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2009/02/06

夜中は映画三昧 ? !

 最近、夜中にテレビを見るのが唯一の楽しみになっている。
 録画しておいて、父母が寝静まってからゆっくり。

 ただ、表題に偽りがあるわけではないが、夜中は映画三昧、但し、映画館ではなくテレビで、という但し書きが付くのがちょっと寂しい。

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→ 5日の朝、近所の畑に止まっているのをこっそり撮影。前日に引き続いてのお出ましだ。

 その中では、『疑惑』が秀逸だった(「テレビ朝日|疑惑」参照)。
 これは映画ではなく、テレビ用のドラマなのかもしれないが、まあ、固いことは抜き。

 昔…、何年前になるか覚えていないが、桃井かおりが鬼熊(おにくま)こと「白河(鬼塚)球磨子」を演じる、小生の好きな野村芳太郎監督の手になる映画を観たことがある。
(野村芳太郎監督の『砂の器』は、わざわざ映画館で観た…というより、腰の重い小生を映画館に運ばせるような力のある映画だった! あと、『八つ墓村』や『鬼畜』などなど、どれもいい。)
 もう、四半世紀以上も昔かもしれない。

 野村芳太郎監督版『疑惑』では、桃井かおりがもしかして地なのかもしれないと思わせる悪女ぶりを熱演していて、一時期、とことん桃井かおりが嫌いになった。
 役の上だと分かっていても、あまりに堂に入っているので、顔を見るのも嫌になる、それほど、真に迫る演技だったということなのだろう。

 今回は弁護士役が田村正和で、鬼熊(おにくま)を沢口靖子が演じ、さらに、トリックスター的存在(ジャーナリスト)として室井滋が力演していた。
 室井滋の演技が見事で、我が富山出身の数少ない女優さんなのに、あわや嫌いになりそうだった ? !
 彼女こそ、芸達者な女優さんなのだろう。

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← 『マーキュリー・ライジング』(監督: ハロルド・ベッカー 1998年 米) 「偶然政府の機密情報システムを解読する暗号を解いた少年を命がけで守るFBI捜査官の闘いを描いたサスペンス」だが、やはりブルース・ウィルス頼りの活劇。

 沢口靖子は、でも、稀代の悪女を演じるにはちょっと??だった(桃井かおりと比べて、ということではないのだが)。
 なんたって、鬼熊(おにくま)は女子高生の頃、色白で(これはまあ、沢口靖子さんも十分、色白だ)、その上すらりとした…ということで、目立っていたというのだ(そういう回想シーンもある)。
 でも、沢口靖子さんは(美少年剣士のようなボーイッシュな)美人だけど、身長が際立つというわけではない。

 尤も、美人というのは体型も含めての話で、体のバランスがいいと、顔が小顔だったりすると、一人立っていると、すらっとして見えるってことはある。
 やはり、ドラマ的には、その女は悪女だと、誰しもが(当然、ドラマを観ている我々も含めて)思え、憎たらしくてならないふうでないと困るわけで、その点、沢口靖子さん(が演じる鬼熊)は、根はいい人なんだと最初から思えてしまいがちなのである。

 田村正和…。年齢と経験を重ね、いい味を出していた。
 刑事ドラマ『古畑任三郎』役や眠狂四郎役などの印象が強い田村正和だが、に一皮剥けたというところか。

 それはそれとして、さすが松本清張原作のドラマは、中味が濃い。
 凡百のサスペンスドラマとはレベルが違う。

 昔の野村芳太郎監督作品と比べようとは思わないが、テレビドラマとしては見応えがあった。

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→ 『アルマゲドン』(マイケル・ベイ監督 1998年 米) 「小惑星の接近で滅亡の危機に瀕した地球を救うべく宇宙に旅立つ男たちの死闘を描いたヒューマン・アドベンチャー」なのだが、映像の美しさを楽しむべきかもしれない。

 映画「アルマゲドン」を観た。
 監督は「ザ・ロック」のマイケル・ベイ。
 途中、(録画なので)若干、早回しもしたが、まあ、可もなく不可もなく。

 設定は面白いし(小惑星の地球への飛来や衝突というのは、十分、ありえる!)、映像もCG技術の向上もあって綺麗だが、映画としてはどうだろう。
 脚本のせいなのかもしれないが、主役のブルース・ウィルスに依存しきった凡作としか思えなかった。

 そうえいば、やはりブルース・ウィルス主演の映画「マーキュリー・ライジング - Mercury Rising (1998年)」も、「アルマゲドン」の前に観た。
 こちらは映画として、ドラマとして(あくまで「アルマゲドン」との比較の上で)出来が良かった。

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← 映画「アルマゲドン」のワンシーン(テレビ画像をデジカメ撮影)

 でも、ブルース・ウィルスは、小生にはやはり、「ダイ・ハード - Die Hard (1988年) 」であり、もっと言えば、「こちらブルームーン探偵社 - Moonlighting (1985年~1989年) 」だ。
 このドラマを夜中に観るのが楽しみだった。相手役のシビル・シェパードとの掛け合い漫才的トークが楽しみだった。
 その前に、ブルース・ウィルスは、「特捜刑事マイアミヴァイス - Miami Vice (1984年)」にも出ていたらしい。
 この刑事ドラマは、多分、シリーズもので、小生は(再放送で?)好んで見ていたはずだが、当時、ブルース・ウィルスが出ていたという記憶がない。
 主役が代わってからのものを見ていたのか。

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→ 『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』(監督:ゴア・ヴァービンスキー 2003年 アメリカ)

 ジョニー・デップ主演の「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」も観た。やはり映像はCGの力を使っていて際立っているけど、映画としては退屈で、途中で観るのをやめた。
 ジョニー・デップの演技はシリアスな中にコミカルな持ち味が上手い具合に出ていて、ああ、この映画は彼で持っているんだと思った。
 でも、最後まで観る気にはなれなかった。
 まあ、『コンゴ・ジャーニー』なんて本を読んでいると(こちらはせいぜい、十数年前のアフリカ・コンゴ)、ヨーロッパの海賊が跋扈した時代の未開の地なんて、海上も含め遥かに暗黒の世界のはずなのに、何か漫画チックで、貴重な夜の時間を割いて観ているのがアホらしくなってしまったのである。

(09/02/05 夜半過ぎ作 文中、勝手ながら敬愛の念を籠め、敬称は略させていただきました。)

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コメント

身近な鳥の名前がわかったら、世界が少しひろがるのになぁ、と思う日々ですが、これは腹のオレンジ色からしてジョウビタキではないでしょうか?。
立春の普羅詣でにお誘いしようかなと思って、このページにアドレスを探しているうちに、当日になってしまいました。(今、「銀嶺庵」のページにアドレス見つけました。)また何かの機会に・・・。

投稿: かぐら川 | 2009/02/07 22:22

かぐら川さん

帰郷して、庭仕事、畑仕事の日々だったりで、東京暮らしとは大違い。

以前は、サンバの追っかけだったのが、今じゃ、身の回りの動植物が撮影の対象。

その意味で、動植物の名前が分かると随分、世界が違って見えるとつくづく思います。

ジャングルじゃないんだし、そんなに多くの種類があるわけじゃないし。
なのに、分かるのはほんの一部。

過日は、ヒヨドリを教えてもらい、今度はジョウビタキ!
名前が分かるって(分かる人も)感動です。


メールアドレス、そういえば、簡単には分からないようですね。
知りたいという要望もあまりなかったので、無頓着でした。

かぐら川さんがあの町に来られたことはブログで読んで知っていました。
残念。
小生、もう少し、積極性が必要ですね。

昨年も、オフ会の話があったのに、流れてしまって…。

投稿: やいっち | 2009/02/08 01:02

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