縄文サンバにカエルコールに(後篇)
→ 「Make-a-Flake」(A snowflake maker by Barkley Interactive)なるお遊びソフトで作ったネット上の切り絵。模様(絵の形)に意味はない。思い通りにならなかったりするが、なかなか面白い。
田川ミメイさんのサイト(「sleepwalking@田川ミメイWeblogMook」)で、「Make-a-Flake」(A snowflake maker by Barkley Interactive)なるソフトの存在を知った。
使い方などは、「2005年01月11日 - sleepwalking@田川ミメイWeblogMook」へ!
ネット(PC画面)上で切り絵をやって、その完成品も画像で確かめられるというもの。
画面上の台紙を画面上のハサミで切るのだが、そのチョキチョキって音がいかにも紙を切るような感じを覚えさせ、形の意外性もあり、やっていくと嵌まりそう。
← これも、「Make-a-Flake」(A snowflake maker by Barkley Interactive)なるお遊びソフトで作ったネット上の切り絵。マウスで画面上のハサミを動かすのだが、慣れないとなかなか思い通りには動いてくれない。でも、数個、作っただけでまだ気分は楽しげ…のようだが、なかなか難しさを思い知らされる。
秋や冬の夜長にはこの遊びは、持って来いかもしれない。
「縄文サンバにカエルコールに(後篇)」
さて、以上が二月中(前回の読書拾遺以降二月一杯)に読んだ本。
下記は、今、読んでいる本。
→ スティーブン・オッペンハイマー著『人類の足跡 10万年全史』(仲村明子 草思社)
スティーブン・オッペンハイマー著『人類の足跡 10万年全史』(仲村明子 草思社)
「「オッペンハイマーは、現生人類の「出アフリカ」が、南ルートをとり、且(か)つ一回限りであったということを主張した科学者であるが、それによって、彼は、多地域進化説の根底にあるヨーロッパ中心主義(ヨーロッパ人はクロマニヨン人の子孫であるというような)や人種差別主義が無根拠であることを証明した」といった本。本当に証明が定説となっているかどうかは微妙だが、なかなか刺激的。
本書に付いては、小生には紹介する時間も能もないので、下記のサイトにお任せする:
「かわうそ亭 悲しみの門を出よ」
「かわうそ亭 悲しみの門を出よ(承前)」
篠田謙一著『日本人になった祖先たち DNAから解明するその多元的構造』(NHKブックス)
『日本人になった祖先たち』は、『人類の足跡 10万年全史』とほぼ同じ頃に出た本だが、遺伝子(ミトコンドリアなど)情報と解析に基づいていながらも、随分と、足跡(ルート)の説が違うことが興味深い。
この本、前に読んだような気がすると思いつつ、借りたもの。
帰宅して、読み出したら、ホントに再読だった。
でも、二冊を比べつつ並行して読むのも乙なもの。
当然のことながら、一昨年、本書を読んでしまっている小生には、「「日本人になった祖先たち」の周辺」といった拙稿がある。
関連する拙稿に「海部陽介著『人類がたどってきた道』」や「堤隆 著『黒曜石 3万年の旅』」などもある。
これは内緒だが、読んだかな、どうだったけなー、うーん、読んでないよなと思いつつ借りた本に、フランク・シェッツィング著の『知られざる宇宙 海の中のタイムトラベル』(鹿沼博史/訳、大月書店)がある。
帰宅して、本をパラパラ捲ったら、あれ? 読んだこと、あるぞと、ネットで調べる。
…ああ、案の定だ、読んでるよ、それもほんの一年前だぞ、だった。
ちゃんと、感想文も書いている:
「知られざる宇宙 海の中のタイムトラベル」
← 富山県小矢部市で今年も創作ダンスである「縄文サンバ」を踊ったりする、「踊ろう、縄文サンバ」銘打ったイベントが行なわれる。小矢部市には、「桜町遺跡」という名の、「縄文時代全期間におよぶ遺構や遺物などが出土」する縄文遺跡がある。特に、「渡腮(わたりあご)仕口」と呼ばれる加工方法が、定説より二千年以上も以前にあったことが確認されたことで有名。まあ、町おこしの一環で、こういった催しが考えられたわけである。「桜町遺跡でみつかった部材と復元高床建物」などを参照。
しかも、スピンオフ的に、「海の宇宙ステーション:シーオービター」なんてのも、書いている。
やばいなー。記憶力、相当、減退してる。危機的だ。
面白い本だったから、もう一回、読んでもいいけど(やはり、再読にしても早すぎるか)、今、貸し出し予約中の本が7冊あり、そのうちの4冊が既に図書館にスタンバイとなっているようなので、再読はまたの機会にする。
こういった日記を綴るのは、自分が本をより印象深く読むためであったり、本を読んでスピンオフ的に、ネットという武器などを使って、何か調べてみたくなった時でもあるが、実際はというと(正直に言うと)、何かの本を借りる際、あるいは借りようとする本を検討する際、過去に読んだかどうかを(ネット検索などで)チェックするためでもある ? !
ホント、最近は、ほんの数年前に読んだ本さえ、記憶があやふやになっている。
読んだかな、まだかなと思いつつ、借りて読み出したら、ありゃ、これ読んだじゃん。それも、二年前に! ってことが頻繁になってきた。
悲しい現実である。
→ 「出土した部材をみると「渡腮(わたりあご)仕口」「通しほぞ」「包込(つつみ)ほぞ」「相欠(あいか)き」「貫(ぬき)穴」など今日の木材加工の手法に用いられているものが使われていたことが分かってきました。これらの部材加工法を用いて軸組図が分析され、高さ6メートルもの復元高床建物が小矢部市で復元されました」! 「桜町遺跡でみつかった部材と復元高床建物」参照。上掲の「縄文サンバ」を踊る子供たちの画像と共に、「NHK 富山放送局 イブニングアクセス富山」のテレビ画像(27日)である。
しかも(!)、読んだのは間違いないのだが、時に本文の大半の部分が、新鮮に読めたりする!
誰かの冗談(皮肉)に、記憶力を失ってしまえば、興味や関心は基本的に記憶力とは関係なくあまり変わらないし、人間性もそんなに変わらない)こともあり、一冊の本があれば、目にする度に新刊本に(少なくとも読んだことはない本に)思え、相当な読書家であっても、十分、読書欲を満足させられるってのがあったが、なんだか、地でいっているような…。
(09/02/28 作)
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コメント
ご紹介、ありがとうございますー♪
やいっちさん、「センスの悪さを痛感した」なんて言っていたけれど、全然そんなことないじゃないですかー。芸術的だし独創的!やっぱり美術が好きな人はセンスあるんだなぁ、と、あらためて思いました。
この2冊、面白そうですねぇ。確かに並行して読むとより面白そうです。海の中のタイムトラベルも興味あるなぁ。でも実はこういう本って読むのにすごーく時間がかかってしまうんです。で、つい積読になってしまったり。速読をしたいとは思わないけれど、こういう本をさくさく読める能力があればいいのに、と、いつも思います。
>読んだかな、まだかなと思いつつ、
ありますよねぇ。そういうこと。たしかにブログなどに読んだ記録があると、こういう時助かりますよね。あたしは書くのも遅いので(やれやれ)、読みおわったときには「書きたい!」と思うのに、そのまま日にちが経って結局書き損ねてしまったり。やっぱり、書きたいと思ったときにすぐに書いてしまわないとだめですね。やいっちさんを見習わなければ~。
投稿: ミメイ | 2009/03/03 23:58
ミメイさん
切り絵の模様、見ていると、なんだかロールシャッハテストの模様のように見えてくる。
その時の気分次第で、いろんなパターンが読み取れるようです。
それと、万華鏡の映し出す画面でもあるような。
確かに面白い遊び道具です。
本は、残念ながらさくさくは読めない。大抵、ほんの数頁、読むと、瞑想に耽ってしまう。
それに、面白い言葉や知らない用語、素敵な絵を見つけたら、それを糸口にしたブログ記事を仕立てたりする。
もう、読書そっちのけになっちゃう。
だからこそのブログでもある!
さて、今、読んでいるのは「海の中のタイムとラベル」です。
そう、昨年、それこそ一年前に読んだのを再読している。
まあ、次の本を借りたくても、所用が多くて、図書館へ足を運べなくって、という情けない理由なのですが、まあ、面白い本だからでもある。
書き手はドイツのベストセラー作家だし、彼の本(本書の姉妹編で物語「シュヴァルム」)は去年か今年、ハリウッドで映画化されることが決まっているとか。
600頁以上の本だけど、再読の値打ちがあるってことですね。
投稿: やいっち | 2009/03/04 00:57