、津島佑子の作品も読んでいた! (09/11/05 追記))
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コメント
地軸より咲きしいろなり石蕗の花 原石鼎
『石鼎とともに』という原コウ子(石鼎夫人)さんの著書でたった今、見つけた句です。石鼎晩年の作だと思うのですが、犀星の詩といい、これほど「地」との親和性を詠われる花は少ないのではないでしょうか。
投稿: かぐら川 | 2009/11/12 23:10
かぐら川さん
石蕗の花、日々、変化を見守っていますが、さすがにやや萎れ気味です。
このところの寒さに負けつつあるようです。
石蕗の花は、日陰に咲く花、その日陰で目に鮮やかに浮かび上がるように見えるので、印象的に感じられるのでしょう。
小生にしても、歌にする才があれば、歌いこみたくなる花なのです。
投稿: やいっち | 2009/11/13 21:15
突然のメールご容赦ください。昨年12月95歳で亡くなった母の覚書の中に、次の短歌が書いてありました。”夕闇が あたりをつつみし 庭先に ほの明かりする つわぶきの花”。明らかに、99歳で亡くなった父と母の作句もあるのですが、この歌は私にとりましては、素人離れしております。田舎開業医の父は医学生の時、土屋文明氏の講義を受け、心酔し、土屋文明氏の自宅まで押しかけ、昼食をご馳走になったと自慢しておりました。探す方法がありましたら教えてください。
投稿: 山﨑震一 | 2009/12/21 14:49
山﨑震一さん
ご母堂が95歳という天寿を全うされたのですね。冥福をお祈り申し上げます。
>夕闇が あたりをつつみし 庭先に ほの明かりする つわぶきの花
ただ、申し訳なくも、小生にはこの歌の作り手を探し出す能はありません。
ただ、なかなかの歌ですね。
ツワブキの花は、宵闇にまさにほの明かりするように咲いていました。
ツワブキの灯明のごと咲きにけり (や)
投稿: やいっち | 2009/12/21 21:15
取り上げていただきまして、大変有難うございました。
投稿: 山﨑震一 | 2010/02/08 16:06
山﨑震一さん
お役に立てなくて、申し訳ないです。
また何かの折、来訪願えると嬉しいです。
投稿: やいっち | 2010/02/09 15:34