幻の「青いバラ」発売から「駄洒落の英語」へ!
駄洒落の英語といっても、生粋の日本人である小生、英語で駄洒落しようというのではない。
英語を日本語に翻訳しようというのだ、が、但し、駄洒落風にということだ。
事例を挙げて説明するのがいいだろう。有名なところだと、この「マッチ、ハウ マッチ?」(このヴァリエーションで、「このハマチ、ハウ、マッチ」もある)とか、「あの兵士、髭をソルジャー」ってのがある。
← 昨日も掲げたこの雫(水滴)の画像を再掲した理由は、本文を読めば分かる。(分かっても、何の得にもならないが!)
この手の翻訳は、英語にも日本語にも通暁する必要があり、至難の業ともいえる芸当ではないかと思える。が、世間的評価は低い。
が、そんな冷たい風に負けるわけには行かない。
さて、こんな一文を綴り出したというのも、あるサイトで、「ミッドナイト クライシス」という言葉を見出したからだ。
この「ミッドナイト クライシス」という言葉、あるいは認識は、一時期、結構、語られたものだった。
この言葉は、直訳すると真夜中の危機なのだが、中年の危機と意味的には訳されるようだ。つまりは人生の真夜中という意味合いなのだろう。
バブルが弾け、右肩上がり、年功序列が当たり前の社会が基盤から崩壊し、リストラが当たり前のように横行し、真っ先に首を切られたり、待遇が悪化したのは、中年だった。
やがては、若者の就職戦線にも厳しさの波が押し寄せていったのだが。
そうした社会の暗い雰囲気が漂い始めた頃、例えば、「Shall We ダンス?」とか「恋愛小説家」などの映画が封切りされた。後者は見ていないが、前者をテレビで見たことがある。
共感して見た中年男性も多かったのではないか。
この「ミッドナイト クライシス」には、他にも、子育てが終わったり、あるいは親が亡くなったりして、突然、自分の生活や人生にポッカリと穴が開き、自分の存在の意味を失ったような感覚に襲われる、そんな精神的な危機をも示しているらしい。
あるいは、この両者が重なったりして、まさにそんな時期の只中にある中年の男性(時に女性も)に強烈な波として被さってくるのかもしれない。
が、さて、ここではそんな問題に深入りするつもりはない。この小生のこと、物事を深刻に考えられないのである。情ないことに、というべきか、何処か傑出した人間性を自分に感じざるを得ないというか、この言葉を見て、即座に考えてしまったのは、我が身を思い、身に抓まされるされるのではなく、駄洒落なのだった。
小生、愚かにも、しかし小生らしく、次のようなことを掲示板に書いてしまった:
クライシスって意味深な言葉だ。「暗い死す」とか、「クライ(叫ぶ、泣く)死す」とか、「食らい死す」(食べ過ぎて死ぬってことだ)とか、いろいろ翻訳できるし。
ミッドナイトだって、「みっともないぞ」って聞えてくるし。
ってことは、「ミッドナイト・クライシス」を正確に訳すと、「食べ過ぎて死んだら、みっともない」となるのだろうか。
さて、気を取り直して、英語の駄洒落に話を戻そう。他にも、有名な事例は数多い。「ユー、ノー、ミー」を湯呑みと当て嵌めたことは、かなりの人があったのではないか。
せっかくなので、ネットでこうした事例を集めたり、あるいは自作しているサイトを検索してみた。すると、あるわあるわ、である。例えばここ。
懐かしいギャグ翻訳がたくさん、載っている。「お金欲しいんだろ?」 「マーネー」なんて、英語を覚えたての中学の頃、さんざん、言ったような。今更、そんな子供じみた真似は出来ない。
余談だが(この小文自体が余分だが)、以前、日本語で言う薔薇(バラ)は、恐らくは英語で言うローズの日本語訳なのではないかと、憶測し、「薔薇とバラの間に」という雑文を書いたことがある。
この憶測は証明は出来なかったけれど、それほど的外れの見当というわけでもないという感触を得たのだった。
が、実は、上掲の「薔薇とバラの間に」を一読されれば分かるように、小生、花の薔薇とローズとの関連だけではなく、もっと飛躍して、花の薔薇と、バラバラという時のバラとの関連さえも探ろうとしたのである。
そう、薔薇とローズとの関連程度の推測では、小生が語源探索の課題に乗り出すはずもないのだ。稀有壮大と言わずして、なんとしよう。
悲しいことに、その企図は、儚く潰え去ってしまったのだが。それでも、強引にある結論を導き出している(ここでは書かない。読んでみて欲しい)。その健気さだけは分かって欲しいと思ったりする。
(「薔薇とバラの間に」では触れられなかったが、たとえば、「ローズマリーの学名は「海のしずく」を意味するラテン語で、花の色・形を「海の雫」にたとえたもの。「rose(ローズ)」は、「露」や「雫」を意味するラテン語「ros(ロス)」。(「mary(マリー)」は、「海」を意味するラテン語」に由来する)。…雫 → 水滴 → バラバラの水 …ということで「rose(ローズ)」はバラバラを意味する! といった牽強付会なる理屈も考えられる ? ! (09/10/28 追記))
自分なりの課題として今、持っているのは、睡眠と「スイミング」との関連である。きっと、どこかに語源的な繋がりがあるものと睨んでいるのだが(きっと、「呼吸法」が焦点となるだろう)、生憎、探究する遑(いとま)がないままに、ズルズルと時を見送ってきてしまった。不甲斐ないこと、この上ない。どうも、すいませんの現在進行形である。
このように、日本語と英語、さらにはインド=ヨーロッパ語族やウラル・アルタイ語などと日本語との関連についても、もっと壮大で且つ大胆な見地から探究を進めるべきだと思っているのだが、当分は、自らが手を出せる環境にないのが悲しい。
(04/09/02)
[以下、「09/10/28」追記]
つい先日、「「夢かなう」青いバラ、11月から発売 サントリー開発」といったニュースがテレビなどでちょっと話題になった。
ああ、小生のこと、この「青い薔薇」についても、既に駄文を書いているはずと調べてみたら、確かにあった:
「薔薇の芽それとも青いバラ」
が、ネット検索で上掲の駄文を探した際、薔薇(バラ)について他にも駄文を書いていたことに気づいた。旧ブログなどで公表していたが、それが「薔薇とバラの間に」である。せっかくなので、その駄文を参照している本稿を本ブログに再掲する。
(断るまでもないと思うが、本稿は、気の赴くままに発想し、書く楽しみだけを追求した、全くの駄文である ! !)
参考にならない駄文の数々:
「小田島雄志著『駄ジャレの流儀』」
「「安室奈美恵」さんに絡んでみました!(前篇)」
「The love song of a bird ?!」
「酔漢賦(花名篇)」
「酔漢賦(鳥名篇)」
「酔漢賦(迷言篇)」
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