« 『フェイド・アウト』から十年 | トップページ | 「雨上がりの夢想」へ »

2009/02/13

そして誰もいなくなった

2009_0211071003tonai0022

→ 昨日は暖かくって、白猫殿も庭やら畑などを徘徊。密かに横向きかこちら向きになるのを待ってたけど…。

2009_0211071003tonai0023

← 撮影するカメラの小さなシャッター音に気付いたのか、一瞬、ピクッと反応したけど、背を向けたまま姿を消してしまった。

2009_0212071003tonai0023

→ ヒヨドリが今や定位置ともいえる柿の木に止まった。台所の勝手口からは数十メートルは離れている、多分、我が家の畑の隅っこにあったはずの柿の木。今朝のことだ。いつもの君かな?

2009_0212071003tonai0030

← この柿の木は、この地に住み着いた父の祖父の代に梅の木と共に植えた木の1本で、今は寂しい余生を送っている。ヒヨドリ君が慰めてくれている…それとも、鳥たちの止まり木として最後の奉公をしている…などとと感懐に耽っていたら、そこへもう一羽、ヒヨドリが。

2009_0212071003tonai0033

→ 二羽は、お互いを意識し合い…、見つめ合い……。これなら、やがて二羽は熱い抱擁を交わすかも、なんて期待していたら。

2009_0212071003tonai0035

← まずいことに、そこへ三羽目のヒヨドリが。

2009_0212071003tonai0037

→ 三角関係か…。これは厄介なことになったなと思ってたら、画面には入っていないけど、四羽目もやってきて、収拾がつかなくなった。

2009_0212071003tonai0039_2

← これでは二進も三進もいかないと思ったのか、一羽、飛び立ち…。

2009_0212071003tonai0040

→ さらに一羽、飛び去っていって…。

2009_0212071003tonai0041_3

← 残った一羽、あれれ、君まで行っちゃうのって、呆気にとられて見送っている。

2009_0212071003tonai0042

→ 最後の一羽は、いじけちゃって、そっぽを向いてしまった。大丈夫、ボクが見つめててあげる…。君だけは飛び去らないでね。そして誰もいなくなった、なんて嫌だよー!
                                 (09/02/13作)

|

« 『フェイド・アウト』から十年 | トップページ | 「雨上がりの夢想」へ »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

駄洒落・戯文・駄文」カテゴリの記事

富山散歩」カテゴリの記事

写真日記」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: そして誰もいなくなった:

« 『フェイド・アウト』から十年 | トップページ | 「雨上がりの夢想」へ »