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2009/02/21

車の汚れは黄砂のせい?

 昨日もだが、今朝も、新聞を取りに玄関に出てビックリ。
 車がやらたと汚れている。
 昨日の朝は、主に後部ドア付近が泥んこ汚れ状態。
 玄関脇にある雑巾で拭って、ひとまず大丈夫ということで、外出。

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→ 金曜日の朝。朝露に濡れる梅の木、そして梅の花。

 今日の汚れは車全体が汚れている。
 頭から泥水でも被ったような、悲惨な状態。
 夜半にトイレに立った時に、小窓を開けたら、昨日の雨が雪に変わっていた。
 幸い、予報ほどには平野部は降らず、積雪は数センチもあったかどうか。
 その雪も朝方には上がり、小雪がちらほら降りつつも、空には青空も垣間見える。
 早朝には車もうっすら雪化粧だったが、その雪もあっさりと溶けてしまう。

 溶けたはいいが、その下からは、車のボディ全体が薄汚れていたというわけである。

 昨日は車が部分的に汚れていたので、誰かに悪戯されたのか、それとも、精米に行った際に、どこかで泥跳ねしてしまって、汚れたのか、真相は分からないままだった。
 しかし、今日の汚れで、最早、疑うべきは地上の誰彼ではない。

 気のせいか、空気も真冬の頃のような透明度を感じない。風もないのに、春霞のような、靄(もや)っているような、よく言えば、吸う空気や見通してみる空気に厳しい冷たさや、手や肌を切る酷さを感じさせない代わりに、何か冬の日の澄明さが薄まった感じがする。

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← 昨日は、何故か家の周辺でスズメをよく見かけた。あのスズメたちだろうか

 そう、やはり、黄砂。

 天気予報では花粉症が飛び交い始めているというニュースが伝えられていたが、黄砂の話はなかった。
 あるいは聞き逃したのか。
 それとも、黄砂ってのは小生の早とちりであって、車などの汚れの原因は他にあるのか。

 そうそう、汚れが車全体だったとしても、実はその汚れが我が家の車だけであったとしたら、黄砂ってことは考えにくくなる。
 実を言うと、我が家の車だけなのかどうか、確かめるため、ちょっと近所の青空駐車となっている車の状態を探ってみた。
 どうも、年のせいか、疑り深くなっている。
 猜疑心が強くなるってのは、身心が弱まっているからだと聞いたことがあるが、何処か弱気の虫が疼いているのか。

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→ あれこれ雑事を片付けて、夕方近く、一週間ぶりに銭湯へ。すると、ANAの旅客機が。神通川の直上を河口から中流付近にある富山空港へと遡上しているのだ。

 やはりだ。案の定である。我が家だけではなく、青空駐車の車はみんな泥んこ汚れ状態である。
 雪解けで泥濘む道路、それも部分的なりとも土の道、少なくとも土が道路に零れている状態の道を走って、車全体に泥を被った、といった状況でもないと、あんな風には汚れない。
 しかも、どの車も屋根のない駐車場に止まっている車はみんな汚れているのだ。

 他に周辺全ての車の屋根などが汚れる理由が考えられるだろうか。
 
 ニュースでは黄砂の話題が出ていない。
 ネットで「雨 雪 黄砂」をキーワードにして検索して調べてみた。
 すると、「河野美代子のいろいろダイアリー 出雲です。雪と黄砂の歓迎でした。」というブログが上位に浮上した。
 日付は「2月12日」である。

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← 銭湯の帰り、夕焼け空を見たくて回り道。日は既に沈んでいて、淡い茜色の空。銭湯へは自転車を駆って行ったのだが、ジャケットも羽織らずとも大丈夫の寒さ。

 ブログ日記の表題にあるように、「出雲です。雪と黄砂の歓迎でした」で、「出雲に着くと、まったく雨も雪もなく、ほっとしました。でも、風が強く、また出雲から平田方面を見ると、かすんでいます。何?これは春霞?と話していたら、これは黄砂だそうです」とある。
 
 やはり、黄砂が飛来し始めているのだろう。

 まあ、近日のうちに黄砂の話題も天気予報か一般のニュースかで遡上に登ってくるに違いない。
 例年に比して多いのか少ないのか。
 それに、黄砂が近年、質的に劣悪になってきているとも聞く。
 黄砂の歴史は、中国では紀元前千年以上も昔からなのだという

 花粉が飛び交い、春の風で埃だって巻き上がり、その上、黄砂が舞って、人間達はキリキリ舞いだ。
 
 それでも、寒さに弱くなってしまった小生には、春の訪れは嬉しいし、待ち遠しいのである。

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→ 銭湯から帰ってきたら、六時を回っていて、藍色の空に一番星が鮮やかだった。

黄砂関連拙稿:
黄砂…地球環境の主役?!
黄砂に抱かれて草むしり!
黄砂に吹かれて
快川紹喜…心頭滅却の意味如何に
春の塵…塵の河

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コメント

拙日記のタイトルも「さらさらと雪ふり、のち黄砂」です(笑)。

この黄砂雪は、夜~朝方に降ったものではなく、午前中に短時間さらさらと降った雪のようです。というのは、朝、車にうっすら積もった雪を除けたのですが(8時頃)その時はまっさらの雪でした。それが、正午に気づいたら車はどろんこでしたから。

投稿: かぐら川 | 2009/02/22 02:03

かぐら川さん

やはり黄砂が降ったんですね。
朝方は(確か八時頃)車にうっすら雪化粧。
一見したところ、純白。

その後、黄砂雪が降ったのでしょうか。

降る雪に黄砂が混じっていた場合は(濃度にもよるのでしょうが)気付くのかどうか。
外見は綺麗なのかな。
外見じゃ、わからない。
とにかく車が汚れてしまった。
当然、吸う空気も。草木も屋根もみんな。
黄砂が肥料になればいいんだけど、有害な成分(中国で撒布する変な農薬など)が混じっているという話もあるし、心配。

黄砂雪が降るなんて。
黄砂って一時に濃度が高いときがあるんですね。

車、汚れたままです。
雨、降ってくれないかな。黄砂の混じっていない綺麗な(?)雨。

投稿: やいっち | 2009/02/22 09:42

お久しぶりです。腰痛で沈んでおりました。
黄砂嫌ですね。
「黄砂に吹かれて」なんてのんきに言っていられませんね。
温暖化により、砂漠化が進んでいる現実。
大陸からは、おっしゃる通り有害な化学物質も一緒に降ってくる。
雨だって大陸側は酸性雨の影響が大きい。
ブログお引越ししました。

投稿: さと | 2009/02/25 18:27

さとさん

腰痛、辛いですね。小生にも経験があります。
もう、ショック療法(?)で直しました(多分、直ったと思うんだけど)。

黄砂、年々、性質(たち)の悪い成分となっているよううですね。

数年前まで酸性雨が日本でも話題になっていたのが、黄砂のアルカリ成分の御陰(?)で中和されているのでは、という皮肉な現象もある、という話も。
どっちにしても、雨もだけど、埃も、できるだけ被らないようにしないといけないみたい。
花粉に黄砂。ダブルパンチです。

前のブログ、トラブル続きでしたね。
今度のブログは入りやすい。
もう、早速、書き込みさせてもらいました!

投稿: やいっち | 2009/02/25 20:31

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