まだまだ日除け作戦は続く
南と西に面する小生が居住する部屋の夏に向けての日除け(及び表通りからの目隠し)作戦は、着々と(?)進んでいる。
まず、「ツル植物をスダレ代わりに育てます」にては、幾つかのツル性の植物を買ってきて、鉢に植え替え、我が部屋の隣りにある裏庭に置いた。
← 一旦は裏庭に置いてあった鉢植えのツル植物達を納屋の前の畑へ移動。細い緑の道の先に、我が部屋に面する裏庭がある。
翌日の日記(「「ツル植物をスダレ代わりに」余談」)には、最初の日記に戴いたコメントなどを書いて、ちょっと反省と勉強。
三日目の日記(「「ツル植物をスダレ代わりに」余談付記」)では、表の庭の日の当たらない木を裏庭の適当な場所に移動させ、当面の日除け(目隠し)としてどのような塩梅なのか、確かめようとしている。
この作業はまだまだ続く。
作業を開始して四日目。
正確には三日目の夜だったか、ふと気が付いた。
ツル性の植物を当面は鉢に植えて育てるのはいいとして、何も今から裏庭に置く必要などないのではないか。
背が高くなれば、それぞれに日も当たるだろうが、鉢植えの苗では、背丈が低すぎて、直射日光を浴びる機会(時間)が足りないのではないか。
→ 納屋の前でツル植物達が勢ぞろい。日当たりも風通しも最高(過ぎる)! 大きく育ってほしい。
ということで、鉢植えした植物を畑のほうへ移動させた。
そこは畑だけあって、風通しも思いっきりいいし(吹き曝しに近い)、何より日差しに恵まれている。
朝方だけ、納屋に日が阻まれるが、午前のうちに徐々に日を浴び始め、午後からは夕方近くまで、太陽が燦燦と照りつける。
夕方には日没前に二階建ての隣家に陽光が阻まれるが、まあ、日中の日の光だけで十分だろう。
さて、三日目に表の庭の隅っこから若干の木々を裏庭に移植したのだが、どうも未だ足りない気がする。
裏庭には巨大に育った杉が立っていて、その幹も太く、表の通りからの視線や西日を遮ってはくれるが、まだ透かすかな感じがしてならない。
そこで、一日置いた通算で四日目には、表の庭の日当たりの悪い、役割として意味をなしていない、背丈が2メートルほどの木をさらに裏庭に移動させた。
その木は、ミカンの木などとまさに密接していて、お互いに大地の栄養を奪い合っている。土を掘り返さなくとも予想されたことだが、根っ子が絡み合うによう地を這っている。
← 表の通り(白っぽく光っている)に直面する竹垣に絡むように、背丈が1メートルにもならない青木の木(?)がある。手前にカエデ。その間がやや広く開いていた。
過日に移動させた木と同じ種類の木なのだが、そうした事情もあって根の周辺を掘って木を掘り出すのに苦労した。
ようやく何とか、木を取り出せた頃、雨がポツポツと。
あああ、もう少し、降るのを待ってくれー、と叫びたい気分。
木を植え替えた後に降るのなら、移植された木だって雨で地が潤い、ホッとするはず、なのだ。
でも、帽子を被っているし、首に手拭いを巻いているし、服は作業を終えたら即、洗濯するつもりでいるから、もう濡れてもいいやと思った。
ほとんど開き直りである。
どうせなら、一気にやってしまいたい。
雨粒が乾いた地面に黒い染みとなっていたのが、次第に染みが面に変っていく。
→ その一角を掘り返し、表の庭から持ってきた木を植えた。土がしっとり濡れている。
木を肩に担いで、裏庭へ。
数日前と同じ、裏庭の、表の通りに面する場所。
カエデだろうか、その赤紫色の枝葉の下の空間が、広く空いている。
この前は、スコップで穴を掘るにしても、カエデの枝葉が邪魔で、そこは避けて、移植したのだ。
今はもう、その空間に植えるしかない。
そこに植えさえしたら、当面の日除け(目隠し)対策として、作業は完了する。
雨は本降りとはならなかったが、ずっと降り続いていた。
なんとか、植え替えを終え、土をならす。
植える前に掘った穴の中に培養土を少々入れ込んだのは言うまでもない。
木を掘り返した場所も土を戻したり、木と一緒に掘り出してしまった草も植え戻す。
← 画像の真ん中に木があった。ミカンの木と絡み合うようにして立っていたから、なくなって、ミカンの木も活力を増すのではと期待される。昨秋、もいだミカンを食べたら、甘くて美味しかった。秋の収穫が楽しみ。
汗なのか雨の雫なのか、衣服も背中もビッショリ濡れてしまった。
それでも、当面の作業を終えた(自己)満足感だけはある。
梅雨の時期には、鉢植えのツル植物たちも育ってくれるだろう。
それらを、裏庭の、今度は部屋(の廊下)の窓に面するようにして植え替える。
そうすれば、表の通りに面して、植え替えた木がまずやんわり日除けをしてくれ、さらに、来月か七月の初め頃には窓際に沿って植え替える予定のツル性植物達が、日差しを遮ってくれる。
ただ、それでも、問題はある。
南(道路)に面する窓(壁)際の日差し対策である。
→ 上掲の写真よりやや右側を撮ってみた。一昨日、移植した木は、右側の木に接するようにして生い繁っていた。植え戻した草も育ってくれるといいな。
そちらは壁に沿う幅にして数十センチの(元は)花壇しかない。
そこにこそ、ツル植物を這わせたいが、鉢植えの植物など、道路を行く歩行者がちょっと手を伸ばせば、気軽に(?)持ち去ることもできなくはない。
この面にこそ、ゴーヤなど、ツル(ツタ)の這う植物を育てようか、もう、壁が蔽われてしまうほどに育っても構わない。
いや、願ったり叶ったりである!
というわけで、天然のカーテン、天然のスダレ作戦を巡る悩みと課題はまだまだ続きそうである。
(09/05/25 作)
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