「ストイキツァ著『影の歴史』の影に戯れる」へ
「ストイキツァ著『影の歴史』の影に戯れる」をアップした。
← 「シャネルの香水 「エゴイスト (プラチナム)」のための広告、1994年」 本書の挿画で一番、気に入ったのが、このCM画像(動画の一場面)。といって、本書が化粧品や香水についての本、というわけではない。
意志を完全になくしてしまった後に残るところのものは、まだ意志に満たされているすべての人々にとっては、いうまでもなく無である。しかし、これを逆にまして考えれば、すでに意志を否定し、意志を転換しおえている人々にとっては、これほどにも現実的に見えるこのわれわれの世界が、そのあらゆる太陽や銀河を含めて、無なのである。
(アルトゥール・ショーペンハウアー 『意志と表象としての世界』(西尾幹二訳 中央公論新社)より)
こんな世界観についての哲学の本でもない。
上掲書を読んで、自らの存在感の稀薄さと、無や影の豊饒さ、リアルさを思っただけである。
だからこそ、美を描かんとする執念が駆り立てられるのかもしれない。
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