何を聞き取るかは、自分次第
「マリヴォー著『贋の侍女・愛の勝利』を切っ掛けに思い出話」をアップしました。
← 台所脇の内庭から表の庭へ続くツツジの道。今は通るのは小生だけ。せめて自分だけでも毎日、眺めてやらないと!
マリヴォー著の戯曲(喜劇)『贋の侍女・愛の勝利』の感想文を綴ろうとしたのだが、小生には荷が重かったようで、妙な思い出話(ですらない!)になってしまった。
→ 裏庭にひっそりと咲くツツジ。ここも場所が悪いのか、表通りに面しているのに、誰の目にも入らない。
沈黙の日々を送る小生には、戯曲や演劇の世界は遠い。
← 名も知らぬ小さくて地味な花だけど、誰かのために咲いているんだろうな。
思うことを思うがままに喋れるなんて、夢だなー。
→ 今日の午後、気づいたのだが、松の葉の根っ子の辺りに、泡のようなものが。何かの虫の卵?(コメント欄を参照のこと)
日々、庭の植物と接していて思うのは、木や草花って寡黙なのか、それとも饒舌なのかという小さな疑問。
← 最近、このブログで話題のキウイ。雄と雌の蔓が絡み合っちゃって、羨ましいほど…じゃない、鬱陶しいほどだ。
目は口ほどにモノを言う。姿形も口よりもモノを言っているんだろう。
→ 我が家の梅の木の実も成って成って。そろそろ収穫の時期だろうか。
何を聞き取るかは、自分次第なのだろう…。
(09/05/30 作)
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コメント
[雪降る日待てど暮らせどこんものか]トラックバックさせていただいたのをご連絡するのを忘れていました。当方のブログをトラックバック有り難うございました。
上の花は、ドクダミ!です。我が家にもはびこっています。いい匂い?――私は好きな匂いです――がするでしょ。なお、白い花びらのような4片は、「総苞」で、黄色いのが花です(植物学的には)。
たくさん生えているのであれば、お茶にしたり、天ぷらにしたりしてみてはいかがでしょうか。かなり前に天ぷらは試みましたが、はっきりとした記憶がりません・・・。
投稿: かぐら川 | 2009/05/31 11:09
白い泡のようなものは、その名もアワフキムシ(泡吹き虫)!という虫の幼虫の住まい(泡巣)だと思います。吸液害虫と言われますがマツの樹に害はないはずです。この虫の成虫は見たことがないのですが、セミの仲間(が、鳴かない?)ということですから似ているのでしょうか?。欧米では「カッコウの唾(Cuckoo-spit)」とも呼ばれるようです。
参照 http://pub.ne.jp/kakehi/
投稿: かぐら川 | 2009/05/31 15:26
「表の庭へ続くツツジの道」の表って例の駐車スペースになるんですか?
それにしても背景のベージュの壁と庭が上手く色合いが調和していて手入れもしていて綺麗ですね。いつもの写真の農家風の面影のある方と違って此方は町家風の感じで驚きました。
奥に見えているのは棕櫚ですか?北陸にしてはキーウイなどトロピカル風の植物が多いですね。やはりフェーン現象の富山か?
投稿: pfaelzerwein | 2009/05/31 17:15
かぐら川さん
ドクダミなんですね。
実は、裏の畑(ほとんど手付かず)の隅っこを借りて隣の方がドクダミを植え育てドクダミ茶を作っていたのです。
でも、高齢などでドクダミ茶作りは昨年から断念されている。
でも、ドクダミは去年も今年も育ちます。
そのドクダミが家のあちこちに咲くようになってきたのです。
製法は分からないけど、勿体無いし、ドクダミ茶作りに挑戦してみるかな。
かぐら川さん
またまた教えていただき、ありがとうございます。
アワフキムシなんですね。
調べてみたら、アワフキムシ科があって、その中にもいろんなアワフキ虫がいるみたい:
「アワフキムシ科画像一覧」
http://www.ne.jp/asahi/rhyncha/index/sam/aphrsam.html
松に巣(卵)を作ったんだから、マツアワフキなのかな。
「アワフキムシ科 Family APHROPORIDAE アワフキムシ科 (APHROPHORIDAE) - 10.」
http://pub.ne.jp/tb.php/1967293
この頁にはそれぞれの種の泡(巣)や成虫の写真が載っていて助かります。
泡巣って文字通りの名称ですね!
投稿: やいっち | 2009/05/31 20:02
自然が豊かな感じが伝わってきますね。
親が家庭菜園やガーデニングなどをやっていますが、
普段、なかなか気にとめていません。
(今はバラもきれいですが)。
いかに情報の感度が落ちているかを痛感しますね。
気づくことの重要性は実感しているのですが、
自分の求めている情報などにより得られる情報も偏る傾向もあります。
求めていない情報はノイズとしてはじいてしまうような。
この場合は(広い視野というよりは)
情報に合わせた繊細な感覚が
重要ということになるでしょうか。(周波数みたいな?)
記事を見ていたら自然と触れ合って
繊細な感覚を取り戻す必要も感じてきました。
ユーミンの歌にありましたっけ?
いろいろなものからメッセージが受け取れるといいですね。
投稿: 葉森木霊 | 2009/05/31 20:27
pfaelzerwein さん
>「表の庭へ続くツツジの道」の表って例の駐車スペースになるんですか?
その通りです。
写真には見えづらいけど、写真の奥の松や棕櫚の向こうに梅の木や、この前、角を破壊した入口があるわけです。
当然ながら、入口の向こうのベージュの壁は、道を挟んだ、我が家の庭とは向かい側にあるわけで、人様の家の壁です(残念ながら)。
キウイや棕櫚は、ずっと昔から(もう数十年)あったもの。
仰るとおり、フェーン現象の影響かもしれない。
でも、冬は少なくなったとはいえ、雪が降るのですが…。
温暖化で棕櫚は、これからの時期、北陸の地にあっても違和感がなくなってきます。
いっそのこと、バナナとかパイナップルを育てたい気持ちです。
投稿: やいっち | 2009/05/31 20:33
葉森木霊さん
いろいろありがとう!
相変わらず回文など、凄いですね。
小生は、もう、挑戦すること自体、諦めた。
作れない!
http://sensabanbetsu.blog.shinobi.jp/
家庭菜園とかガーデニングは、大概は年配者の楽しみですね。
小生にしても、父母が丹精籠めてやっていたときは、ほとんど見向きもしなかった。
今になって自分が曲りなりにやっていて、父母が関心を持たないのを失望の念で感じてしまうけど、文句は言えないですね。
いろいろあって、感性がどうしようもなく鈍磨しているようで、庭仕事も悪足掻きのようなものです。
誰にも関心をもたれなくとも、自分が関心を向けた対象(植物たち)だけは、その営為に多少なりとも応えてくれる、のではないかと淡い期待を持つしかないわけです。
徐々にでも、感性の賦活を願ってはいるのです。
ユーミンの、「目に映る全ての事はメッセージ」ってのは、素敵なメッセージだと感じます。
投稿: やいっち | 2009/05/31 22:02