カネッティ『眩暈』に眩暈!
エリアス・カネッティ著の『眩暈(めまい)』(池内紀訳 法政大学出版局)を読んだ。
二週間以上を費やして。
読んだ、なんて言えるのかどうか…。
目を通しただけ、というのも違う。
とにかく読了して、今は、偏屈さと狂気とで一杯の脳髄の中を這い回っただけ、という感があるばかりである。
→ 自宅の庭先から西の空を撮ってみた。画像を拡大すると、一番星が見える…はず。
ノーベル賞作家カネッティの長編小説と世上は紹介されるが、当然ながら本書を書いた当時は、無名の書き手に過ぎなかった。
実際、1905年生れの彼が本書を書き始めたのは、1929年に学位(ウィーン大学で化学)を取得した頃であり、書き上げたのは26歳の頃と言われている。
発表当時は、ほとんど、無視。あるいは罵倒の対象だった。
そりゃそうだ、こんな本が公表された当時に理解などされるはずがない。
およそ、理解が出来るのかどうか自体、小生には分からない。
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