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2009/10/09

バイクとて風が友とは限らない!(前篇)

 富山は台風の直撃は受けなかったものの、それでも今朝未明から風雨の洗礼を受け続けた。
 昨日、夕方、予報通りに雨が降り出し、やがて本降りに。
 やれやれやはり翌朝は雨の中で仕事なのか。

 まあ、雨の中の作業は少しは馴れてきた…。
 未だ雨対策は万全とは言えないものの、それなりに工夫もしている。
 新聞が雨に濡らされないよう、営業所で貸与されるビニール(ゴム引き)のカバーだけでは心許ないので、たまたま母の入院でケアシーツを買う機会があったので、そのビニールのシーツを適当に折り曲げて、新聞を覆うように(貸与されたゴム引きシートで覆いきれない部分を補うように)、新聞の束の上に被せる。

 ほとんど気休めだが、それでも大分、違う。

 しかし、台風の進路からは外れると思えたものの、風雨の襲来を避けるわけにはいかないだろうと見込まれたし、実際、猛烈な風(雨)に見舞われての仕事となった。

 小生、バイクを駆っていて、何が怖いって、雨より何より風が怖い。

 雨は(以前もブログで書いたはずだが)雨合羽があれば、相当程度に凌げる。
(実際には、所有している合羽は古いし、安物。営業所はヘルメットもジャケットも一切、支給も貸与もしてくれない!)


 しかし、風となると!

 バイクは風の友だちになれるツールだという言い方もされるが、それは、バイクが走ることで受ける風のこと。
 自然に吹く風、トンネルの出口での突然の横風、吹きっ晒しの場所での予測不能の風、まして台風の風などは大嫌い。
 合羽を着て強風に煽られつつ走っていると、まるでバイクと自分とが一体になって、ヨットになっているような気分になる。
 丘のヨット。
 爽快なようだが、実際は風の吹くままに車線上を否応なくジグザグに走らされる羽目になる。
 操ってのスラローム(蛇行運転)なら、それなりに楽しくもあるが、風の魔に玩ばれてのスラロームはただひたすらに怖い。

 何たって道路上には自分(のバイク)だけが走っているわけじゃない。
 自家用車も走行すれば、トラックもダンプも。
 風が吹いていると、バイクはどうしてもスピードが控えめになるが、その実、車は(よほど強風にならない限り)スピードはそれほど落とさないで走ることができる。
 だから、はるか後方に居たはずの来る車どもがドントン追いつき追い越していく。
 そのたび(特にダンプやバスだと)車の巻き起こす乱流に巻き込まれたりする。
 自然の風と車どもの乱流(気流)と、そして雨。

 小生が受け持つ地区は、バイクで約30キロ(営業所との行き帰りにさらに10キロ)。
 一般道(国道や県道)などを長く走行することが多い。
 県道などは車線が片側だけでも二車線ある…。
 つまり、幅が広い、イコール、バイクにとっては、常に吹きっ晒しを他車に煽られつつ走ることを余儀なくされての時間帯が長いということでもある。


 風は、吹きっ晒しの地帯と住宅街の細い路地とでは、まるで吹き方が違う。
 最初は住宅街の片側一車線の道路でも風が怖かったが、次第に、県道などの幅の広い道路での走行に比べると、ずっと風の吹き方が弱いと感じられるようになり、ホッと一息つけるようになる。
 家々が風の防波堤の役目を果たしてくれる、というわけである。
 ただ、住宅街といっても、不況の真っ只中の富山だし、郊外の地区でもあるので、更地や田畑、駐車場といったエリアが随分とある。
 大小の公園も、どの町内にもある。
 しかも、営業のエリアは、海辺で、海から風が吹くし、運河があったりするから、風も抵抗なく吹きまくれる!
 運河や川に架かる橋を超える恐怖。
 営業エリアへの途中には陸橋もある。

 つまり、住宅街の裏道だからと思って油断していると、突然、吹きっ晒しのゾーンに突入し、突風に見舞われることが想像以上に多いのである。

 風は、営業所に着く二時半前には既に、車だと恐怖感を覚えないが、バイクは若干、揺られるほどには既に吹き始めていた。雨もしっかり。
 あーあ、風雨の中をバイクで走るという、最悪(に近い)の状況の中で仕事をやるしかないのか…。
 溜息。
 台風の影響が小さくないから、今日の配達は中止です! ってことにならないか、なんて祈るような思いで願っていたり。
(実際、「台風18号:新聞配達の男性、バイク転倒死亡--和歌山 」といったニュースも、飛び込んできた!「路上に倒れていた桜の木と衝突して転倒した」もので、直接、強風の影響を被ったわけではないようだが、背後に風の影響や雨、未明という暗さなどが原因としてあったのではないかと思われる。)

 バイクに新聞を積むこと自体が大切な準備作業であり、普段からバイクから新聞が飛ばされないよう、あるいは万が一、バイクを倒しても、新聞が被害を受けないよう、しっかり荷造りする。
 といっても、完璧にゴム紐で括ってしまっては、一軒一軒の家々に配達することができない。
 ちゃんと、一部ずつ、荷台から引っ張り出せるようでないと困る。
 しっかり荷造り、だけどすんなり一部ずつ取り出せるように工夫する必要があるわけである。

                                (この稿、続く)

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コメント

おっ、弥一さん夜中に何の仕事をされているのかと思ったら、新聞配達でしたか!ご苦労様です。雨の日も風の日もー。新聞配達と郵便配達のお仕事には頭が上がりません。家によっては週刊誌の定期購読もあるだろうし、いれわすれたらクレームの電話を受けてまたその家だけ配達しないといけない。これから雪の季節、安全第一にされてください。ところで一部週刊誌が問題にしている押し紙ってあるのですか?

投稿: oki | 2009/10/09 01:28

okiさん

真夜中過ぎの仕事といっても、悪いことをしているわけじゃないです(笑)。

新聞(一般紙)は勿論ですが、小学生新聞に中学生向きのもの、繊維業界のもの、農業関係のもの、株式関係、英字新聞、趣味の新聞、週刊誌と、いろいろ配達しています。
ルートも含め、配達先を覚えるのが大変だった。
雨だろうが台風だろうが、ちゃんと配達して、当たり前。
感謝はされず、ミスしたら所長に文句を言われます。


ところで、「押し紙」って何なのか、分からないのですが。
週刊誌は一切、読まないので事情が分かりません。

投稿: やいっち | 2009/10/09 20:28

13日は新聞休刊日ですね、一日休めるのかな?東京でも毎日新聞と東京新聞は同じ販売店です。間違って毎日が入っていたことがあって電話したらすぐに飛んで来ましたよ。富山辺りでは販売店が何紙も請け負わなければならないと推察されます、さぞ大変でしょう。押し紙とは新潮が話題にしたもので販売店が契約している以上の部数の新聞を販売店に送りつけることです。それで本社は契約部数を実際よりも多く宣伝することが出来る、って困るのは契約部数以上の新聞を無理矢理押し付けられる販売店という内容です、もちろん各新聞社は押し紙の存在を否定していますが、新潮は余分な部数の新聞を各販売店から回収するトラックの写真を載せて押し紙はあると主張しています

投稿: oki | 2009/10/10 00:17

okiさん

13日は、確かに新聞休刊日で休みです。
当然ながら、無給の!
しかも、昨日、在宅での仕事を与えられました(これも無給。サービス残業です)!
配達している家々のルートを、他の人も配達できるように、順路帳を作成しろ、だって。
こんなのは会社の仕事のはず。
でも、配っている人間しか分からないことだからという理屈で、半ば強制です(繰り返しますが、無給の、無償の、サービス残業です。アルバイトが会社へサービスする仕事ってわけです。

「押し紙」について、説明してくれて、ありがとう。
小生は実態は知りません。

ただ、配達が終わって、事務所に戻ると、確かに前日の新聞(戻り)の山になっています。
但し、少なくとも小生が見た限りでは、大半(か、ほとんど全部)は、コンビニからの戻り。

つまり、何部、売れるか分からないので、予め取り決めた部数を配達する。
翌日、売れ残った新聞(一般紙とスポーツ紙)を回収してくるわけです。
各店に多めに配達するので、かなりの売れ残りがあり、従って翌日の回収も、結構な部数(量)となるわけです。
トラックで回収して回るのも、当然の結果だろうと。
回収するトラックが撮影されても、当然だろうと思われます。
この戻り分の経費その他がどんなシステムになっているのかは分かりません。
新聞販売(配達)店が戻った(回収した)新聞の費用まで負担しているようには見受けられないのですが、真相など分かりませんね。

投稿: やいっち | 2009/10/10 13:16

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