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2009/05/22

「ツル植物をスダレ代わりに」余談付記

 昨日の日記で、「白木蓮を買うかどうかは別にして、そうだ、表の庭から背丈が2メートルほどの木を、この裏庭に植え替えたらどうか、なんて思った」などと書いている。

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← 表の庭の木を移し変える前の裏庭(昨日の日記の冒頭の写真の一部を拡大した)。表通りに面する竹垣は透かすか。

 何かの木の苗を植え、育てようという考えは以前からチラッとだが抱いていた。

 そうはいっても、いざ実行するとなると話は別で、プランとは呼べない、単なる思い付きに留まっていた。

 が、これだけあれこれ悪足掻きしているのである。
 その中のアイデアとして、白木蓮かどうかは別にして、表の庭の隅に意味もなく植えられている木々を一部、他の場所に植え替えるってのは、即座に実行可能ではないか。

 なんといっても、表の庭の、隣家の壁面との境にある水溝に即して立っている木々は一部、過剰に隣接して育っているものがある。
 明らかに隣りの木々と密着しすぎているので、お互いに窮屈そうだし、木の幹も枝葉も、根っ子も干渉しあって歪な育ち方になっている。

 その中から、背丈が2メートルほどの何本かを我が部屋の隣にある裏庭に移し変えれば、その木だって新たな場所で生きるし、我が部屋の日除けになるし、表の通りからの目隠しにもなる。
 一石二鳥どころか、三方がまるく収まるわけである。

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→ 植え替え終えた様子。ちょっとは目隠しにも日除けにもなるのでは。

 せっかちな小生、今日の午後、早速、作業開始である。
 幸い、昨日の30度以上の快晴とは打って変わって今日は、薄日から曇天へという空模様。
 夜にはあるいは雨も降るやもしれない。
 
 草木を植え替えたりしたら、その樹木や草、あるいはその土壌には水をたっぷりやらないといけない。
 雨が降るのなら、天が作業にも樹木にも味方するわけである。

 しかし、いざ、樹木を引っこ抜くとなると、想像以上に大変な作業だった。
 樹高が2メートルにもならないといっても、樹齢は数十年はある(はず)。
 根っ子は、木には恵まれているとは言い難い土壌の中を張り巡っている。
 他の木の根っ子とも絡み合っていたりする。絡まないまでも、何種類かの木の根っ子が折り重なるように走っている。

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← 今はプランター(鉢)に小さいだけのツル性植物たちも、夏までには育って、裏庭の所定の位置を確保するだろう……。

 その根を全て掘り返すのは至難の業で、ある程度、木の根っ子部分の土を掘り返したら、多少はスコップの先で突っ突いて裂き切ってしまう。
 木にも根っ子にも悪いなと思いながらも、余儀ないことと目をつぶって作業を淡々とやる。
 薄日の空とはいえ、汗がダラダラ流れている。
 鍔(つば)の付いた帽子、首にはタオル、長靴、手には厚手のビニール製のグローブ、長袖のシャツ(作業に熱中すると、木々の小枝などに腕や顔や頭などを引っ掛かれることがあるので、長袖や帽子などは必ず装備)。
 いずれも、作業が終わったら即、洗うつもり。
 仕事を終えた後のシャワー(水シャワーじゃなく、温水シャワー!)を楽しみに、木々や土との格闘である。

 細い幹が何本も密生している木の塊を一箇所、引っこ抜いただけのつもりだったが、掘り返してみたら、三つの木が絡み合って育っていたことがわかった。
 なので、隣家との境に面する、場所的に不要な木(の塊)を何箇所か引っこ抜くはずが、一箇所だけの掘り返しで済むことがわかった。
 一箇所で三方ならぬ三本というわけである。

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→ ふと、脳裏を過(よ)ぎる疑問には目をつぶる。最初から、表の庭の役割や見栄えからして不要な木々を裏庭に移し変えるだけでよかったんじゃないか、ツル性植物なんて、買う意味があったの? なんて疑問は封印。

 一塊になっていた木を抜いただけで、その場所がスッキリした。
 風通しがよくなったようだし、残った木(ミカンや椿の木など)も、競合する相手がなくなって、のびのび育つのではなかろうか。

 抜いた木々を植え替え。
 我が部屋に面する裏庭の、道路に面する一角が植える予定の場所。
 そこが透かすかで、表から裏庭が丸見えだし、それ以上に、夏の間、日中から日没近くまでの太陽を、ほとんど遮るものなく、我が部屋の窓や廊下のガラス窓を照らす。
 スダレもあるが、風が吹いてきたら、飛ばされる恐れがあるわけで、樹木なら、枝葉で頑張ってくれるだろうし、陽光を浴びて、元気に育ってくれるだろう。

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← 裏庭に運んだ木々は、もとはこの辺りにあった。そんな跡などほとんど残っていない。

 とはいっても、植え替えた木々については、根っ子の一部を切り裂いてしまったわけで、ちゃんと育つか心配。
 今は鉢で育てているツル性植物達共々で、エコな日除けになってくれることを期待する。
 それに、窓を開けたら、緑一色というのも、乙なものではないか。

                                      (09/05/21 作)

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