東京タワー…沸騰都市東京のシンボル(後篇)
→ いかにも冬の北陸そのものといった昨日の富山の曇天。沈鬱。でも、地にある人(男)は、お山の大将的な人が多かったりする。女性は働き者で元気な人が多い。
[本稿は、「東京タワー…沸騰都市東京のシンボル(前篇)」の続篇です。]
← もう時効だろうからいいだろうけど、浜崎あゆみさんや池上季実子さんなどなど数々のタレントさんにも乗っていただいた。画像は、テレビCMの一シーン。
その三田通りも、最後の一軒(当時、札の辻交差点に三田警察署があった、その対面にその家があった)の立ち退き交渉も終わり、更地になり、三田警察署も引越し、道路も片側二車線となって、随分と風景が変わった。
道路が片側二車線になって、道路がまさに国道一号線の名に値する幅広さと整備された歩道などになって、札の辻交差点から東京タワーのある芝公園への見通しがよくなった。
そういえば、そろそろ片側二車線の工事も終盤に近付いたある日の夕方、例によって田町駅から駅前の繁華街を抜け、白金方面へ向かったとき、ある撮影現場に遭遇した。
駅前の繁華街の最後の交差点、それは三田通りに面しているのだが、その変則三叉路(慶応大学三田キャンパス近くの大きな交差点近く)の角に、誰やら恰好いい男が立っている。
男前。
随分、気取っているな、と思ったら、俳優の川崎麻世さん。
まさに撮影の真っ最中なのだった。近くにカメラクルーなどスタッフがいた。
まあ、三田界隈に限らず港区などで撮影現場に遭遇するのは80年代早々からしばしば経験しており、珍しくない(西部警察やシティドラマなどなど)。
→ 「NHKスペシャル|沸騰都市 最終回 TOKYOモンスター」 (「NHKスペシャル|沸騰都市(全8回)」より)
それからしばらくして、小生が撮影現場で見かけたその光景がそのままテレビの一場面となっていたので、印象的だったのだ。
テレビドラマでは小生の(車の)位置からはその俳優を通じ、東京タワーが視界に入る。
いい絵になるので、せっかくだから所持しているデジカメで撮影したかったが、生憎、実車中なので、我慢するしかなかった。
その俳優の川崎麻世さんが気取っているのも(というより自意識過剰気味だったのも)、実は役柄やドラマの設定上、まさに必要だったのである。
調べてみたら、ドラマは、「相棒Ⅴ第六話「ツキナシ」」(2006年11月15日放送)で、ちゃんと関連情報がネットに載っている:
「水谷豊/寺脇康文「相棒」ロケ地」の「永田沙織(渋谷琴乃)が東京タワーの写真を撮影した道路」
これは共犯者が隠蔽(偽のアリバイ作り)のための証拠写真を撮った道路となっているが、当然、俳優さんも違う時に同じ場所に立っていたわけである。
まあ、そんなエピソードとも言えない小さな零れ話もあったりする。
(ドラマ「相棒」ファンなので、ほぼ全て、見ているはず!)
← レインボーブリッジ。首都高速であり、一般道であり、歩道でもある…が、自転車はダメ。何回、渡ったか知れない。
以前は、道幅が狭く、せっかくの東京タワーも、道路からは頭が見えるかどうかだったのが、道路の拡幅が終わってからは、車や歩道から東京タワーがほとんど全体像が窺えるようになったのだ。
それこそ、パリの凱旋門ではないが(といっても、行ったことはないが)、田町駅などから三田通りに入った途端、(向きを間違えない限り!)東京タワーがドーンと視界に入るわけである。
特に夕方以降、町の灯りも灯る頃になると、東京タワーもライトアップされ、(時期やイベントによって違うが)夏は青色、それ以外の時期はオレンジ色(というか、本体がオレンジ色なので、白色灯で照らされるとオレンジ色のライトが照射されているように見えるのだが)にライトアップされる。
大概のビルは、夜、窓に灯りが付いたとしても、他のビルが背景にあるだけだが、東京タワーは、そもそも芝公園の高台にあるので、根元から天辺までオレンジ色の輝きが夜の闇を背景に際立って、それこそ燦然と輝いて見える。
当然、夕方から夜に掛けては、幹線道路だから、車の波は絶えない。
東京タワー方面へ向かう車は真っ赤なテイルランプ・ストップランプの帯が続き、逆方向は、ヘッドライトの明かりの帯が続いている。
そして、小生も小生が乗っていた車も、そうした光の洪水の一滴だったわけである。
(09/02/24 作)
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