久しぶりの辻邦生著『海峡の霧』
辻邦生著の『海峡の霧』(新潮社刊)を久しぶりに読んだ。
調べてみたら、8年と半年ほど前。

→ 昨日(15日)、蕾が生っていることに気づき、今日の朝、今のうちに撮っておこうと思ったら、一晩で<花>開いていてびっくり。清楚で気品ある風情…。
ネットでのささやかな(執筆)活動を始めて2年めの年だが、それより、小生が辻邦生の、特に随筆に魅了されて7年目を迎えていたというべきか。
94年の3月に首切りに遭って、ハローワークに通いつつ、図書館とプール、読書と毎日原稿用紙10枚の創作といった日課を淡々とこなしていた時期に、辻邦生の随筆集に出合ったのだった。
実は、そんな小文を書いていたことをすっかり忘れていて、『海峡の霧』についての情報を集めようとネット検索して自分の雑文を<見つけた>のだった。
我ながら情けない。
← ところが、午後遅めに庭に出てみたら、もっと豪奢な花に変貌していた。蛹が蝶へ、乙女が婀娜な女へ!
辻文学に出合い付き合い始めて15年、『海峡の霧』を初めて読んだ時からでも8年余り。
小生ほどの年齢となると長い歳月とは言えないだろうが、それでもそれなりの人生経験もした。
それ以上に一昨年から筆の萎えを強く自覚するようになっている。
その原因が那辺にあるかは、いつか探り出したいと思っている。
萎えて渇いた心(と体)で改めて読む辻ワールドで、以前以上に眩しく遠く感じられる自分が居て、寂しいものである。
(09/05/17 作)
[画像の花は、「ジャーマンアイリス」だそうです。教えてくれた方、ありがとうございます。知っている人は知ってるんですね。凄いなー。 (09/05/18 追記)]
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 失われた30年が40年になるのは確定か(2025.12.07)
- 大好きなパワーズの本を前に寝落ち(2025.12.05)
- ショーペンハウエルに絡む夢で目覚めた(2025.12.04)
- 久々黒猫の姿に遭遇(2025.12.02)
- 『リミタリアニズム 』とは何ぞや(2025.12.01)
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 失われた30年が40年になるのは確定か(2025.12.07)
- 大好きなパワーズの本を前に寝落ち(2025.12.05)
- ショーペンハウエルに絡む夢で目覚めた(2025.12.04)
- 久々黒猫の姿に遭遇(2025.12.02)
- 『リミタリアニズム 』とは何ぞや(2025.12.01)
「文化・芸術」カテゴリの記事
- 体を鈍らせない筋トレ(2025.07.03)
- 海の中は賑やかな会話にあふれている(2025.06.23)
- 夢の一場面に過ぎない?(2025.06.13)
- 庭仕事に汗だく(2025.04.17)
- バルガス・リョサ氏死去…巨星墜つ(2025.04.16)
「文学散歩」カテゴリの記事
- 永井荷風…稀有な作家(2025.08.04)
- シェイクスピア『十二夜』と草むしりの休日(2025.08.01)
- 海の中は賑やかな会話にあふれている(2025.06.23)
- 八雲と漱石の夢十夜と(2025.04.04)
- 木乃伊は見知らぬ世界を彷徨う(2025.03.19)
「お知らせ」カテゴリの記事
- 頂いたコメントへの返事(2026.01.08)
- あけおめ ことよろ(2013.01.01)
- 最近、セシウムの降下量が急上昇!(2012.01.09)
- 喪明け(2010.09.16)
- 二度あることは三度ある(2010.08.03)
「富山散歩」カテゴリの記事
- 大好きなパワーズの本を前に寝落ち(2025.12.05)
- 立山連峰初冠雪見逃す!(2025.10.31)
- 「水」ほど不思議な物質はない(2025.07.31)
- 失われた40年になりそう(2025.06.16)
- 「植物」をやめた植物たちの驚きの生態(2025.05.26)
「写真日記」カテゴリの記事
- 大好きなパワーズの本を前に寝落ち(2025.12.05)
- 久々黒猫の姿に遭遇(2025.12.02)
- 『リミタリアニズム 』とは何ぞや(2025.12.01)
- ポオの《神の心臓の鼓動》像を超えて(2025.11.28)
- 越路吹雪…そして岩谷時子のこと(2025.11.27)



コメント