そして誰もいなくなった
→ ヒヨドリが今や定位置ともいえる柿の木に止まった。台所の勝手口からは数十メートルは離れている、多分、我が家の畑の隅っこにあったはずの柿の木。今朝のことだ。いつもの君かな?
← この柿の木は、この地に住み着いた父の祖父の代に梅の木と共に植えた木の1本で、今は寂しい余生を送っている。ヒヨドリ君が慰めてくれている…それとも、鳥たちの止まり木として最後の奉公をしている…などとと感懐に耽っていたら、そこへもう一羽、ヒヨドリが。
→ 二羽は、お互いを意識し合い…、見つめ合い……。これなら、やがて二羽は熱い抱擁を交わすかも、なんて期待していたら。
← まずいことに、そこへ三羽目のヒヨドリが。
→ 三角関係か…。これは厄介なことになったなと思ってたら、画面には入っていないけど、四羽目もやってきて、収拾がつかなくなった。
← これでは二進も三進もいかないと思ったのか、一羽、飛び立ち…。
→ さらに一羽、飛び去っていって…。
← 残った一羽、あれれ、君まで行っちゃうのって、呆気にとられて見送っている。
→ 最後の一羽は、いじけちゃって、そっぽを向いてしまった。大丈夫、ボクが見つめててあげる…。君だけは飛び去らないでね。そして誰もいなくなった、なんて嫌だよー!(09/02/13作)
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