「ボクの猫」へ
この頃、妙な夢を見る。
いい年をした私が、何故かあの頃のボクになっている。大人になってしまった今の私のような、幼かったあの頃のオレのような、宙ぶらりんな自分が、長いような、短いような旅をする。
夢の中のボクは子供なのか五十路となった大人なのか、自分でも分からない。
きっと、私は何歳になってもボクなのだろう。
旅…といっても、迷子になった<ボク>が彷徨っているだけなんだけど、夢の中のボクにとっては心の旅に違いない。
その夢には何故か、必ず猫が登場する。
それが一番、私には不思議だ。私には猫に絡む思い出などない。猫を飼ったこともない。
なのに、どうして猫が現れるのか。
(ボクの猫 続き)
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