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2009/04/02

今日はエイプリル・フールです!

だから、今日は日記などは書かないほうがいい。

何を書いても、きっとエイプリル・フールで、どんでん返しがあるに違いないとか、眉唾で読まれるに決まっている。
(…読んでもらえるだけ、嬉しいが)

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← 4月1日、氷雨の降る寒い一日となった。夜になって一層、寒さが募る。梅の木が凍えてる。

「エイプリル・フール」は、決して、四月は雨が降るって意味でもないし、「エイプリル」をフルに使いましょうという意味じゃない。

でも、新学期が始まるし、今年度こそフールに生きて、心機一転は期したい……が、今更、無理はしない。

「エイプリル・フール」は、日本語では「万愚節」と言われることがある。
どうやら中国での訳語が日本に入った気味がある。
中国では他に、「衆愚節」といった訳語もあるらしい。
但し、この場合は、「All Fool's Day」を直訳したのだろう。
中国にしては、芸のない訳だ。


江戸時代、「不義理の日」と称していたという説もある。
この日は、嘘を付いてもいいんじゃなく、浮気をしてもいい日だったのだろうか。
借金を帳消しに出来る日だったとか(尤も、翌日には帳面の記載が元に戻るらしいから、喜びも春の夢と儚く消えたようだけど)。

「万愚節(All Fool's Day)」の対語は、11月1日の「All Saint's Day(万聖節)」だとか。

「April Fools' Day」は万愚節」だけど、「April fool」となると、「今日、嘘に引っかかった人のこと」だとか。

ああ、そんな情けない奴にだけはなりたくない。

ただ、言えることは、嘘をつけるのは人間だけだということ。
犬や猿や猫は失敗はしても、嘘はつかない。

だから、嘘をつくって、いかにもヒューマンなことなのだ。


嘘吐きは泥棒の始まりというけれど、嘘をつけるってことは、人間に創造する能力があるってことの証明でもある!

でも、嘘はいけない。
なかなかきわどい、難しい娑婆に我々人間は生きている。

唯一、堂々と許される嘘は、だから童話や小説や芝居など、作り物の世界なのだ。
だから、我輩も創作が好きなのだ。

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→ お昼の「笑っていいとも」に小池栄子さんが登場。テレビ画像をデジカメで撮ってみたけど、うまく撮れなくてゴメンね。

ジャーン!! 結論]:
嘘のない世の中であってほしい…。けれど、嘘のない社会が実現した暁には、この世は消滅しているのかもしれない。
少なくとも人間という種族の社会は。

……なんて、偉そうなことは、エブリデー・フールの小生が言うようなことじゃないね。


以上は、下記からの抜粋です(…というのは嘘):
壺中山紫庵 万愚節(ばんぐせつ)

信じてクリックした人は、救われますよ。一日くらいは!
(この日記は4月1日に某所で書いたもの。この日記の内容の真偽について、書き手たる小生自身、一切、確かめておりません。)

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