アナトール・フランスの小説を初めて読んだ
アナトール・フランス著『赤い百合』(杉本 秀太郎【訳】 (京都)臨川書店 (2001/06/30 出版))を読んだ。
「19世紀末のパリとフィレンツェを舞台に、浮華な社交界を逃れ、真実の愛と自由を求めた貴婦人の、官能的で、はかない恋愛模様。アナトール・フランスの絶妙な筆が描く、人間の感情の機微、流行の最先端をゆく、きらびやかな会話の数々…。杉本秀太郎による完全新訳」ということで、戦後初の訳かと思ったら、そうでもないようだ(以下、敬愛の念を籠め、敬称は略させてもらう)。
← 昨日(27日)の「クレオメ(西洋風蝶草)」。今日は、父に連れ立って母の見舞いに。病床の母はしきりに父に、「早く退院させてよ!」と訴えかける。母の父に対する甘えであり、本音の吐露でもあるのだろう。けれど、一定の治療の効果はあったけれど、当面はリハビリのための入院が続きそう。車椅子での散歩が唯一の楽しみなのか。
これまで、関東大震災直前に春陽堂刊行の石川淳の手になるもの、一九五〇年に白水社版『アナトオル・フランス長篇全集』所収のものがあり、それは小林正の手になるらしい。
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