マスクをめぐる疑問?
← 過日、富山駅前を通りかかったら、売薬さんの像を発見。
以下は数日前に某SNSで書いた日記…というか、呟き:
マスクを巡る疑問たって、別にインフルエンザ防止の効果があるかどうかじゃなく……。小生、マスクは通常の衣類と一緒に洗濯します。
漂白剤も使うし、綺麗になる! と信じて。一個のマスクは最低でも一ヶ月は使う(耳に掛ける紐が切れるまで)!
これじゃ、衛生のためには意味がないのか?!
それとも、やはり、一回、外出で使ったら、使い捨てるのが常識なのか?
というわけで、別にマスクが売り切れ続出で困る、どうなっとんるじゃ、といった社会性を帯びた疑問ではない。
(以下、駄文です。)
マスクといっても、いろいろある。
好奇心で「マスク - Wikipedia」を覗いてみたら、マスクも結構、奥が深い。
まあ、人間の体に関係するグッズだから、考えてみたらさもありなん、である。
ここでは、 水中マスクとかアイマスクとか防塵(防災・防煙)マスク、仮装マスク(仮面など)などなどは話題にしない。
新型インフルエンザが終息に向かいつつある(?)中、専門用語で言う、サージカルマスク(surgical mask)を話題にする。
「サージとは手術や処置などの医療行為を指し、本来はそのときに用いる医療用(病気予防用)マスクをサージカルマスクと呼ぶが、風邪や花粉症の患者が用いる一般向けマスクもサージカルマスクである」ということで、風邪やインフルエンザ予防、あるいは罹っている人のエチケットとしてするマスクが関心事。
→ 発見といっても、何度もこの前を通りかかっているのだから、やっと気づいた、というべきか。以前、ブログで売薬さんのことを採り上げた際、ネットでこの像の存在を知ったはずなのだった。 (「売薬版画・紙風船を懐かしむ(前篇)」や「「富山の薬売りと薩摩藩」の周辺」参照)
小生は日頃、就寝時にマスクを着用する。喉や口内の渇きを予防したり保護するためである。
風邪が流行ったら、日中だってするだろうが、とにかく年中、愛用している。
何故なら、十歳の頃から鼻呼吸ができなくなったからである。
となると、多くの方に取ってはマスクは使い捨てであり、一度(一日)使用したら捨てる、というのが常識なのだろうとしても、小生はそうはいかない。
毎日、使い捨てしていたら、それだけで経済的に破綻する。
別に風邪の症状があるわけじゃないので、ウイルスの心配はない…と希望的観測の上、週に一度か二度、洗濯し、日記にあるように、耳に掛かるゴム紐が千切れるまで愛用し続けるのである。
← ナスの花。綺麗な色だ。育ったら日除けも兼ね、裏庭に植えるつもり。
洗う際には他の衣料品と一緒であり、必要に応じて漂白剤も使う(使わないこともある)。
洗いあがって干したりすると、結構、見かけは綺麗である。
気分的には洗い立ての衣料品と同じ感覚で着用に及べる。
たまたまマスクは口や鼻の周辺に宛がうというだけで、身に纏う物の一種という感覚に近い。
というわけで(?)、風邪対策ではない。まして新型だろうと旧型だろうとインフルエンザ対策ではまるでない。
よって、マスクで風邪の予防というつもりもない。
喉や口内の乾きを少しでも防ぎたいだけなのである。
本来なら小生の場合、終日、マスクを使うべきなのかもしれない。
しかし、上記したような、呟き風の日記を書いたら、使い捨ての不織布製マスクがいいとか、「ガーゼマスクを使うときは、間に1枚ペーパータオルを入れておくと、使い捨てマスクに近いフィルター効果が得られる」だとか、どうしてもガーゼマスクを使うなら、煮沸消毒して使い回すのがいい、などなどアドバイスを戴いた。
→ 我が家の庭のツツジの花が今年は当たり年。一つの木の花が萎れても、次のツツジがパッと咲き出す。つつじの花の波だ。誰も見てくれないが…。
マスクがテレビで話題になるので、見ていたら、キッチンタオル(ペーパー)を上手く使って即席のマスクに仕立てる、なんて話題もあった。
さすがに(!)、一度も、マスクは洗って使いましょう、なんて言ってくれる番組はなかった。
マスクは使い捨てと相場が決まっているらしいのである。
使い捨ては、やはり常識なのだろうか。
小生のように少なくとも一ヶ月も使い続けるなんて非常識なのか。
ガーゼマスクでは、ウイルス対策にならないという。
それは、小生も別に調べたわけではないが、直感的にガーゼの外観からして、ウイルスは簡単にすり抜けられるなと感じた。
不織布だとすり抜けにくいだろうと(あくまで外観から)感じていた。
だから、今は不織布のマスクを日々、愛用している。
← アイリス? アヤメ?
が、不織布だと、外見は生地の肌理が細かそうでウイルス対策になりそうだが、すぐに効果が薄れるのだとか。
まして、小生のように、恐らく一つのマスクを一ヶ月以上も使い続けるとなると、いくら何度となく洗うといっても、インフルエンザ以外のウイルスの溜まり場になりそうだし、もっと大きな細菌の絶好の巣にもなりそう!
せっかくなので、専門家の意見もメモしておく。
「asahi.com使い捨てマスク 洗えばまた使えるの?-マイタウン兵庫」によると:
マスクは顔にぴったりフィットさせなければ効果が上がらないが、干したり繰り返し使用したりすれば形が崩れてしまう。また、手でもみ洗いなどすれば布の表面を損傷し、機能を維持するのは難しい。「洗ったり消毒したりしてマスク機能に影響を与えるなら、本末転倒でしょう」新型インフルエンザ対策に詳しい外岡(との・おか)立人・元小樽市保健所長は、「マスクにこだわるのは日本特有の習慣」と指摘する。今回も、メキシコでは政府がマスク着用を推奨したが、アメリカではほとんどマスク姿は見られなかった。「マスクで感染を防ぐなら、顔に完璧(かん・ぺき)にフィットさせ、ずれを直すときも表面に触ってはいけない。食事などで外すたびに捨てなければいけない。現実に、そんなことできますか」。そこまでしたとしても、マスクの感染防止効果には専門家の間でも意見が分かれるという。
やっぱり、たとえ、消毒したって、洗っての使いまわしはダメみたい。
そもそも新品でも手で弄ったりしたら、もう汚れてしまっちゃう!
それは分かっている。喉や口内の渇きさえ幾分でも和らげることができたらいい。重々承知の上でのマスクの愛用なのだ。
(09/05/27 作)
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コメント
トラックバックありがとうございます。
やいっちさんが洗って使っていらっしゃるのはガーゼマスクではなくて不織布マスクですか? あれが1ヵ月ももつことにびっくりです。
鼻や口の乾燥防止のためなら、その使い方で問題ないように思いますが……。私も睡眠中は口呼吸になりがちなので、冬はマスクをして寝ることもありますが、数日は同じものを使っていますよ。
投稿: Tompei | 2009/06/09 17:52
Tompeiさん
不織布マスクに出合ってからは、これ一筋。
一ヶ月以上は使ってます。
まあ、喉や口の渇き対策なので、ほとんど気休めです。
洗濯機で洗うと、見掛けは綺麗に見えるので、つい、紐が切れるまで使いたくなるんです。
風邪などの時は、…多分、違う対処すると思う?
投稿: やいっち | 2009/06/10 01:29