今年もインコの季節?
今年もインコの季節、という表題にしようと思ったけれど、今ひとつ、見かけたのがインコなのかどうか覚束なくて、表題の最後に「?」を付すしかない。
木曜日だったか、野暮用で近所のドラッグストアーへ自転車を駆って買物に行ったら、その道すがら、ある知り合いの家の塀の上や植え込みに十羽近くの鳥たちを見かけた。
→ マスコットキャラクターの「利長くん」 「利長くん(としなが-)は、2009年9月13日に開町400年を迎える、富山県高岡市の開町400周年記念マスコットキャラクター。モデルは加賀藩2代目藩主前田利長」であり、「2009年2月から仮想国家「立山連邦王国」の初代大統領に就任している」! (画像は、テレビのニュース「立山連邦・建国1ヶ月会見」画像から)
ヒヨドリよりは小さい。ツバメほどの大きさ。
色合いは、羽も含め全体的に白っぽくて頭部は黒っぽい。
昨年の二月だったかに見かけたインコたちと同じ群れだろうか。
ただ、昨年はもっと水彩絵具の明るい水色といったふうで色鮮やかだった。
一年のアウトドアライフ、ホームレス生活を経て、色合いが褪せてしまったのだろうか。
あるいは、去年見たのとは、違う種の鳥なのか。
昨年は、あまりに色鮮やかな鳥たちの集団を自宅の庭先に見て、ええ、我が地にこんな鳥たちが生息しているの、と、軽いカルチャーショックを覚えた。
小生のこと、その感動(?)を「キジも鳴かずば打たれまい」といった雑文に仕立てている。
父の話だと、前年に飼っていたインコが集団で逃げ出したという騒ぎがあったとかで、そうしたインコたちを見かけたのではという。
← 環水公園のバードサンクチュアリーでは多数の水鳥たちが水と戯れている。
なのに、表題に「インコ」の名を出さなかったのは、その爽やかささえ感じさせる水色の鳥たちを見て、最初に浮かんだ名前がキジだったという不明を恥じてのこと。
その後、何度かインコ(といっても、本当にインコなのか、自信がない)たちの姿を見かけたが、とうとう一羽も一度も撮影に成功しなかった。
鳥たちの撮影に至っていない鳥というと、ウグイスが今、小生の悩みの種。
先日来、朝、起きて茶の間や台所に来ると、ウグイスの「ホーホケキョ♪」という鳴き声を耳にする。
けれど、まだ一度も姿を見る機会に恵まれていない。
声はすれども姿は見えず、なのである。
もう、何日もそういう口惜しい、もどかしい状態が続いている。
こうなったら、撮影はできずとも、姿だけでも拝ませてもらいたい。
ほとんど祈るような、懇願するような気持ちである。
→ これは昨年3月、環水公園のバードサンクチュアリーにて撮影したもの。「帰郷して初めて散歩した」参照。
小生は高校を卒業と同時に富山を出た。
以後、36年間、盆や正月などに帰省するだけで、富山で数日以上の滞在は、昨年になってやっと。
富山市にあって、そんなに市街地の中心部というわけではないが、かといって田圃や畑がそこそこに残っているとはいえ、郊外というわけでもない土地。
富山駅から歩いて二十分ほど。
車なら数分か。
そんな場所なのに、帰郷して気づいたのは、野鳥の種類の多さ。
高校時代までは、スズメにカラスにハト(当時はそんなにいなかったかも)にコウモリにタカ(かトンビ)くらいはいたが、ヒヨドリやその他、名前の分からない(けれど多分、地元では珍しくはないはずの)鳥たちをこれだけ見かけるとは思いも寄らなかった。
今年も鳥たちの出没に気を揉む日々が続きそうだ。
どうせなら、鳥たちに翻弄されるほど、たくさん姿を見たいものである。
まあ、アルフレッド・ヒッチコック監督の『鳥』(とり、The Birds)までは望まないが!
← 月曜日、庭の隅っこ、垣根の上にちょこんと止まっているのを見かけた。名前は分からない。他にも、白地に黒の、スズメほどの小鳥もよく見かける。
ただ、ツバメは滅多に見かけない(但し、ツバメの巣は昨年までのアルバイト先で日々、見かけていたが)。
コウモリも(多分)見ていない。
もっとも、夕方になると、家の前の田圃や畑の上空を鳥の影が縦横に旋回し飛び回るのを見ているが、あれがもしかしてコウモリなのか、確認しきれていない。
悲しいかな、目(視力)も若い頃ほどにはいいとはいえず、夕暮れ時に空を飛来する鳥の影を追いきれない。
姿形を見極めることができないのだ。
→ 近所のブロック塀の上などで見かけた鳥。インコだろうか。
今年も鳥たちの出没に気を揉む日々が続きそうだ。
いっそのこと、翻弄されるほど、沢山の鳥たちの姿を見たいものだ。
アルフレッド・ヒッチコック監督のホラー映画『鳥』(とり、The Birds 原作は小生の大好きな作家ダフネ・デュ・モーリアの『鳥』)などのような怖い思いはしたくないが。
(09/03/20 作)
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