早くも夏支度 ? !
気が早いというか、昨年夏の暑さに懲りたというべきか、今日、小生の居住する部屋の窓に日よけを取り付けた。
そう、我が部屋には朝日は差し込まない代わり、西日がきつい。日中も容赦ない日差しに苦しめられる。
← これってウグイス? 鳴き声は日々、聞こえるけど姿が見えなかった。やっと撮影に成功したと思っていい?
一方、冬の寒さは、厚着と石油ファンヒーターで何とか乗り切ったが、暑さ対策は課題のままである。
昨年の夏、エアコンを買おうかという話がなかったわけではないが、何しろ貧乏暮らしの我が家だし、自分さえ暑さを我慢すればいい、それより乏しいおカネは新しいテレビを買う足しにすればいいと思ったのだ。
買って何年になるテレビなのか分からないが、画面が真っ暗で、カラーテレビのはずが、ほとんど白黒テレビの状態だった。
小生などは新しいテレビが欲しいとは思わなかったし、画質へのこだわりはないのだが、父母、特に母の弱視を思うと、テレビをこの際、デジタル対応のものに変更しようと思ったのだ。
それはまあいいとして、エアコンはお預けとなった。
昨年も、夏は簾(すだれ)を窓の外に垂らして少しでも西日を和らげようと足掻いたものだった。
今年も、エアコンは買えそうにないので、掛簾(かけず)で対応するしかないのだ。
(ちなみに、「日差しを除ける、あるいは、目隠しにする為などに、掛けて(吊して)使う」「すだれを、掛簾(かけず)と呼」ぶらしいが、今日、設置したのはまさに、「掛簾」。実は、廊下(縁側)の内側にも簾が置いてあって、これは内掛けと呼ぶらしい。)
気が早いというのか、羹に懲りる性分というか、暑さに辟易して参ってしまったので、冬の真っ盛り、それこそ正月早々の頃から、通販のカタログやら新聞の折込を眺め渡し、あるいは家庭用品のショップに行った際に日よけに役立つ商品を物色してきた。
でも、可能な限りカネを使わないという前提に立つと、選択肢は限られるし、かといって、小生には知恵がない。
→ 合計で5枚の思いっきり中古の簾をシュロ紐で取り付けた。ボロボロの簾なので、千切れて落ちそう。何とか今夏だけでも持って欲しい。
結局、昨年使った年代モノの簾にお出まし願うしかないという結論に至ったのである。
但し、昨年よりは多少は丁寧に家の出窓の庇や雨樋の金具にシュロ紐で括りつけた。
台風ほどの風だと分からないが、大概の風には昨年のように吹き千切られることもないだろう(と思う)。
小一時間も作業に要したろうか、さて茶の間に戻ってのんびりしようかと思ったら(父は入院中、母は今日は日中、リハビリ施設にお世話になっている)、古新聞やダンボールなど資源ゴミのことで近所の方とひと騒動。
何処へ持っていけば、ようやく分かり、小学校へ新聞を自転車で持ち込んだ。
その帰り、近所を見て回って、ふと気づくことがあった。
それは、近所で雪吊りを今以てやっている家は一軒もないこと!
我が家だけ!
これはやるっきゃない!
← 雪吊り外ししていたら、上空をジェット機が。脚立の上だったけど、慌てて松の上の飛行機雲を撮影。
一休みする暇も有らばこそ、次は雪吊り外し作業に取り掛かった。
小生に雪吊りなんて洒落た真似はできるはずもない。
雪吊り自体は、近所の(父の)知り合いの方にやってもらっている。
近所の庭仕事を一手に引き受けておられる方。その方は入院中。
そんな情報がどういう経路で耳に入ったのか、もう、我が家も含め、庭仕事を請け負いますという売り込みの人が営業に回っていた。
商売人というのは嗅覚が凄いものだ。
無器用な小生だが、雪吊りを外すことくらいはできる。
昨年もハシゴを使って、怖い思いをしつつ、一人でやりきった。
今年だって、いや今年こそ、本当に一人でやりきるしかない。
昨年は家には父が居たが、今年は父は入院中。
もし、作業中、ハシゴから落っこちても、あるいは終日、誰も気付かないだろうという可能性が大きい。
→ 雪吊りが外され、松も身軽になり、ホッとしているみたい。
だから作業は慎重にやらないといけないのだが、そこはせっかちな小生である。
計画性など皆無の小生である。
能あるタカは爪を隠すというが、能のない小生は無能を曝け出すしかない!
簾取り付けにも使った、ジュラルミン製(?)の脚立の段や上に登り、あるいは松の枝や幹に縋りつつ、怖々、手にするノコギリで縄の縛り目を切り裂いていく。松の枝などを傷つけないように。
何箇所も縄が松の枝に結びつけられて居る。
脚立を何度も移動させながら、手をメイッパイ伸ばしつつ、目に縄の切り屑が入りそうなのを涙を流しながら避けつつ、口から屑や埃を吸い込みそうなのを堪えつつ、懸命になって作業を黙々続けた。
簾取り付けと古紙持参と雪吊り外しの作業に合計、三時間を費やしてしまった。
普段、碌に運動しない小生のこと、クタクタである。
その上、炊事もあるし、今日は洗濯も三回はやったし、買物へも行ったし、リハビリ施設へ届け物をしに行ったし、督促の手紙が来ていて、父の買物の支払いへも行く羽目になったし、これは自分の用事だが、図書館へも行った。
← 所用を済ませて帰宅の途上、母校(小学校)の校庭を通りかかった。放課後や休日など、一人で校庭でプールの壁を相手にピッチングなどをして遊んでいたっけ。手前の枝は桜。今にも芽吹きそうだった。
夜になって一服…と思ったら大間違い。
リハビリ施設から戻った母の入浴後の着替えを洗濯しないといけない。
夕食のため、味噌汁作りから最後の皿洗いまで。
日中の暖かさも今夜か明日には寒くなりそうなので、母の部屋の石油ファンヒーターのタイマー対策もしないといけない。
こういう日々って、充実した生活ということだろうか。
内実はというと、自分の明日など考えられない。
父が退院したら改めて今後のことを相談しないといけないが、どっちにしたって経済的なことも含め先の展望などありそうもないのである。
参考:
「スーパーのレジにて」
「汗水垂らして御簾(みす)のこと?」
「夏座敷…風」
「団扇に絡むエトセトラ」
「冬座敷に隙間風が吹く」
「掛簾」
(表題に「早くも夏支度 ? !」と「?」を付しているが、このサイトに拠ると、「3月の声を聞くと、すだれの時季の到来となる事をご承知下さい。春や秋は、紫外線も強く、かえってすだれの有効性が高い季節なのです」とのことで、必ずしも時期早々ではなく、今のうちから簾を設置することはむしろ適切なのかもしれない!)
(09/03/21 作)
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