分からないでは済まないのです
→ 昨日の日記にも書いたが、小生の居住する部屋は、窓の外に植え育てたゴーヤなどが見事に育ってくれた御陰で、緑のカーテンは成ったが、反面、昼間でも暗い部屋になってしまった。この画像は、快晴の今日のお昼、部屋の中から窓を撮ってみたもの。窓の外をうかがう分には、明るそうに見えるのだが。それはそれとして、ゴーヤの収穫が相当にあり、お盆の墓参りで来訪された方たちに、ナスと共にみんなあげてしまった。
ナスの収穫をしていて、つい、目に付いて成らない、隣家の花(直下の画像参照)を撮影しようとした時だったか、正午の、追悼のサイレンが。
今日は終戦の日。
父は戦争体験のないものに戦争の悲惨は分からない、という。
← 隣家の庭先に咲く真っ赤な花。光の加減なのか、真紅の色合いが分かりづらいのが残念。満開となると、人の顔より大きい、大輪の花で、遠目にも目立つ。風車のようでもある。夕方になると萎み、翌朝にはまた咲いてをこの何日か、繰り返している。
それはその通りだろう。
でも、今は、総理総裁など政治のリーダーの多くも、戦争体験のない世代となっている。
戦争を実感していないからといって、何も語らないわけにもいかないだろう。
戦争を知らない世代が圧倒的大多数となっている時代なのだ。
実体験を以て語ってくれる世代が残っているギリギリの時代でもある。
実体験の有無だけが金科玉条というわけにはいかないのだ。
→ 夕方、食事の準備に入る前のひと時、庭先に出ると、轟音、そして機影が。定時に富山空港に着陸する旅客機である。あの機影の直下に神通川がある…はずである。川を河口から遡上するように空港に向かうのだ。一度だけ、母の急病(急な入院)で急遽、この旅客機を使ったことがある。海辺から川を遡り、やがて河原の空港に着陸する。なかなかの光景だった。
何を受け止め、どう継承し、どうやって同じ過ちを繰り返さないか。
政権交代が必至の情勢とも言われる。
どうにも避けようのない時代の変化が、潮目の変化がやってきている。
きっと今は、何かへの正念場の時を迎えつつあるのだろう。
(09/08/15 作)
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コメント
見事な緑のカーテンですね~。
我が家のゴーヤはプランター植えのせいか、茂り方はあと一歩!という感じです。
冒頭の写真のお花はクレオメ(西洋風蝶草)じゃないでしょうか。
可愛らしいお花ですよね^^
投稿: 縷紅 | 2009/08/16 22:05
縷紅さん
結果的に見ると、緑のカーテン、緑のスダレ作戦は成功したと思っています。
ただ、失敗の面も。
最初は、ナスやサンパラソル、ウレキテスサマーブーケ、ブルーベリー、ローズジャイアントなどを(店の勧めもあって)植えたのですが、幾つか花は咲きましたけど、スダレとしては育たず、夏前に涸れたり、小さいままだったり。
そのあといろんな方からアドバイスを頂き、ゴーヤやヘチマ、朝顔などを追加。
こちらが素晴らしく育ってくれたのです。
実際、植えた場所は水はけが極端にいい、多くの植物の生育には困難な環境。
毎日、水遣りしてましたっけ(今も)。
冒頭の花、クレオメ(西洋風蝶草)なんですね:
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/cleome.html
名前が分かって、ホッとしました。
ありがとうございます。
それにしても、つくづく、花にはいろんな種類・形がありますね!
投稿: やいっち | 2009/08/17 09:10
お隣さんの赤い花は「モミジアオイ」ですよ。
我が家でも咲いてます。
ほったらかしで毎年(笑)
投稿: ちゃり | 2009/08/17 23:13
ちゃりさん
モミジアオイ(紅葉葵)なんですね:
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/momijiaoi.html
ちゃりさんの家でも咲いている…。
ほったらかしで毎年、咲いてくれるってのは、小生のような者には大助かり。
なんとか、隣家の花の種、我が庭にも…って願っちゃいます!
投稿: やいっち | 2009/08/18 10:31
クレオメの花――ねこのヒゲのようなのがおしべですが――、観察するとおもしろいと思います。
花は夕方に咲き始めて、次の日に枯れてしまいます。まだ咲かない予備軍のおしべは、くるくると丸まっているはずです。
今は近くにこの花がないのでこのヒゲがいつどのように伸びるのか、観察したくてもできないのが残念です。
また酔芙蓉と同様、花の色が変わるので風蝶花のほかに酔蝶花の名があります。
もし可能でしたら「観察日記」をご紹介ください。
投稿: かぐら川 | 2009/08/18 22:52
かぐら川さん
皆さん、クレオメの花のこと、ご存知なんですね。
我がブログでも何回か、画像を載せたことがあるのですが、名前不詳で、ただ花の風情に惹かれて紹介するのみでした。
日によりますが、誰も見向きもしない(見るには、あまりに裏庭の奥)花なので、せめて我輩だけはと、日に三度は眺めます。
観察…というほど、キチンとした眺め方じゃないのですが。
折々、画像を載せていきたいと思います。
投稿: やいっち | 2009/08/19 09:38