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2009/06/11

ドクダミや二つの顔ではびこれり

 我が家の庭や畑。
 日々、見回っているのだが、このところ気づくのはドクダミの群生。

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→ 愛らしいドクダミの<花>の風情。

 最初は納屋の向こう側に僅かに残る畑の隅っこに一叢の群生を見かけるだけだった。
 近所の方が、畑の隅を借りる形で、ドクダミを植え育て、ドクダミ茶を作っていた。
 その方は、高齢で(我が母より年上)、もう、育てられないし、体の都合もあるので、ドクダミ茶を飲むのも、お医者さんに止められているという。
 もう、自分では面倒を見切れないので、後のことはお任せします…。

 その一坪にも満たないようなドクダミの一叢を引き継ぎ、ドクダミ茶を作る…というのなら、まことに風流且つ前向きな話だが、何事も長い目で見たり育てたり、まして手の込んだ営みを敬遠する嫌いのある小生、昨年、あとを引き継いだものの、ほったらかしにしたまま、一年が過ぎた。

 気が付くと、我が家の畑と言わず庭と言わず、ドクダミの群生が方々に。
 それこそ地を這い、蔓延(はびこ)るように!

 ドクダミという植物、一輪とか数輪の様子を眺めている分には、風情もあり、俳句の一つも捻ってみたくなる。

 実際、ドクダミは夏の季語のようで、「その強い悪臭から手腐れと呼んだり、毒草と思われがちですが、さにあらずです。「どくだみ」の名前からして「毒を矯める」ですから、薬草なんです。植物を十種類もあわせたくらいの薬効があることから、「十薬」とも呼ばれています」とか(「夏のことばⅠ・季語」より)。

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← 表の庭の蔵前の細長い花壇に生い茂るドクダミ。元は突抜忍冬とリンドウの花壇だったのだが、今やドクダミの独擅場に。五月末撮影。

 うむ。名前からして薬効がありそうである。聞きようによっては毒草にも聞こえかねないが。

 また、「「どくだみ」を漢字で書くと「蕺菜」となる」とか(「花彫風月 ka chou fu-getsu どくだみ」より)。

ドクダミや真昼の闇に白十字」   茅舎

 ますます、奥の深い植物に思えてくる。

ドクダミ - Wikipedia」によると、「林などの湿った半日陰地に自生する宿根草で、特有の臭気がある。住宅の回りでも、日当たりの良くないところに生えていることがある」とか。
 確かにその通りで、日当たりのいい場所ではなく、かといって、完全に日陰でもなく、昼前までは日光に恵まれるかとか、あるいは、樹木の木陰、他の草が密生している合間とかに生い茂っている。
 表の庭の突抜忍冬とリンドウの花壇だったはずの一角も、今やドクダミが独占しつつある。

 それどころか、円柱形のコンクリートブロックで覆った花壇から食み出して、今春早々に除草剤を撒いた、雑草一本だって生やさないつもりの地面までも、次々とドクダミが生え始めている。
 しかも、ドクダミの花が涼しい顔をして咲き誇ってもいる。

 慌てて説明を加えておかないといけないが、一見すると花びらのように見える十字型の白いものは、「多くの花を包む総包(そうほう)」なのだとか。
 黄色っぽく突き出ているものを構成している、「白や黄色の小さな構造物がおしべやめしべで、一つ一つの花を作ってい」るのだとか。

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[閑話休題]

→ 我が家のあるツツジの木。何故か色とりどりの花が咲く。本年五月末撮影。

 ドクダミの葉っぱがまた個性的で、「葉は茎に互生してつき、ハート型で先はとがってい」る。
 ハート型なのはいいが、ここまで繁殖力が強いと、ドクダミの心臓には毛が生えているのではと思えたりする。

 ここまで家の敷地あちこちに蔓延ると、このまま放置しておくと、ドクダミに占領され、我が家はドクダミ屋敷と化しかねない。
 憎たらしくなって、根っ子ごと引っこ抜こうとするが、そうは問屋が卸さない。
 根っ子(根茎?)は、やたらと長くて、ずっとずっと繋がっている。
 下手すると、家の庭の東の隅のドクダミ群(軍?)と西の隅のドクダミ群(軍)と、地下で連携しているのではと思えたりする。
 
 分からないのだが、これ以上、ドクダミに我が物顔に振る舞われないためには、畑がドクダミ畑と化すのを防ぐには、せっせと根っ子からドクダミを引っこ抜いていくしかないのか。

 それとも、あくまで日陰か半日陰の領域(の一部)を占有されるだけで、放っておいても、いつかはドクダミの群生の拡大の勢いが止まるのか。

 ドクダミの花(じゃないけれども、花に見える)自体は、愛らしくもあるし、そんなに繁殖しないのであれば、見ている分には清楚で、気品さえ漂っていなくもないが、あそこまで群生が広がり、群生の箇所が増えるとなると、やはり愛らしい植物…では済まない。

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← アリさん、蜜を吸いに来たの? ドクダミについて一番、詳しいのは、「草木図譜 ドクダミ」か。

 こうなったら、自棄である。
薬草でありながら雑草のように引き抜かれ捨てられるのがドクダミ」(「庭の千草6月 yoko山スケッチ」より)とあっては、可哀想でもある。
 いっそのこと、庭や畑中、ドクダミに占領してもらって、小生は発奮して、ドクダミ茶でも作って、一儲けするか ? !
 …やはり、「利尿・湿疹・腫れ物・蓄膿症などに効能がある」(「ドクダミ茶の作り方」より)というし、最近またまた体がむくみ気味の小生、自分で煎じて飲んだほうがいいのかな。
 ただ、ドクダミの生命力にはあやかりたい気がする。

                                     (09/06/10 作)

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