縄文サンバにカエルコールに(前篇)
最近、読書拾遺的な日記を書いてないような気がすると、調べてみたら、多分、「読書以前のつまらない話」が最後のような気がする。
が、この小文などは、借りた本が(自分の思っていたものとは)違う本じゃないかってことで、すったもんだしたのだから、読書拾遺とは言い難いのだが。
→ 我が家の玄関先に鎮座する陶製の親子カエル。「行ってらっしゃい」や「お帰りコール」をする。小生の働きぶりを一番よく知っていてくれる。いったい、何年前からここにあったのだろう。せっかくなので、綺麗にしてあげたよ!
その後に書いた、「オースターそしてブレイクロックの月(前篇)」(や「オースターそしてブレイクロックの「月光」(後篇)」など)は、その頃、読んでいたポール・オースター著の『幻影の書』に絡むものだから、広く言えば読書拾遺の範疇に入るやもしれない。
まあ、テレビドラマ『相棒』から『鑑識・米沢守の事件簿』がスピンオフするようなものか(…ちょっと無理があるか)。
となると、厳密には読書拾遺も、まして読書感想文の類いなど、半月以上、どころか三週間ほど、書いていないことになる(但し、なんらかの形で言及はしていることもある)。
まあ、家庭内がゴタゴタしていて(母に続いて父までが…)、通常の日記さえ、碌に書けない状態だった(し、今も)から、仕方ないのだが。
実際、途切れ途切れに本を読む、合間合間にパソコンに向かう(いつ、父母からコールがあるか分からない)ので、なかなか読書に集中できない。
音楽さえ、聴き入ることが難しい(そういう気分になれない)。
愚痴ばっかりになりそうなので、以下、今月(二月)に読んだり、今、読んでいる最中の本の書名だけ列挙する。
レドモンド・オハンロン著『コンゴ・ジャーニー 上』(土屋政雄/訳 新潮社)
レドモンド・オハンロン著『コンゴ・ジャーニー 下』(土屋政雄/訳 新潮社)
呪術が今も生きているアフリカ奥地。<文明人>には、アフリカのジャングルなど、未開の極であり、未知の病原菌や動植物も含め、驚異と脅威の暗黒領野だが、このジャーナリストの狂人的な新奇への好奇心こそが、現地の人たちからしたら、理解不能で怪物的な所業としか思えない。
大航海時代以来の数百年、何が白人らを<未開>に駆り立てるのか。
安住の地を精神的にも生活の場としても更地にされ、壊滅的な打撃を受ける現地の人の目線。
先住民らには、白人こそが呪術者なのかもしれない。
先住民から見た、彼らには摩訶不思議な力を持つ理解不能な白人像を描いたら面白いだろうな。
「「コンゴ・ジャーニー」へ」参照。
ポール・オースター著『幻影の書』(柴田元幸/訳 新潮社)
小生には発見。彼の小説などを読むという楽しみが生まれた。
サイモン・シン著『ビッグバン宇宙論 上』(青木 薫訳 新潮社)
サイモン・シン著『ビッグバン宇宙論 下』(青木 薫訳 新潮社)
結局、上下とも再読した。やはり、新鮮でもあり、いろんなエピソードを教えてくれ、それ以上に語り口が上手い。
類書を何冊も読んできたので、大よその歴史はしっているつもりだけど、改めて思い知らされるのは、発見や洞察は誰かの功績ではあるけれど、その一段認識のレベルを上げる過程においては、様々な(一般人には知る機会のまずないような)科学者が沢山、関わっていること。
いつも思うことだけど、アインシュタインもだけど、ニールス・ボーアの洞察なんて凄すぎる。
→ 岡田 温司【著】『フロイトのイタリア―旅・芸術・精神分析』(平凡社)
岡田 温司【著】『フロイトのイタリア―旅・芸術・精神分析』(平凡社)
高校二年の時からフロイトの本を読み出して、訳本は手当たり次第に読んできた。
そんな自分からすると、着眼点は面白いけど、物足りなかった。イタリア(ローマ・ギリシャ)の文化など、もっともっと突っこめるはずなのだが。
→ 『フランス現代作家と絵画』(吉川 一義 岑村 傑【編】 水声社)
『フランス現代作家と絵画』(吉川 一義 岑村 傑【編】 水声社)
時間の余裕があれば、スピンオフ的にあれこれ書きたくなった章があった。
それにしても、プルーストはまだ現代作家なのか。
ジャン・ジュネにとってのミケランジェロの章は、ジュネファンでもある小生には面白かった。
また、ジュネを読みたくなった。
同時に、ミケランジェロの凄さを初めて(ほんのほんの一端だけど)知ったような気がした(あくまで気がしただけだが)。
← 橋本 毅彦【著】『描かれた技術 科学のかたち―サイエンス・イコノロジーの世界』(東京大学出版会)
橋本 毅彦【著】『描かれた技術 科学のかたち―サイエンス・イコノロジーの世界』(東京大学出版会)
「ダ・ヴィンチが残した飛翔機械の絵、デカルトが考えた人体の仕組み、ヒマラヤから送られた植物のスケッチ、ゲーテが賛美した雲の形態学、顕微鏡下に現れた雪の結晶」などなど、どれも興味深い。
拙稿「自分の体で実験したい!」なども覗いてもらえたらと思う。
科学者という<人種>に感動すること請け合い。
ポール・オースター著『ムーン・パレス』(柴田元幸/訳 新潮社)
本書については、「オースターそしてブレイクロックの月(前篇)」(や「オースターそしてブレイクロックの「月光」(後篇)」など)を参照願いたい。
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