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2009/03/14

母のことなど…今後の方針

 夕方から春の嵐。
 風雨が凄い。
 夕方、父のお見舞いに行くのを取りやめた。

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→ 昨日(木曜日)の朝の空。風雲、急を告げているかのよう。

 そんな風雨の中、夕方近く、母がデイケアセンターから帰ってきた。

 茶の間の椅子にどっと腰を落とした瞬間、母は、お父さん、何処、行ったがけ、と訊く。

 一瞬、戸惑う。

 父の入院のことは、何度も話題にしたし、母の目の前で父の入院の準備をしている。
 父も母に入院の話をしている…はずだ。

 朝、寝室から食事に茶の間に出てくると、開口一番、お父さんは、と訊く。

 昼にも。

 まだ帰ってこんがけ、とも。
 
 まだ、と答えると、

 のんびり、しとんねー、だって。

 何処、行っとんがいね、と訊く。

 戸惑いつつも、病院だちゃと答える。

 病院けー、病院、行っとんがけー。

 まさか、母、認知症?

 今日が何曜日か、分からないのは仕方ない。
 ほとんど寝ているのだし、テレビの画面は、かすんだ目にはよく分からないようだし、音声も、よほど大きくないと聞こえない。
 ただ、今日が何曜日かは、日に何度も話題にしているのだ。
 母が尋ねるから。

 母は、週に二度の病院(リハビリ施設)通いが億劫でならないのだ。
 それでいて、施設での入浴が楽しみなのだが。

 その入浴も施設のお医者さんの判断で、断念を迫られる機会が増えている。
 少ない職員で大勢の施設利用者の面倒を見ている中で、加減の弱っている母(の入浴)は負担になっているのである。
 団体での入浴じゃなく、個別の訪問入浴などを利用する必要があるのかもしれない。

 その他、リハビリ施設や介護の方針も、そろそろ再検討を迫られつつある。

 順調に行けば、父が来週にも退院する。
(父のお見舞いに行って、母のことを尋ねられたことは一度もないのは、何故?)
 となると、父母二人を相手に苦闘するのは目に見えている。

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← 木曜日。パンジーを10株、植えた。母はこの花壇を見つつ、リハビリ施設へ往来する。でも、体調もあって眼中にないみたい。
 
 今朝、月命日でお坊さんがやってきた。地域には似たような人が多いらしい。
 この前まで働いていた人が入院したよ、なんて話を聞くと、身につまされる。
 
 先行きは予断を許さない。
 可能な限り、いろんな人に相談して、今後の方針を考えないといけないだろう。
 とにかく、自宅を中心にしてのリハビリ生活は続く。
 予感だが、父母は結構、長生きしそう!

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