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2009/07/31

時計草に心も溶け…そうです!

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→ 「時計草…灯台下暗しでした」で書いたが、思いがけず近所で見つけた時計草。今日、その家の方とお喋りする機会に恵まれた。御宅に時計草があるんですね、富山で(植物園以外では)初めて見ましたー、なんて言ったら、そんなことないですよー、結構、あるんですよー、だって。もう、根っ子が伸びて、世話が焼けるんですー、とも。多分、小生が物欲しそうな顔をしていたのだろう、ああ、ちょうど、一株、(根っ子の千切れたのが)ありますよー、といって、庭に駆け込まれ、その一株を持ってきてくれた。小生、大喜びで、それを早速、緑のカーテン花壇の隅っこ、ヒマワリの近くの空いているスペースに植えた。始末に負えないほどに育ってくれるだろうか。理由は書かないが、育ってくれたら、いい記念樹(草・花)になるのだが。

 大仏次郎/著『幻燈』(木村荘八/挿絵 村上光彦/編 未知谷)を読んだ。
「2009年6月」の刊行というから、出たばかりの本。

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← 出窓の曇りガラス戸を内側から撮ってみた。大きな葉っぱのヘチマの蔓が長~く伸びている。上部の大きな透き間が目立つ。網(ネット)を上の方に引っぱりあげないと、緑のカーテンにはならない。

 過日、岡本綺堂の『半七捕物帳』全六巻を読んで、なんとなく大仏次郎の『大菩薩峠』に親しんでみたくなり、図書館の書架で探したが見つからない…、ってことで、他の本を借りて帰ろうとしたら、新刊本のコーナーではなく、館の出入り口付近の特設コーナーにこの大仏次郎/著の『幻燈』があったのである。

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2009/07/30

今日は「谷崎忌」…『細雪』の頃

 今日は、小説家・谷崎潤一郎の命日(忌日)だという。
 1965(昭和40)年に亡くなった。
 その頃はさすがに読んではいない。
 高校時代、性愛の世界をひめやかに楽しみたいと、幾つかの作品を読んだっけ。

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→ 29日の夕焼け。夕食の片付けを済ませ、自転車を駆って急いで公園へ。日没には間に合わなかったけれど、まずまずの夕景に出会えた。月影も拝めた。

 学生時代になって、濫読時代を迎え、彼の代表作を(文庫本に入っているものを中心に)読んだ。
 彼の隠微(?)で独特な耽美の世界を少しは楽しめたのかどうか。

 やはり、ある程度、年輪を重ねると彼の世界は一層、愉しめるものらしい。

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2009/07/29

定価の2%はあまりです

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← 過日、お昼過ぎ、雨の中、家の庭を散策していたら、小花を発見。白く可愛い皿の真ん中にイチゴジャムをチョコンと盛ったような花。葉っぱに雨の雫がコロコロと。葉っぱにはやはり雨は嬉しいんだろうね。

 ここだけの話だが、生活費に窮し、所蔵している本をブックオフに売りに行った。
 雨の合間を縫って、自転車を駆って。

 …が、定価の2%という買値だった。
 ショック。ほんの数年前までは単行本だと1割だったのに。参った!

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2009/07/28

NHK特集「巨樹が眠る神秘の森」を観た

 宮里藍選手、米ツアー挑戦4年目、初優勝、おめでとう!

金とく 北陸スペシャル「巨樹が眠る神秘の森」」なる番組を観た。
 滅多に映画など観ない小生も観た映画『劔岳 点の記』が、入場者数百万を超える盛況ぶりで、その関連の番組なのかと思ったが、関係なかった。
 ま、小生の中では、富山つながりで観たのである。

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 番組内容は、下記:

立山黒部アルペンルートの玄関口に位置する美女平。標高1000m、冬は積雪4mを超える豪雪地帯に、立山杉の巨樹の森が広がっている。どっしりとした太い幹と弓なりに曲がる枝は、まさに豪雪が作り出した造形美。また、雪の重みで地面についた枝が地中に根をはり成長していくという独特の繁殖方法は、過酷な環境を生き抜く知恵だ。番組では、雪解けの5月から新緑の6月にかけて、巨樹の森が最も命を輝かせる姿をお伝えする。

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2009/07/27

時計草…灯台下暗しでした

ミチオ・カク、エミー・ネーターを語る」で、「(一九一八年に数学者のエミー・ネーターによって発見された)物理学の基本原理のひとつは、「系が対称性をもつなら、結果的にそれは保存則になる」というもの」について、書いている。

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→ 夕食後、我が緑のカーテンの進捗具合を観に行った。と、近所に、あれれと思う花が咲いている。もしかして…時計草 (トケイソウ)ではないか ? ! 東京在住時代、その存在を知ったが、実物を見たのは、帰郷して富山の植物園に行った時が初めて。それが、なーんだ、近所に立派に咲いているではないか! 一時は、「時計草明日は会えると信じてる」なんて、やや仰仰しい題名の季語随筆まで綴ったのだ。灯台下暗しって奴だった。

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← で、肝心の緑のカーテンは、今はこんな風。ゴーヤはほぼ育ちきって伸びきった状態なのか。それに対し、ヘチマが目立ってきた。出窓を覆うのは、ヘチマなのか。それとも、右下の朝顔が奮闘するか。

 では、そもそも、現代物理学において、対称性の持つ意味とは?

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→ 今年も咲いてくれたね。

 対称性については、ネットでも情報が十分に得られるものと思う。
 が、今、読んでいる最中の、『宇宙に法則はあるのか』(松浦 俊輔【訳】 青土社)から、著者であるケンブリッジ大学教授で、天文学者、数理物理学者のジョン・D・バロウの語る、対称性の意味を同書から抜粋してみる。

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← 畑の隅に、勝手に育つままの、名前の知れない、野菜か雑草かも分からない葉っぱの大きな植物の群生の中に、花が。グラジオラス?


というわけで、続きを読みますか?  "ジョン・D・バロウの説く「対称性」の意味"

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2009/07/26

広重の『隅田堤 闇夜の桜』を江戸時代の版木で

 昨日(24日)の「NHKニュースウォッチ9」で、広重の浮世絵のことがミニ特集されていた。
 ある民家(大森家)で広重の版木が発見され、その版木に基づき、浮世絵を復元する試みだった。
 復元された作品は、広重の『隅田堤 闇夜の桜』(三枚続きの絵の左の図のもの)である。

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← 刷り上った広重の『隅田堤 闇夜の桜』 帯にも模様が描かれていた事実も、今回、発見されたという(以下、全ての画像は、テレビ画面をデジカメ撮影したものである)

 そもそも、版木などは、浮世絵を刷られた段階で廃棄されるという(廃棄の具体的な状況は説明されなかった。他の用途に使われるのか、消耗品だから単に捨てられるのか)。
 だから、版木が残っていること自体、珍しいことなのだという。

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2009/07/25

ゴーヤじゃなくエミー・ネーターのこと

 ミチオ・カク著の『サイエンス・インポッシブル―SF世界は実現可能か』(斉藤 隆央【訳】 日本放送出版協会 (2008/10/25 出版))を読んで、「ミチオ・カク著『サイエンス・インポッシブル』はSFを超える!」なんて、感想文にもならない雑文を書いた。

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→ 昨日の日記に書いたように、ゴーヤの実も既に9つを数え、今日も一個、発見。この勢いで、右側の出窓をゴーヤやヘチマたちに覆ってもらいたい。今夏は冷夏の予測も出ている。小生の願いが天に通じたのか。

 今回は、ややスピンアウト的な形で、傑出した女性数学者のエミー・ネーターについての記事を書いておきたい。
 女性数学者ということもあってか、(専門家は評価しているのだろうが)物理学の通史の中でも、敢えて言及する専門の書き手(男性)は少ない。
 エミー・ネーターについては、既に拙稿「レーダーマンからエミー・ネーターへ」で、若干のことを紹介している。


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2009/07/24

今日は河童忌・芥川の風呂嫌いを詮索する

 今日7月24日は、河童忌(別に、我鬼忌や龍之介忌とも)である
 つまり、1927年の今日、芥川龍之介が自殺して果てたのある[1892年3月1日生]。
 河童忌だからといって、別に川で溺れ死んだわけではない。

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← これは一昨日、発見した6つめのゴーヤの実。本夕、8つめ、9つめを発見。これ以上の数は、小生には厖大過ぎて数えられない。ゴーヤの成長力に、ただただ呆気に取られる日々である。

芥川龍之介 - Wikipedia」によると、「田端の自室で雨の降りしきる中、芥川龍之介は服毒自殺をおこな」った。
 まあ、水に関係がないとは言えないかもしれないが、「僕の将来に対する唯ぼんやりした不安」に溺れたとは言えるのかどうか。
 
 小生に芥川龍之介について多少なりとも語るべき何もあるわけではない。
 せいぜい、(こじつければの話だが)「河童」つながりで、短編『丘の河童』があるとか(内容的には芥川とは全く無縁!)、よせばいいのに、芥川龍之介の「「蜘蛛の糸」を裏読みする」なんて、裏読みというより浅読みに過ぎない駄文的批評(?)を書いたことがあるだけである。
 幾分なりともシリアスな形で(?)芥川作品を扱った(とまでは言いづらい)拙稿に、芥川龍之介の『鼻』にも関連して、「嗅覚の文学」といった小文がある程度である。

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2009/07/23

日食の代わりの虹でした

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→ 昨日(21日)、5つめのゴーヤの実を発見。

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← しつこく探したら、6つめの実をも発見。凄いなー、ゴーヤって。最初に発見した実は、もう二十センチほどになっている。

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→ 今日(22日)の緑のカーテンの育ち具合。ゴーヤが圧倒的。くすんだ緑がヘチマ。右下に活路を探しているのが朝顔。右側のブルーベリーやサンパラソルそのほかは、もう、伸びようがないみたい。

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2009/07/22

明日が見えない!

ミチオ・カク著『サイエンス・インポッシブル』はSFを超える!」をアップしました。

 いよいよ8月30日の投票日を目指し、(事実上)選挙戦に突入した。

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← 待望していた富岩水上ラインに遊覧船が就航した。  「富岩水上ライン|富岩運河学習支援船(環水公園~中島閘門)」や「中日新聞小さな船旅 街再発見  富岩運河に 遊覧船就航 北陸発北陸中日新聞から」参照。
 
 自由民主党の存在意義自体は、東西の冷戦構造が崩れた段階で、基本的に消滅してしまった。
 本来は、その時点で、自由党と民主党とに分裂すべきだったのだろうが、あまりに政権与党に居座りすぎて、与党ボケし、政権維持が自己目的化してしまったのだろう。

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2009/07/21

ゴーヤたち緑のカーテンお願いね

09花小金井サンバフェスティバル画像情報」をアップしました。

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→ 雨上がり、そして休日とあって、絶好の外出のチャンス…じゃなく、草むしりのチャンス。土が濡れているので、雑草が根っ子から気持ちよく引っこ抜ける。今日は、棕櫚の葉っぱをほとんど切って落とした。脚立に登っての作業で、冷や汗だらり。誰も気遣う人はいない孤独な作業だが、我輩を労(ねぎら)うかのように、蝶々が。なかなか止まってくれない。ヒラヒラと舞う…わりには、素早い飛行。ズボンからデジカメを取り出して、絶好の機会を待ち構えた。蝶々が目の前を通り過ぎた瞬間、慌てて撮影。声はしないが姿はしばしば見かける蝶々だけど、曲がりなりにもではあるが、やっと撮影に成功だ。…なんて種類の蝶々なのだろう?


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← ゴーヤやヘチマ、朝顔など、ツル性植物による緑のカーテン作戦も終盤。日々、出窓へとツルを導いている。ツル、もう、伸びきったのだろうか? カーテンとなるには、前途遼遠である。

                                  (09/07/20 作)

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2009/07/20

梅雨空も分かつことなく暮れていく

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→ 以前も書いたけど、雨が降ると、アガパンサスの淡い紫が梅雨の空気をも艶っぽくさせてくれるよう。アガパンサスの花言葉は……恋の訪れってのは、名称の由来(愛の花)ゆえなのかもしれないけど、訪れ…恋の萌しに留まりそうでもある。ちょっと寂しい。やはり、少しは燃えてほしい…、とは小生の願い。

 梅雨空にアガパンサスの恋よ咲け   (や)

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2009/07/19

雨に絡む創作の数々

 梅雨、真っ盛り。
 なので(?)、雨に絡む自作(創作)の数々をリストアップしてみました。

相合傘
雨の音
雨の夜の出来事
紫陽花の雨

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← サンパラソルという名の花。日傘…が雨に濡れている。

雨宿り
銀箭(ぎんぜん)
梅雨空に寄せて
NAOMI(雨の夜の女)
雨の夜の夢
黒の河

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→ 今朝の朝顔。寝顔を雨で洗ってる?

紅い雨
雨に咲く花
真夏の夜の雨
誰がために走るのか
闇に降る雨
黒い雨の降る夜
怪談? 雨の音

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2009/07/18

ヒマワリやめげずに太陽目指すべし!

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← 多分、ヒマワリだと思う。何かの景品かオマケでもらったタネを、ダメもとで蒔いたら、育っていた。なかなか育たないので、ダメだと思っていたのだが。周りを(紫色じゃない、緑色の)紫蘇(?)の群生に囲まれ、ちょっと見ただけでは無事なのに気づかなかったのだ。先週だったか、なんだか奇妙で大仰な蕾の植物が育っている…もしかして…ヒマワリと悟った次第。近隣のヒマワリは、とっくに真っ黄色の大輪の花を咲かせている。背が高いから、周囲の花や雑草や野菜を睥睨しているかのよう。一方、我が家のヒマワリ君ときたら…。ウラナリって感じ。だからというわけではないが、ツル性植物を植えて緑のカーテン作戦が着々と(?)進行している、車の通り沿いの花壇もどきの一角に植え替えた。その際、小生の不注意で、花の向きがトタンの壁面に向いてしまった。なんだか、いじけているみたい。可哀想だし、今からでも植え替えて向きを通りのほうへ、つまり、太陽のほうへ、変えてやるか。…それとも、ヒマワリの花の意地で、日向(ひなた)へと自力で方向転換を図るだろうか。

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2009/07/17

キューポラの煙棚引く町ならん

 図書館へ行くと、書架を見て回る。
 最寄の図書館は、商業ビルの一角にテナントの一つとしてある。
 立地条件からしてやむをえないのだろうが、ビジネス向け中心の蔵書となっている。

 富山では比較的新しいこともあり、蔵書自体、他の既存の図書館に比べると、やや寂しい。

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→ ほとんど何も植えていない畑。その隅っこにひっそりと咲いている。花に限らず植物は雨が似合う。陽光を欲しつつも、雨が降ると、渇いた体が癒されるように感じるのだろうか。

 その図書館内の蔵書(書架)を一通り見て回っても、一時間も要らない。
 せいぜい、週に一度程度も行くわけではないが、段々、本の背の題名などが馴染みなってくる。
 あれ、こんな本があったのといった、発見の喜びといった体験はあまりない。
 AV(CD)など視聴覚コーナーもない。

 新しいだけあって、綺麗だし、書架の棚も低いので、広くもない館内を見渡しやすい。
 PCコーナーなどもあるし。

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← 我が家の花の咲く植物達は、ほとんどが内庭などの片隅にある。父母は外は出歩かないし、近所の人が見てくれるかどうか分からない。小生一人が眺めるだけの花。それでも、嬉しいと思ってくれるだろうか。

 残念だが立地条件も含め、利便性で選んでいる図書館というべきだろう。

 書架の棚が低いのは、本を抜き出して、棚の上に置き、立ったままで試しに読めるという目的(狙い)もあるのだろう(か)。
 あるいは、将来、蔵書が増えたら、書棚の段を一段(か二段)増やしていく、そんな余地を残してあるのかもしれない。

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→ 夕食の後片付けをしていたら、窓の外が茜色。夕焼け? ああ、沈む夕日を見るには間に合わない。自転車を駆って、せめて夕景だけでも。と思ったら、せっかくの夕景の空に煙が。今時、「キューポラのある街」じゃあるまいし、煙が棚引いても、ただ煙たいだけ。工場の方は、煙を出していることが恥ずかしくないのだろうか? それとも、不景気な世の中だし、繁栄の象徴?

 そんな図書館だから(当然、自分の好みのジャンルも限られていることだし)、何度も目にする本がある。
 目にするだけじゃなく、気になる。
 でも、今ひとつ、借りるには躊躇いがある。

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2009/07/16

二つあることは三つある!

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← 昨夜来の強風で緑のカーテンとなるはずのゴーヤたちが心配で、朝、水遣りを兼ね、見回りに。実際、部屋の中から磨りガラス越しにゴーヤの葉っぱの様子が窺えるのだが、風に大きな葉っぱが吹き千切られそう。でも、一昨日、発見したゴーヤの実は健在だった。安堵して行きすぎようとしたら、おやっ、という感じ。見ると、二つ目が生っている。凄いぞ、ゴーヤ。

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2009/07/15

頑張れ、朝顔!

佐々木譲著『警官の紋章』は読んだけれど」をアップしました。

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→ 表通りに面した蔵脇の庭でひっそり開花。ひっそり…というのは、この花は通りからは死角になっていて、覗くようにして見ないと、まず、気が付かないだろうから。小生も、例のアメリカシロヒトリがまた、樹木を犯していないか、見張っていて、注意深く観察するから気づいたようなもの。それにしても、この花の名は? (コメント欄をご覧ください。 (09/07/16 追記))

 いよいよ麻生総理も解散を決意。
 敢えて命名するなら、やぶれかぶれ解散。
 あるいは、解散の決断を先延ばしした、彼の決断力のなさを鑑み、優柔不断解散。

 自民党員さんの気持ちを代弁するなら…。

 衆院選みんなで落ちれば怖くない!
 選挙中党籍を民主に替えて当選だ
 解散は麻生さん一人でやればいい!

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2009/07/14

もぐべきか育てるべきか、それが問題だ

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← サンパラソルの苗を買ったのが、もう50日以上も以前のこと。開花はしてくれるが、一向に伸びてくれない。まあ、花の観賞を愛でるのだと納得するしかない。写真だけ観ると、ムクゲっぽい(「雫垂る木槿の面に空映し」参照)。サンパラソル…。直訳すると、日傘。「つるがグングンと勢いよく伸び、緑の葉も美しいトロピカルプランツです」というし、文字通りの役目を果たしてほしいなー。

 過日、エジプトのかの有名なピラミッドは如何にして作られたか、そんな特集(「エジプト発掘 第1集 ピラミッド 隠された回廊の謎」)をNHKテレビでやっていて、録画で見た。なかなか面白い。
 内部トンネル説である。
「消えた魔法の民ダーナ神族」の周辺」に引き続き、ブログで特集しようかなと思った。
 が、ネット検索したら、いきなり下記のような、そつのない記事が浮上してしまい、書く意欲が削がれてしまった:
エジプト発掘:ピラミッドの謎|50代オヤジの独言
ピラミッド建造の秘密:フランスの建築家ウーダン氏の内部トンネル説 - 壺 齋 閑 話

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2009/07/13

新じゃが食べてデザートはスイカでした

 ビューレント・アータレイ著『モナ・リザと数学―ダ・ヴィンチの芸術と科学』(高木 隆司 佐柳 信男【訳】 (京都)化学同人)にて、久々にベブ・ドゥーリトル(Bev Doolittle)作の「Pintos(まだら馬たち)」を見ることができた。
 風景(画)のなかに動物の姿を隠す独特のスタイルで(も)有名な、アメリカ在住の女流の現代画家である。

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→ "Pintos" by Bev Doolittle さて、一体、何頭の馬が居るでしょう? (画像は、「Bev Doolittle's Virtual Art Gallery」より)

 上掲書には、ドゥーリトルの下記の言葉が引用されている:

意味を見いだすためには、物事を異なる方向から見なければならないと思う。

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← 知り合いの方から新じゃがをたくさん貰った。早朝、掘ったばかりで新しいから、茹でて食べたら美味しいという。他の知り合いに電話して、茹で方などを聞く。新しいから、ナイロンタワシで擦れば、簡単に皮は剥ける。鍋で煮る際、水に塩を適量、などなど。茹でること、三十分。ちょっと茹で過ぎかと思ったが、柔らかいし、ほくほくしてて、父母には好評だった。調子に乗って、昼にも夜にも。デザートにスイカ。まだ残っている!

 ということで、「ベブ・ドゥーリトルの<擬態>画の世界」へ!

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2009/07/12

今日は「悪魔の詩」訳者殺人事件の日

 今日7月12日は、「今日は何の日~毎日が記念日~」によると、「ラジオ本放送の日」とか「ローリング・ストーンズ記念日」とか、いろいろあるが、個人的には、(日本の)古代史や考古学に興味があることもあって、「ひかわ銅剣の日」が気になる。

「1984(昭和59)年、島根県斐川町の荒神谷から弥生時代の銅剣358本が発見された」日なのである。
荒神谷遺跡 - Wikipedia」によると、「銅剣の一箇所からの出土数としては最多であり、この遺跡の発見は日本古代史学・考古学界に大きな衝撃を与えた。これにより、実体の分からない神話の国という古代出雲のイメージは払拭された。その後の加茂岩倉遺跡の発見により、古代出雲の勢力を解明する重要な手がかりとしての重要性はさらに高まった」のである。

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→ 一昨日の一晩中の風雨に耐えて、朝顔の花も健在。

 でも、今日はこの話題へは深入りしない。

7月12日 今日は何の日~毎日が記念日~」の歴史の項をずらずら眺めていて、下記に目が止まった:
1991年小説『悪魔の詩』を日本語訳した筑波大の五十嵐一助教授の他殺遺体が大学構内で発見」!

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2009/07/11

フレデリック・ハートの《無から》の周辺

 拙稿「「対数らせん」の世界へ」にて、フレデリック・ハート(Frederick Hart)作の「無から(Ex Nihilo)」という彫刻作品を紹介している。

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← "Ex Nihilo" (by Frederick Hart  Working Model) (画像は、「Frederick Hart, Michael Wilkinson, Richard Macdonald, Gil Bruvel, Collection Privee」より)

 この作品の素晴らしさには目を瞠るものがあるし、作者のフレデリック・ハート(Frederick Hart)の人間像も感銘を受ける。
 この作品を再発見させてくれたビューレント・アータレイ著『モナ・リザと数学―ダ・ヴィンチの芸術と科学』(高木 隆司 佐柳 信男【訳】 (京都)化学同人)から、フレデリック・ハートについての記述を一部、抜粋しておきたい。

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→ ハート作の「無から(Ex Nihilo)」という彫刻作品の発想のもとは、彼の未亡人によると、「雲の形が変化するときに見られた渦巻き模様にヒントを得た」という。どんな雲だったのだろう(この画像は、昨年の夏、自宅の前から撮った夕景)

 ということで、「フレデリック・ハートの《無から》の周辺」へ!

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2009/07/10

「対数らせん」の世界へ

 岡本綺堂の『半七捕物帳』全六巻を読了し、今、ビューレント・アータレイ著の『モナ・リザと数学―ダ・ヴィンチの芸術と科学』(高木 隆司 佐柳 信男【訳】 (京都)化学同人)を読んでいる。
 この本の感想を書くかどうか分からないが、本書で掲げられている画像の数々が面白い。
 とりあえず、自然界、あるいは芸術や建築の世界での「対数らせん」の事例をネットで見つけ出して示してみる。
 また、茫漠たる物思いをしてみたくなっただけである。
 
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← ビューレント・アータレイ著『モナ・リザと数学―ダ・ヴィンチの芸術と科学』(高木 隆司 佐柳 信男【訳】 (京都)化学同人)

 それにしても、改めてダ・ヴィンチの万能の天才ぶりに驚かされている。
 本書は、ダ・ヴィンチ・コードを読み解くより、ダ・ヴィンチの営みを逐一追っ駆け分析するほうが遥かに面白いと思い知らされてくれる。

 なお、「対数らせん」については、螺旋一般ということになるが、「spiral Haniu files」なる頁がビジュアルでもあり、素人にも分かりやすい。

 では、いざ、写真(画像)が一杯の「「対数らせん」の世界へ」!

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2009/07/09

梅雨空もアガパンサスの花の色

 アガパンサスの花が我が家の庭で咲き誇っている。
 日向を好み、植えっぱなしでも勝手に育つということで、小生のように不精で且つ草木の育て方など何も知らないものには、とても助かる花。

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→ 雨に濡れてるアガパンサス。紫陽花同様、雨が似合うみたい。

 六月の初め頃だったか、長い茎の先に蕾のようなものが一杯出来て、一体、これは何だと驚いた。
 もしかして、これが開花の状態なのか、それとも、これから先、見事な風に変貌してくれるのか、何も知らない小生は、期待していいのか、今が見頃と思うべきなのか分からず、宙ぶらりんのまま、とにかく日々、様子を見守っていた。
 すると、ある日、蕾の一つが開花。
 おお! なんて清楚で控えめな咲き方と感動した。
 正直、長い葉っぱや茎が密集して木の根元近くなどに生えていたときは、いっそのこと、刈り取ってしまおうなんて思った…なんてことは、恥ずかしくて誰にも言えない! 

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2009/07/08

ヴィヴィアン・リーとバタイユの命日

 今日が忌日の方に、『風と共に去りぬ』や『欲望という名の電車』などで有名なヴィヴィアン・リーがいる。
 小生は学生時代、映画館で『風と共に去りぬ』を観て感激。
 人に誘われない限り、映画館には足を運ばない人間なのだが、この映画だけは、その後も、映画館で再上映されるたびに観に行った。

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← 我が家の花壇の隅っこに、一輪、ポツンと咲いていた。地面に這うように咲いていたので、支えとなる棒を立ててあげた。今夜の強い風に負けないでね。

 当然ながら、小説も読んだし、続篇の『スカーレット』も読んだ。
 そのヴィヴィアン・リー(Vivien Leigh)が1967年に53歳の若さで亡くなっていたとは
 小生が彼女の主演する映画を見たのは、70年代の前半だから、当時、既に亡くなっていた。
 いろんな作品に出ているが、小生にとっては、最後まで『風と共に去りぬ』のスカーレットだった。
 そして、今も。

 だからこそ、一層、自分にとっての永遠の女優であり続けているのかもしれない。

 さて、今日が命日の人物に、ジョルジュ・バタイユ(Georges Bataille)がいる。

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2009/07/07

「消えた魔法の民ダーナ神族」の周辺

 昨夜、「日立 世界ふしぎ発見! アイルランド 消えた魔法の民ダーナ神族を追う」を(録画で)見た。
 今回のミステリーハンターは、かの竹内 海南江(たけうち かなえ)さん。
 巨石文化など古代の遺跡好きな小生にはなかなか印象的だったので、忘れないうちに、若干のことをメモしておく。

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→ 「モハーの断崖」(南からハグ岬を望む) 「ハリー・ポッターシリーズ第6弾「ハリー・ポッターと謎のプリンス」に登場している」らしいが、小生は見ていない。(画像は、「モハーの断崖 - Wikipedia」より)

 老婆心ながら、小生のまとまりのない記述より、下記がとても参考になる(本稿を書き上げてから見つけたので、時間がなくて、参照することができなかった):
Miscellaneous thoughts アイルランドの巨石文化!

「トゥアハ・デ・ダナーン - Wikipedia」によると、「ダーナ神族は、ケルト神話で語られる神の種族。アイルランドに上陸した4番目の種族で、女神ダヌ(ダーナ)を母神とする神族である」という。

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2009/07/06

名ばかりの畑地守って草むしり

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→ 蔵の脇の花壇は、今やドクダミの天下になってしまったが、その間を縫って、この植物が数本、ニョキニョキと。ドクダミより繁殖力が強いって、なんて奴なんだ。でも、花は可憐。清楚。しおらしい!

 昨日の朝、寝起きに見ていた夢は寂しいものだった。胸が張り裂けそうだった。子供の頃の自分は、一人だったなー。遠足のときは、一人で、ひたすらウロウロしていたっけ。一人ぼっちなのを気づかれないように。惨めで、可哀想なくらい。帰りのバスで吐いたのは、バスに酔ったからじゃなかったのだろうか。

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2009/07/05

アガパンサスの花から

朝顔やもっと降れよとつるべ顔」に載せた花、名前も分からなかったのですが、お馴染み、かぐら川さんに教えていただきました。
 同氏には教えられるばかりで、頭が上がりません。

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← その植物の名は、「アガパンサス」。
 
 この植物に付いて、ブログでは名前以上のことは触れたことがないのですが、数年前、何かの切っ掛けでその名前「アガパンサス」や花言葉は「恋の訪れ」だということ、さらに、「ギリシャ語でアガペサントス、つまり、アガペー(愛)とアンソス(花)の二つの語の組み合わせからなっている」ことなどを知り、即座に創作の着想が湧いたものでした。
(頭の片隅に「サルビアの花」のことなど、チラッと浮かんでいたが…。)

 小生の通った大学には植物園があったこと、大学は一つの山全体がキャンパスになっていたことなどを絡め、小説を仕立ててみたのです。
 それが、創作「アガパンサスの花言葉は」。
 せっかくなので、ブログにアップさせました

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2009/07/04

今日は中谷宇吉郎の誕生日

ケネス・ リブレクト 著『スノーフレーク』あれこれ」をアップしました。

 今日(7月4日)は、小生の敬愛する…畏敬するというべきか…実験物理学者で随筆家・中谷宇吉郎(なかや・うきちろう)の誕生日である(1900年)。

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→ 「snowflake」 (画像は、「SnowCrystals.com.」より。個人のブログで写真を使う際は、クレジットを付すことで容認されている(If you want to publish something from this website on your personal website or blog, that's fine, but please include a link to 「SnowCrystals.com.」)) この写真も拡大して見たほうがいいかも。このサイトには、こうした写真が一杯。

 高校時代、中谷宇吉郎の随筆(科学エッセイ)である『雪』や『科学の方法』(当時は共に岩波新書所収)を読んで、すぐにファンになった。
 彼の分かりやすく、それでいて科学の、あるいは自然の奥深さをしみじみ感じさせてくれる随筆は、どれも素晴らしく、東京を去るに際して、多くの本を手放した中、彼と寺田寅彦の随筆集だけは死守し、富山に持ち帰ったのだった(夏目漱石の全集さえ、手放した)!

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2009/07/03

朝顔やもっと降れよとつるべ顔

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← ゴーヤが既にネットの上端に達し、窓をさえ叩いているのに、他のツル植物達は…。それはそれとして、昨夜の時には豪雨という荒れ気味の一夜を耐え、朝顔の花は今日も咲いていてくれた。しかも、花びらは天を向いていて、もっと雨を欲しがっているよう。これじゃもう、花じゃなくって、釣瓶(つるべ)だ!

 今日、雨が上がったとばかりに、自転車を駆って図書館へ行った。
 けれど、館内の整理とかで休館だった。
 このところ、娯楽系の本を読んでいるので、久しぶりに本格的な小説を読みたかったのだが、水を差された。
 雨上がりなのに!

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2009/07/02

風強し窓を叩きしゴーヤの葉

 マイケル・モ-ガン 著の『アナログ・ブレイン―脳は世界をどう表象するか?』(鈴木 光太郎【訳】 新曜社)を読んだ。
 脳死と臓器移植の問題と絡めて、雑文も綴った。

「2006/11/25 出版」の本なのだが、この手の本には眼がない小生、あるいは刊行当時、既に読んでいたかもとチラッと心配。

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→ 我が部屋から磨りガラス越しに外を撮ってみる。というか、磨りガラスを撮ってみただけなのだが、ぼんやり緑色の影が。そう、ゴーヤである。5株のうちの2株が窓にまで達していて、昨日や今日のように風が強いと、ゴーヤの葉っぱが窓を叩いたりする。

 図書館で同じ書架で何度も目にしているが、読んだかなー、どうだったけなーと迷いつつ、躊躇っているうちに半年が過ぎてしまった。
 ちょうど、予約している本も途切れていたので、いまがチャンスと借り出したのだ。

 別に再読となったって、一向に問題はないわけだし。

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2009/07/01

「映画『劔岳 点の記』の周辺」の周辺

 今日(火曜日)、ココログのメンテナンスがあった。
 午前8時から正午までの予定だった。
 それが、トラブルもあって、最終的に終わったのが夜の9時過ぎ!
 長過ぎる!

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← ゴーヤは順調に育っている。梅雨が明ける頃にはどうなっているのか、逆に心配なほど。

 今日は、なので、ブログの記事を久しぶりに「Word」で書いていた。
 ネットに参入したばかりの頃は、日記(記事)はいつも「Word」に頼っていたものだ。
 使い慣れなくて、失敗(敢え無く勝手に削除とか)も多かったし。

 …まあ、気を取り直して…。

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