カネッティ『眩暈』に眩暈!
エリアス・カネッティ著の『眩暈(めまい)』(池内紀訳 法政大学出版局)を読んだ。
二週間以上を費やして。
読んだ、なんて言えるのかどうか…。
目を通しただけ、というのも違う。
とにかく読了して、今は、偏屈さと狂気とで一杯の脳髄の中を這い回っただけ、という感があるばかりである。
→ 自宅の庭先から西の空を撮ってみた。画像を拡大すると、一番星が見える…はず。
ノーベル賞作家カネッティの長編小説と世上は紹介されるが、当然ながら本書を書いた当時は、無名の書き手に過ぎなかった。
実際、1905年生れの彼が本書を書き始めたのは、1929年に学位(ウィーン大学で化学)を取得した頃であり、書き上げたのは26歳の頃と言われている。
発表当時は、ほとんど、無視。あるいは罵倒の対象だった。
そりゃそうだ、こんな本が公表された当時に理解などされるはずがない。
およそ、理解が出来るのかどうか自体、小生には分からない。
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- シェイクスピアからナボコフへ(2025.01.24)
- 日本の常識は世界の非常識(2025.01.23)
- 庭仕事を我武者羅に(2025.01.21)
- 兵どもが夢の跡(2025.01.20)
- 寒風にアカギレしてる(2025.01.19)
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- シェイクスピアからナボコフへ(2025.01.24)
- 日本の常識は世界の非常識(2025.01.23)
- 庭仕事を我武者羅に(2025.01.21)
- 兵どもが夢の跡(2025.01.20)
- 寒風にアカギレしてる(2025.01.19)
「駄洒落・戯文・駄文」カテゴリの記事
- 柳 宗悦著『民藝四十年』に学ぶこと多し(2024.11.11)
- 生け垣の補修はしたものの(2024.10.01)
- 「昼行燈2」を夜になって書いた(2023.09.16)
- 新しいスマホで野鳥を撮る(2023.09.14)
- 光は闇を深くする(2023.09.10)
「お知らせ」カテゴリの記事
- あけおめ ことよろ(2013.01.01)
- 最近、セシウムの降下量が急上昇!(2012.01.09)
- 喪明け(2010.09.16)
- 二度あることは三度ある(2010.08.03)
- 父の死のこと(2010.07.14)
「富山散歩」カテゴリの記事
- 重慶の前に錦州爆撃があった!(2024.12.22)
- ぬるま湯の茹でカエル(2024.12.19)
- 黒blackと炎flameはみな同じ語源を持つ(2024.12.17)
- 竹にまつわるエトセトラ(2024.12.12)
- 水鳥たちはいずこへ?(2024.10.22)
「写真日記」カテゴリの記事
- 日本の常識は世界の非常識(2025.01.23)
- 庭仕事を我武者羅に(2025.01.21)
- 兵どもが夢の跡(2025.01.20)
- 寒風にアカギレしてる(2025.01.19)
- 夜の底に沈んだ気分(2025.01.15)
コメント